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ファニーゲーム

[ファニーゲーム]
Funny Games
1997年オーストリア上映時間:108分
平均点:6.19 / 10(Review 97人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-10-20)
ドラマサスペンス犯罪もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2014-02-27)【イニシャルK】さん
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監督ミヒャエル・ハネケ
キャストウルリッヒ・ミューエ(男優)ゲオルグ
アルノ・フリッシュ (男優)パウロ
スザンヌ・ローター(女優)アンナ
脚本ミヒャエル・ハネケ
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト"Quintet for Clarinet, 2 Violins, Viola, Violon
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル"Cara Salva"(歌劇「アタランタ」より)
撮影ユルゲン・ユルゲス
製作ファイト・ハイドゥシュカ
製作総指揮ファイト・ハイドゥシュカ
配給シネカノン
あらすじ
湖沿いの別荘で、穏やかな夏の午後を過ごす予定であったショーバー一家(ゲオルグに妻のアナ、息子のショルシに愛犬・ロルフィー)の元へ、ペーターという見知らぬ少年が「卵を分けてくれ」と尋ねてきた。そして、その彼に卵を分けてあげた妻のアナ。それが悲劇の始まりであって、そのうちパウルという仲間も増えて、一家は皆殺しを宣言されてしまい。 そして“ファニーゲーム”というものに・・
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15.《ネタバレ》 「とにかく不快」と評判で、数軒のレンタル店を駆けずり回ってやっと見れた思い出。
ネタばれを見てしまったのでそこまで衝撃的ではないにしろ、
あの威圧感と不快感、双方とも「何かをしてくれるのでは?」の期待感の地点で、
ハネケの思う壺なのだろう。

昔、ディズニーの『101匹わんちゃん』を見てて、
クルエラと凸凹コンビがヘマせずに勝ったらどうなるかを妄想していただけに、
笑うに笑えない、観客の露悪を嫌でも晒け出してくれる。

極端な話、この映画の暴力とスーパーマンの暴力はベクトル的に違えど本質的にはほとんど同じだろう。
原題が英語なのも暴力という文化を量産し続けるアメリカへの皮肉だ。
しかし、アメリカではあまり話題にはならなかったように、
暴力の本質や「虚構は現実と同じくらい現実だ」と講釈を垂れたところで、
「だから何だ」と相手にされなければその映画の価値はゼロに等しい。
強盗に対して平和的な話し合いをしても無意味なように。

結局、ハネケを喜ばせるだけに過ぎないのだから、そういう意味では0点でもあるし10点満点でもある。
それでも、ある種の吸引力は相当なものでインパクトを残した点で7点献上。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 7点(2022-09-16 22:19:04)
14.暴力をエンタテイメントにまで昇華してきた多くのクリエイター達の足跡なんて、な~んも気にせずに「理由なき悪意」を描ききった、超不快な怪作。

以前、ドイツ映画の倫理審査員が「日本のアニメは、好きになれない。正義が必ず勝ち、報われる世界に、私たちが生活しているわけではないからだ。」と大人気ないコメントをしていたが、彼はこの映画をどう評価するだろう。「いかにも現実的で、理由無き悪意が日常をグチャグチャにする傑作だ!そうだ!何時だって弱者から順に犠牲になり、暴力は何時だって後味が悪いものさ!」とでも評価したりするのだろうか。イヤイヤ、映画ぐらいは後味も悪い現実世界から逃避させてくださいよ。

しかし、この作品の意義は、非常に色濃いとも、思う。
aksweetさん [DVD(字幕)] 7点(2014-05-19 04:34:43)(良:1票)
13.《ネタバレ》 確かに胸糞悪いし人を選ぶ映画だと思いますがラストの「虚構は現実だ」とあるように実際にこういった事件は世界各国で毎日のように起きていますし実際の被害者達もこの映画のように理不尽で反抗の余地なく亡くなっている事でしょう。監督は事件に関係のないその他大勢の人間たちに対してその瞬間の被害者達の心境を少しでも感じてほしいが為にこれを作ったのかななんて思いました。そう考えると監督のメッセージ性が非常に強く出た映画になりますね。
キリンさん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-30 23:30:44)
12.《ネタバレ》 映画史上最も不快な映画とか言われていますが、それも納得です。真逆子どもまでに手をかけるとは思っていませんでした。全体的に執拗なロングカットが不穏な空気作りをしていると思います。
民朗さん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-11 13:43:24)
11.《ネタバレ》 ナイフの伏線作っておきながら、観る者を落胆させるこの制作者は性格悪い。
見終わった時の不愉快な気分をどう評価するか?
自分は不愉快でも、想像を裏切られたやられた感がわずかに上回ったかな。
たんたかたんさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-05 15:36:37)
10.《ネタバレ》 ほんと見てる最中ずっとイライラしっぱなしです。自分だったらこうするのに・・・とか、みんな思いながら見てるんだろうなと思います。そう思わせるように意図して作ってるのがみえみえでちょっと冷めますが。ともかくハッピーエンドを期待する人は見てはいけません。
これは好き嫌いハッキリ分かれると思いますが、ハッピーエンド映画、どんでん返し映画を見飽きてるので、たまには見終わった後に気分の悪くなる映画もいいですね(笑)
かすおさん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-21 20:08:02)
9.《ネタバレ》 初投稿がまさかミヒャエル・ハネケとは何というめぐりあわせでしょうか。夫役のウルリヒ・ミューエはどこかで観た顔だなと思ったら、「善き人のためのソナタ」のヴィースラー大尉を演じた人なんですね。残念ながら2007年に癌で亡くなっています。ちなみに、妻役のスザンネ・ロタールとは実生活でも夫婦でした。感想は、世間の評判は聞いていましたが、計算された狂気の演出に良い意味で圧倒されました。エロもグロも意図的に抑制されて肩すかしを喰わされるのに、観る者の神経を逆なでさせる様な絶望感を味わせるなんてハネケの才能はすごいですね。観客に語りかける手法は、「アルフィー」のマイケル・ケインを思いだしましたが、この俳優にやらせるところが観る者を不快にさせるのでしょう。例の巻き戻しシーンに至っては、これはハリウッド映画のパロディのつもりかなと感じました。ハネケは舞台を米国に移してこの映画をリメイクしてますが、予告編で観たカット割りがオリジナルとそっくりでびっくりしました。決して人に勧める映画ではありませんが、7点は献上します。ちなみに地元のTUTAYAでは、「人に薦めたくなる名画100」の棚にこの作品がありました(笑)。
S&Sさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-09 01:39:36)
8.もし、ハネケとの最初の出会いがこの映画であったら、私は、彼のその他の作品を見る気にはならなかっただろうな、と思ったりもする。いや、でもやっぱり見たかな。ウンザリするような不条理劇。あの巻き戻しで、ハネケの底意地の悪さ全開であった。白い手袋に、短パン・・・、この視覚的効果の凄さよ。もぉ~、いい加減にしてくれッ! 見た後、勝手に「あの時、○○が××していたら・・・」などとあれこれシミュレーションしてしまったよ。どんなにシミュレーションしたって、強引にリモコンで巻き戻されるのにね・・・。でも、そうせずにはいられなかったのだよ。ハネケ自身がリメイクしたそうですが、あんまり見る気せず。・・・でも、見ちゃうかな、やっぱり。
すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-04 15:31:06)(良:1票)
7.久々に狂った映画を観たというのが感想でした。理由無き理不尽な殺人ショーにはなんとも言えない憤りや最悪な後味の悪さが残る。逆にここまで鑑賞者の胸糞を悪くしようと考えたのだろうから最悪というジャンルでその徹底振りに評価できます。他に類を見ない映画でしたが一見の価値はあるでしょう。
mighty guardさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-28 23:26:12)
6.《ネタバレ》 とうとう念願のファニーゲーム見れた!
あまりにも過激(?)過ぎて生産中止、入手困難といわれているので見つけたときには歓喜の声を上げた。が、あまり期待しすぎたせいか、そ~れほど「ひどい」とは思わなかった。
まあたしかに、救いようはなかった。イライラしたりもしたが、なんだかあと一歩スパイシーが足りない気がした。なぜかというと、見終わったあと思い返してみて、一番ムカついたのが、最初の卵がどうのこうのという絡みのシーンだったからだ。監督は暴力の酷さを表したかったわけだが、なぜかこのシーンが一番癇に障った。しかしその中でも、息子の遺体に白いシーツをかけてたお父さんのやりきれないむなしさがすごく目に焼きついた。
演出部分は意外にも奇抜な感じで面白かった。たとえば、犯人役が視聴者に向けて「これで納得できますか?」と話しかけたり、死のゲームを降りたいといった父親には「ダメです。まだ収録時間残ってますよ?」みたいな事を言ってみたり、また、失敗したところはリモコンで時間を戻して、やり直したりと、結構おふざけみたいなところが混ざっていた。
最後は息子を失って打つ手がなくなった、父親が(当たり前だが)やる気を失っていたり、母親が殺されるところなんて、「え?今ので終わり?」って感じだったのでちょっと拍子抜けな部分が目立った。
SAKURAさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-08-20 22:55:23)
5.後味が最悪という評価を知ってから観ました。まさに観客にそれを感じさせるために製作された作品と言えそうです。気の毒に強盗の犠牲となる3人家族は、それぞれ逃げ切るチャンスがありながら、みすみす逃してまた捕まってしまうところなど、分かっていても「畜生~、もうちょっとだったのに~」と画面に向かって毒づいてしまうのでした。犯人が観客に向かってウインクしたり、巻き戻ししたりするのは、ビックリしたけどいらなかったかも。その方がドキュメンタリーっぽく救いの無さが大きくなったと思う。それにしても、あのデブの奴はむかつくなあ~。ぼーっとした顔で残酷な行為も平気でする手合いが一番怖い。
次郎丸三郎さん 7点(2004-06-10 23:39:01)(良:1票)
4.理想と現実。この狭間で俺はいつまで振り回されるのだろうか。
南浦和の赤い悪魔さん 7点(2003-05-13 22:28:27)
3.嫌悪感を感じさせる悪役二人とストーリー。時折入るあまりにチープな演出。監督の思惑どおり?後味最悪でした。
こむへいさん 7点(2002-12-28 15:26:10)
2.(ネタバレです)きっと助かると思って見てたので、子供が殺されてびっくりするまでがだるくてたまらず、早く展開しろよとか思っていらいらさえしていた。その後、メイン・キャストが簡単に殺されていくにつけ、なるほど、と。ハネケさん自身が遊んでいるのね、って。私はこういう嫌がらせというか悪趣味というかは結構嫌いじゃないです。ところでかなり古い話となってしまったのですが、このコーナーに投稿していた「てつ」さんが言っていた激しい曲のアーチストは、「ジョン・ゾーン」だと思います。クレジットにあったし。フリー・ジャズというかノイズ・ロックというかの人で、昔の新宿ピット・インのシークレット・ライブで見た事があります。その時は、本人のノイズサックス+ドラム2台(パンクとジャズ)+フリージャズベース+ブルースギター(他は全員日本人)で、鉄の扉を締め切っての爆音でした。オーストリアの映画はほとんど見た事ないけど、音でいうとクラシックの伝統とフリー・ジャズやテクノのクレイジーさの両方を合わせ持つドイツとかの今っぽさかなー、と思いました。映画のページなのに長くなってごめんなさい。
アンナさん 7点(2002-11-13 18:28:56)
1.そこらへんの甘っちょろい映画より断然面白い。狂っている映画。
017さん 7点(2002-10-01 01:02:33)
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【点数情報】

Review人数 97人
平均点数 6.19点
044.12%
133.09%
255.15%
366.19%
444.12%
51414.43%
61212.37%
71515.46%
81212.37%
91010.31%
101212.37%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.71点 Review7人
2 ストーリー評価 4.14点 Review7人
3 鑑賞後の後味 3.66点 Review9人
4 音楽評価 5.40点 Review5人
5 感泣評価 1.66点 Review3人
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