グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ク行
 > グラディエーターII 英雄を呼ぶ声の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

グラディエーターII 英雄を呼ぶ声

[グラディエーターツーエイユウヲヨブコエ]
Gladiator II
2024年上映時間:148分
平均点:6.40 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-11-15) (公開中)
アクションドラマアドベンチャーシリーズもの歴史もの
新規登録(2024-09-16)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2025-01-24)【Cinecdocke】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督リドリー・スコット
キャストデンゼル・ワシントン(男優)マクリヌス
ペドロ・パスカル(男優)アカシウス
コニー・ニールセン(女優)ルッシラ
デレク・ジャコビ(男優)グラックス
ティム・マキナニー(男優)スレックス
ジョセフ・クイン(男優)ゲタ帝
フレッド・ヘッキンジャー(男優)カラカラ帝
武内駿輔ルシアス(日本語吹き替え版)
大塚明夫マクリヌス(日本語吹き替え版)
山寺宏一アカシウス(日本語吹き替え版)
沢海陽子ルッシラ(日本語吹き替え版)
宮野真守ゲタ(日本語吹き替え版)
梶裕貴カラカラ(日本語吹き替え版)
岩崎ひろし(日本語吹き替え版)
青山穣(日本語吹き替え版)
山路和弘マキシマス(アーカイブ映像)(日本語吹き替え版)
出演ラッセル・クロウマキシマス(アーカイブ映像)
原作ピーター・クレイグ(原案)
デヴィッド・スカルパ(原案)
デヴィッド・フランゾーニ(キャラクター創造)
脚本デヴィッド・スカルパ
音楽ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影ジョン・マシソン
製作デヴィッド・フランゾーニ
リドリー・スコット
ダグラス・ウィック
ルーシー・フィッシャー
製作総指揮ローリー・マクドナルド
ウォルター・F・パークス
配給東和ピクチャーズ
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術アーサー・マックス(プロダクション・デザイン)
衣装ジャンティ・イェーツ
編集クレア・シンプソン
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.復讐心を胸に抱いた一人の剣闘士が、さまざまな敵との闘いに勝ち残り、ついにシリーズ最終戦を迎えるというプロレス的サバイバルは、前作で充分に描きつくされ、完結しているので、もうこの後何をやっても蛇足にしかならないのだけど、蛇足には蛇足の味わいがある、というのが続編映画の醍醐味。
前作の後日譚、という位置づけですが、前作の主人公マキシマスからの繋がりを軸に置きつつも全体的には、ローマ帝国自体のその後、その斜陽自体を描いたような作品となっています。今回も一人の剣闘士にスポットを当てつつも、必ずしも前作のマキシマスほどの存在感は示しておらず、どちらかというと群像劇としての性格が強まったようなところがあって。
今作でもド迷惑な皇帝が登場するも、今回は二人に増殖。カラカラ帝・ゲタ帝の時代。映画の中で「悪」を体現する二人だけど、二人であるがゆえに、悪としての求心力よりは、バランスを欠いた危うさを感じさせ、悪よりも「退廃」のムードが濃くなっています。
主人公はローマを呪い、二人の皇帝を呪いつつも、その最大の矛先は自分たちにとって直接の侵略者である将軍アカシウス。主人公とアカシウスとの対立関係、というのがこの物語においても重要な要素となっていて、映画冒頭の戦闘シーンがまさにそれ、スペクタクルとしては最大の見せ場になっているし、中盤の二人の対峙は、わたし個人的には一番盛り上がった場面。
さらにそこに、マクリヌスなる怪しげなオッサンの暗躍が絡んでくる。演じるはデンゼル・ワシントン、かつては優等生的な役を任されることが多かった彼も、こんなタヌキ親父を楽しげに演じる時代になったんだなあ、などと思ったり。ニヤっと笑った顔が、人懐っこいような、しかし腹に一物ありそうな。だけど彼の表情を読ませないような撮影のシーンも多く、謎めいた人物として表に裏に登場し、物語をかき回します。
今回の作品でもまた、主人公がいくつかの闘いに臨む訳ですが、そこに登場するのがどういう訳か、「人間ではないもの」が多く、サルだか宇宙生物だかよくわからんヤツだったり、まるで恐竜みたいなサイであったり、模擬海戦でまるで罰ゲームのネタのように仕込まれたサメであったり。「んなアホな」感があるのもまあ、確かなんですが、動物頼り、ということで、前作ほど人間自体が強くないというか、マッチョ感が薄れた印象があり、こういう部分でも末期的、退廃的なものを感じさせます。
とは言え、混乱の中、ローマ帝国はまだまだ続く。3作目は無い、とは思っているのですが、さて、どうでしょうか。
鱗歌さん [映画館(字幕)] 7点(2024-11-30 06:59:51)
2.《ネタバレ》 まず冒頭の前作のあらすじ動画が素晴らしい。簡潔だけれどアート的でもあって、でも前作の流れはクリアによみがえる。で、本編。対立構図が単純だった前作と比べると、政治劇の要素も濃くなり、そこでデンゼル・ワシントンが素晴らしいくせ者っぷりを発揮しています。あまり明確には語られないけれど、おそらく元奴隷でそこから権謀術数を駆使して這い上がってきた男。ただ権力が欲しいというよりは、「この世界のありよう」に対する復讐や破壊衝動みたいなもののほうを強く感じる。彼の行動の数々は、ローマ帝国を「終わらせる」ことを目的としてきたと考えると、いろいろ腑に落ちる。一方で、主人公ルシアス=ハンノは、それでもこの世界に可能性を見出したい人で、その対比が見事なラストでした。ただ、ルシアスは勝利したとはいえ、ここから帝国の「再興」はほぼ不可能でしょう。もう腐るところまで腐ってしまった指導者たち、倫理よりも刺激を求める大衆、そこでハンス・ジマーをバックに「夢」を語ったところで、どこか空しく響いてしまう。熱血歴史劇っぽいのに、ラストの寒々しい感触は、リドリー・スコット御大の真骨頂だったと思います。

ただ、前作と今作の大きな違いは、この間に『ゲーム・オブ・スローンズ』という文字通りの「ゲーム・チェンジャー」が存在してしまっていること。ドロドロ政治劇も、絡み合う復讐心も、痛そうな剣闘(これはむしろ元祖は前作だが)も、憎たらしいサイコな若い皇帝も、どうしても既視感が先に来てしまう。コロッセオでの船上戦(文字列だけだと何言ってるかわからない)とか、びっくり映像はあるけれど、2作目でありかつGOT以降ということで、新鮮な驚きは少ないままでした。あと、ハンノがルシアスであろうことは観客もみんな知ってる(公式もそう言ってる)のに、物語中ではそこは「謎」っぽく扱われて、何をどこまで誰が知っているのかがはっきりしないまま、物語が進んでいくのがなんだか居心地が悪い。だいたいルシアスがマキシマスの子であることは前作では匂わせていたけど明言してたっけとか、マキシマスは妻と実子のいる天国へみたいなラストだったのに、天国でマキシマスも複雑な心境なんじゃないかと余計なことまで考えてしまった。
ころりさんさん [映画館(字幕)] 7点(2024-11-21 07:42:06)
1.《ネタバレ》 数年前にこれを製作すると聞いたときの感想は、「無茶な企画するなあ。駄作の爆誕まちがいなし。」でした。
しかし、それほど悪くない出来だったと思います。
確かに、あまりにもご都合主義的な話の展開だったこと、コロッセオのバトルシーンからリアリティがほとんど失われてしまったこと、軽率なお母ちゃんの行動が危機を招くプロットが二番煎じだったこと、悪役と主人公両方の考えが終盤まではっきりしないため、ラストのカタルシスがちょっと物足りないこと、などのマイナス点がありました。
しかし、ほとんど不可能と思われるこの企画をまずまずの物語に仕上げた力量には素直にプラス1点です。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 7点(2024-11-21 00:48:51)
別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.40点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5110.00%
6550.00%
7330.00%
8110.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人
chart

【アカデミー賞 情報】

2024年 97回
衣装デザイン賞ジャンティ・イェーツ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2024年 82回
助演男優賞デンゼル・ワシントン候補(ノミネート) 
シネマティック&Box Office業績賞 候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS