10.ひたすら続く、抗争また抗争。暴力の嵐。 さすがにちょっと、やり過ぎか、と思えるほどで、これまでの作品以上に荒削り(カメラがブレ過ぎて何が何やら)なシーンも目立ったりするのですが、とにかくパワフルな作品に仕上がってます。 逮捕され蚊帳の外に置かれた菅原文太を余所に、事態はどこまでも暴走、醜悪と言ってもよいような展開となった挙げ句、映画は諦念のようなものを漂わせながら、静かに幕を閉じて。 これでシリーズ最終作ではない、だなんて。信じられんよ。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-12-06 23:04:42) |
9.《ネタバレ》 第四作目にしていよいよ本題の広島戦争に突入、さすがの警察も世論の非難もありいわゆる頂上作戦を展開してきて、結論から言うと組織自体の真正面からのぶつかり合いとはならず手打ちに落ち着き、各組織の若い輩どもが自分らの鬱憤を晴らすために暴れて死者を増やしたってのが正直な感想です。まあこれは実話ですからしょうがないですけどね。広能昌三=菅原文太は本編半ばであえなく刑務所入りしてまたもやフェイドアウト、ここからは前作から引き続いて武田明=小林旭が存在感を増して主役のような展開で、やはり日活の大スターでしたから東映も気を使ってた感があります。ラストで文太と旭を刑務所で再会させ、本シリーズを象徴するような会話をさせますが、当時では文太より旭の方がはるかに格上だったということです。笠原和夫は本作で四部作終了とするつもりで脚本を書いたというのは有名な話しですが、たしかにここで話を終わりにするために作品全体のテンションを下げていったのかもしれません。とくに本作の後半はいろいろな人物のエピソードが盛り込まれており、群集劇としての要素がシリーズ中でもっとも強くなっています。なかでも志賀勝が小池朝雄を射殺して「あんたら見とった通りじゃ」と捨て台詞を吐くところは、彼の風貌も相まって日本映画史に残る殺人シーンだとおもいます。 しかし、岡田社長の鶴の一声でさらに五作目が撮られることになり、さすがに笠原和夫も脚本から降りることになりました。“泣く子と岡田茂には勝てない”という東映の体質ではしょうがなかったのかもしれませんが、当時の東映って暴力団も顔負けするような強面だったようです。こういうポリシーがないがめつい根性が、日本映画界のダメなところなんですよ。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-04 11:09:56) |
8.《ネタバレ》 完結編と続けて観たんだけど、もう一山欲しいというか、イマイチ記憶に残らなかった。結局展開しないじゃんって、面白いんだけどね。ウメタツといい松方弘樹といい一回死んだ役者を別の役で使ってるのはちょっとウケる。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 7点(2019-02-19 13:18:51) |
7.今回はいよいよ警察が絡んで来て、そこに流れる空気、相変わらず出てくる俳優陣の豪華な顔触れには毎度ながら感心させられる。盛り上がりに関しては前作が最高で、やや落ちる。ただヤクザ社会に於ける厳しさ、仁義なき戦いの名の通りの作品として、また広島のイメージ=ヤクザの街が見た人誰もが感じずにはいられなくなる作品 もう、このシリーズを見てしまうと他のヤクザ映画では物足りない。見る気が失せるぐらいとにかく凄い面子、迫力に圧倒させられます。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-01-19 18:16:10) |
6.《ネタバレ》 山守の外道っぷりに勝る、打本の腐れ外道っぷりに爆笑した。前作に比べると、派閥がわかりやすかった。松方弘樹2度めの登場だが、さすが格好良い。小林旭のインテリヤクザは板に付いている。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 7点(2012-08-06 18:48:39) |
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5.《ネタバレ》 やっと、やっとこさ警察が動きましたね。んでもって親分衆のオヨビゴシ感がよりいっそう増して全体的にグラグラと煮え立つお鍋の印象。鬱屈したものを爆発させたい若い衆の感じがよく出てました。松方さんも梅宮さんに続いて、今作で復活、、、したと思ったら死んじゃったけど。。。次の鑑賞は『完結編』になりますが、さてどーなることやら! 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-11 11:38:54) |
4.《ネタバレ》 前作のクオリティを落とさず怒涛の展開をみせた本作。クサレ外道山守の死に様を楽しみにしていたのに、結局みんな捕まって終わり・・・。肩透かしをくらった。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-11 17:11:30) |
3.シリーズの中では、第1作を除けばこれが1番好き。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-16 01:56:55) |
2.やはり小林旭かっこいい。打本は相変わらずうざい。それにしても松方弘樹は完全に目がイッててすごかった。 【十人】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-09-08 10:08:07) |
1.単品ではきついものがあるが前作からの流れからラストまでの展開はやはり御見事。当初はこれで完結の予定だったので力も入ってます。バイオレンスてんこ盛の秀作です。 【R&A】さん 7点(2003-10-09 13:13:01) |