19.《ネタバレ》 約20年ぶりくらいの再見。捕虜の中の誰がスパイだったのかとか、細かい部分はすっかり忘れていて、初見の時と同様に全盛期のホールデンの男の色気に魅了されつつ、ワイルダーの職人技を堪能しました。前半はスター、ホールデンの魅力に頼らずあくまで捕虜の中の登場人物一人として点景として扱っている点も好感を持ちました。後半の脱走に至るサスペンスフルな展開も申し分なし。ただなあ・・・前観た時も思ったんですが、やっぱりベティ・グレイブル狂のアニマル君と、その相棒の凸凹コンビの扱いにあまりに尺を取り過ぎてるのがもったいないんだなあ・・・。彼らのシーンを幾つか削れば、もっとソリッドな秀作になったと思います。特にクリスマスのダンスシーンとか内容もないのに長すぎる。話は変わりますが、昨日、一年通して久々にフルで観た大河ドラマ『麒麟がくる』最終回でした。好きな戦国時代のハナシ、みごたえがあって面白かったんですが、ここでも尺を取りすぎて、全体のバランスを著しく崩してしまっていた登場人物が何人か見受けられ・・・。ドラマの感想等で既にさんざん語られてるので誰とは言いませんが。コロナ禍でいろいろと製作状況が厳しかったことは理解できるんですが、彼らのシーンを2~3割削ればもっと良い大河ドラマになったと思うんですがね。これももったいない。映画のDVD鑑賞後、たまたま昨日の最終回を観たので、つい、同じような事を思ってしまいました。描写のバランスってホント難しいですね。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-02-08 22:04:03) |
18.《ネタバレ》 これはなかなか面白かったです。舞台劇らしく閉じた環境での人間模様をコミカルに描く。 さすがはビリー・ワイルダー。収容所では娯楽が何もないですから、音楽は最高の楽しみの一つなんだろうなぁと。 みんなで賑やかに歌い上げたり行進したりするシーンはとても印象的でした。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-26 14:11:21) |
17.《ネタバレ》 古い映画だがなかなか楽しめた。 たまに手に入る卵。申し訳程度に浸したティーバッグのお茶ではなく、薫り高い紅茶を。密造酒ではなく上等の酒を。遠くから眺めるロシアの女兵士ではなく・・・ 現在、どんなに幸せな環境で生きているかを再確認できるだけでも、収容所モノは時々見るべき映画である、と自分に課している。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 7点(2019-03-23 23:58:44) |
16.「戦場にかける橋」とはずいぶん違う、なんとも自由な収容所に驚き。なまじ解放されてふたたび戦場に戻るより、いっそ戦争が終わるまでここにいたほうが安全で楽しいんじゃないかという気さえします。 それはともかく、今から見るとちょっと間延びしたところもありましたが、そこそこ楽しめました。終盤の謎解きはいささかあっさりでしたが。 どこかで見たことがある顔がいるあと思ったら、「おはようフェルプス君」ではないですか。実はこれが本作における最大の喜びでした。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-07-16 01:03:11) (良:1票) |
15.2012.03/15 3回目鑑賞。若かりし頃感動し見た記憶あり。でも今見るとちょっと違うのではと感じる。国民性の違いとはいえ過酷な題材の割りにアメリカ流の軽さとタッチには疑問でー1点。2015.07/07 4回目鑑賞。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-13 17:35:57) |
14.収容所が舞台だと、陰惨だったりキツかったら嫌だなあと身構えてしまう私ですが、ビリー・ワイルダーは捕虜いじめに精を出すといったことをしないので、お気楽なコメディーになっててひと安心。ラスト手前までほんと楽しかったのだけど、スパイの処遇には突如として戦争のダークサイドが顕れてびびった。なんかリンチみたいじゃん。キツイなあ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-27 23:58:22) (良:2票) |
13.脱走ものとサスペンス要素をうまく組み合わせた娯楽作品。 タイトルからガチガチの戦争映画をイメージしがちも、この内容なら戦争ものが苦手な人でも楽しめるんじゃないかと。 もともとが舞台劇ということで、なるほどなという作りだが、捕虜の人数が多いので、物語の核となっているある謎をラストまで引っ張らせ、緊張感を持続させてくれます。 コミカルタッチのシーンは、個人的にもう少し削って欲しかったなという感はあるけど、十分な満足感を与えてくれる作品だった。面白い。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-02 11:12:14) |
12.《ネタバレ》 いわゆる戦争モノが苦手なアタシ、この映画もずっと敬遠してたんだけど…そんな必要なかったわね。 アニマル&シャピーロのコンビには終始笑ったし、男どもが手に手を取り合ってダンスしてるシーンなんてとっても微笑ましくって。 …スパイもジェームズ・ボンドみたいのだったらステキだけど、プライスみたいに人の信用を裏切って平気な顔してるフレネミータイプは…ホント勘弁してほしいわ。 大体プライスってアメリカ生まれのアメリカ育ちなのにドイツ系移民だからってことでナチスに寝返ったんでしょ? アメリカにもちょっとくらい恩義があるんじゃないの??とか思っちゃうアタシが甘っちょろいのかしら…。 ところであのスパイ、『スパイ大作戦』のピーター・グレイブスだったのね! そう言われれば確かに面影あるわ、ウン。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-20 15:02:09) |
11.《ネタバレ》 脱獄ものでも戦争映画でも人間ドラマでもない、微妙な立ち位置の収容所もの。一応「ミステリ×コメディ」なんだろうけど、どちらから見ても微妙さは残る。 ■コメディとしては、笑えたシーンはヒトラーのモノマネとペンキくらいか。逆にミステリーとしては解きようがない。だから前半はいきなり二人死んでいい感じの流れながら、かなりだれてる印象。 ■むしろ犯人が分かった後のサスペンス的な展開の方がいい。でもだとしたら前半思い切り短くして、早めから犯人明らかにした方がよかったかと。さらりと逃げていってしまうところも狡猾で抜け目ない。タコ殴りにしてしまったがゆえにあそこはどうしようもないわけで、殴られても殴られ損にしないというか、むしろそこまで読んでいたのかと思うぐらいでホントに抜け目がない。 【θ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-10 00:29:47) |
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10.《ネタバレ》 この監督らしく、ユーモアがあり各人物も個性的で、複数のエピソードを飽きさせることなく見せてくれます。スパイ捜しかと思いきや正体は勝手にわかり、唯一正体を知るセフトンを中心としたサスペンスになりますが、これが利いている。元々舞台劇だったということで動きは少ないのですが、それが気にならない面白さ。ただ、まとまりがよすぎて今ひとつこれというポイントに欠ける憾みがあります。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-02 21:14:22) |
9.ちりばめられたギャグは楽しんで観ました。サスペンスものとしては大脱走と比べると弱いですね。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 7点(2008-12-31 19:18:46) |
8.《ネタバレ》 本筋の話は見事な運びで素晴らしい。セフトンがスパイでないのはすぐにわかったのだが、その後の緊迫感ある展開は見事。ただ、この作品におけるコメディが微妙。アニマルはユーモアあるキャラであったが、何の象徴としての存在なのか。悪いとは言わないがこの一連のシーンは冗長に感じた。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-26 23:47:44) |
7.ウィリアムホールデンがスパイの訳ないとは思っていましたが、いい緊張感で観る事ができました。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-18 18:50:35) |
6.《ネタバレ》 期待が大きすぎた。 いくらなんでもあの電気のサインはどうなんでしょうか。 |
5.牧歌的というかやや荒唐無稽なストーリー。当時の捕虜収容所ってこんなに自由だったの?と思わせる楽しそうな捕虜生活。もうちょっとシリアスな話かと思ってたけど予想を裏切られました。肩の力を抜いて楽しめる作品。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-07 22:35:24) |
4.「大脱走」を観たとき、「何でドイツ軍もアメリカ兵もこんなに能天気なんだ?」と疑問を抱いたのですが、ジュネーブ条約があったからなのですね。 【K】さん 7点(2005-03-01 23:10:37) |
3.《ネタバレ》 戦争物を題材にした映画も、ビリーワイルダー監督の手にかかれば巧妙な会話劇になる。捕虜収容所という閉鎖的な空間の特質を活かした脚本はとても面白かった。彼の作り出す世界の中は、いつも人間的な直球の感情で溢れ、いつまでもここに浸っていたいという前向きな虚無感を抱かされる。今回は他の作品と比べて、そこまででもないかなという感じがしました。音楽が秀逸、ラストの口笛に痺れました。 【ラナ】さん 7点(2005-01-18 00:13:22) |
2.戦争映画というのはただ愛国心をかきたてようとするものも多いのだがこの映画はそれだけではなく一人一人の登場人物がうまく描かれていたと思う。 【HK】さん 7点(2004-11-29 01:21:18) |
【STYX21】さん 7点(2003-11-13 20:44:43) |