9.中野良子さんのファンであり、彼女の出演作品(これが少ないのです)を求めて本作品にたどり着きました。内容をまったく知らず、タイトルの響きから、なにやら艶めかしくワクワクドキドキ系なのかな、と勝手に想像&期待していたのですが・・・思ってたんと違う。 あと、【みんな嫌い】さんのあらすじに「◆千葉葛西の平和な一家を~」とありますが、葛西は一応東京です。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-10-10 23:31:22) |
8.《ネタバレ》 この映画のおかげで破傷風って病気をガキの頃からインプットされ、なまじ泥遊びも迂闊に出来ないし、破傷風に限らずちょっとした傷口から菌が入るのは怖いなと思わされた映画です。 まさに菌(悪魔)に乗り移られたエクソシストですよね。 当時、主役の女の子の歯を食いしばっての『イィ~~ッ』ってのを学校やらで皆真似てた気がする。 しかし、小さい子が苦しんでいる姿は本当に居た堪れなく見ていられなかっただけに、回復してからの第一声『チョコぱん食べたい・・・』には涙してしまいました。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-07-06 16:06:46) |
7.《ネタバレ》 破傷風って、こんなに恐ろしい病気だったのですね、、、知りませんでした。まず特筆すべきは、女の子の迫真の演技です。「イイィィィィィィィィィィぃぃぃぃぃ!!」と叫び声をあげて、口から血を出しながらのけぞる姿はまさしく「エクソシスト」そのものです。病を患い、その病気と闘う一家のヒューマンドラマなのに、その様相はまるでホラー映画という異色の出立ち。他に類を見ない作品で深く記憶に残ります。注射を刺したり、歯を取ったりと、見ているこっちの体までウズウズして追いつめられていくような、そういう精神的な怖さがある。1980年の映画ということで、団地も病院も洋服もなにからなにまで古くさく、映像表現もアナログで(たとえば夢のシーン)、途中ロボットを使ったシーンも含め、その古さが今見るとより一層怖いんですよね。こういう年代物の古さが醸し出す雰囲気というのは、今の映画で真似しようとしても作れない。どんどんと精神が病んでいく両親の演技も見もの。ラストは確かにあっけない終わり方で、その点に不満を持つ方もいると思いますが、これはあくまでも「ホラーの衣をまとったヒューマンドラマ」なので、そういうバッドエンディングは本当のホラー映画に任せておけばいいんです。女の子の「チョコパン食べたい」には心底ほっとさせられました。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-20 20:14:35) |
6.《ネタバレ》 全体を通じてなかなか力が入っており、特に子役の少女の気合の入り方は驚嘆すべきであるが、結局、中身としては発作→救命措置が繰り返されるだけであって、単調な感は否めない。主演が渡瀬恒彦というのも、どこか常人離れした雰囲気が漂っていて、「どこにでもいるお父さん」の雰囲気が削がれている(こういう役は、勝野洋とか本田博太郎で見てみたかった)。中野良子が女医役にあまり合っていなかったのも意外。などと言いつつも、光の刺激を避けるために病室内は常時真っ暗という前提条件をフルに生かした作品世界の統一性(逆に、数少ない外のシーンが何とも眩しい)は強烈だったのでこの点数。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-13 02:32:53) |
5.《ネタバレ》 ああ~女の子、死ななくて良かった・・・と心から思った。 突然の病魔に少女も、その両親も極限まで追い詰められます。あまりにも過酷で生生しいです。恐怖映画の域に達してると言っていいでしょう。ああ~歯をペンチで抜かないで~~! 【次郎丸三郎】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-06 11:28:40) |
4.《ネタバレ》 破傷風の怖さと、闘病する幼女の圧倒的演技に”卒倒”しました。また、壮絶な看病を通して、親子とは言えキレイ事だけでは割り切れない、人間のエゴと愛情の葛藤を、生々しく効果的に描いていました。 あのラストは賛否が別れそうだけど、隠れた邦画の名作だと思う。 【もえたん】さん 7点(2003-12-20 16:50:15) (良:1票) |
3.破傷風かかった少女の闘病記なんですけど・・・怖い、下手なホラーより怖いよ!破傷風の病状ってほんとにあんななんですか?恐ろしい。「イーーーッ(少女の声)」トラウマになりそう。泥遊びなんて恐ろしくて出来ませんね(わたしはすでにおっさんですけど)、まったく。 【カズゥー柔術】さん 7点(2003-10-22 17:23:50) |
2.一度、この映画を観れば、誰でも「絶対に破傷風にはかかりたくない!」と心の底から思うでしょう。それほど、破傷風を患い病気と闘う幼い少女の演技が迫真で、描写も生々しいです。また、追い詰められた状況での人間のエゴや醜さ、それと矛盾する愛情との嘉藤など、壮絶に破傷風と闘う娘の両親の姿を通して垣間見ることが出来る。そして、これもまた生々しく描写されている。最後は拍子抜けなほどあっけない。まあ、ある意味でリアルなのかもしれないですが、やっぱり物語の流れには沿わないと思う。必ずしもお勧め作品とは言い難いけど、何となく多くの人に見てもらいたい、トラウマ的要素を秘めた映画。 【鏡に萌え萌え】さん 7点(2002-04-17 04:42:46) |
1.うぇ~ん(T0T)、えらいもん見てしもたぁ~!!!近所の川で遊んでいた為に重度の破傷風にかかった子供の闘病生活のドラマなんですが、とにかくこの子役が卒倒するくらいの演技!「エクソシスト」のリンダ・ブレアも尻尾を巻いて逃げだすくらいの演技です。ビデオのパッケージには「ある朝、少女は悪魔と旅に出た...」いかにもオカルトっぽい展開を期待したんですが、物語は前述のように病気と闘う親子の物語。しかしもう、ほんとその辺のオカルトより数段怖いです。ちょっとの音にも敏感に反応し、痙攣を起こし体を傷つけてしまう毎日。その「来るぞ~、来るぞ~」な展開に汗だくです。両親には渡瀬恒彦に十朱幸代、この二人は度重なる痙攣に、精神まで衰弱していく子供を心から心配しながらもそのどこかで自分は感染しないかと恐怖におののく。この心理描写があまりにもリアルでした。とにかくこの作品を観るには色んな意味で勇気がいります。僕も現実逃避して旅に出ようかと思ってしまいました。まじ、こえ~ヨ! 【さかQ】さん 7点(2002-01-05 01:59:06) |