14.《ネタバレ》 森林伐採のために放置されたグースの卵。
少女はそれを発見し家に持って帰って孵化させる。
グースの成長とともに少女の心の成長を描いた感動作。
母を失った少女の心の傷をグースたちが癒してゆく。
また父と娘の蟠りもほぐれていく中で新たな目標が見つかる。
みんなで協力してグースを南へ渡らせる。
無謀とも思える計画。しかし刷り込みとは偉大であった。
刷り込みの強さで母と子の絆の強さも見えてくる。
少女を駆り立てるのは紛れもない母性であったと思う。
前半は平和すぎて、スローすぎてあくびが出るような場面もあったけど、
渡る準備が始まってきて面白くなってきた。
親子関係や家族を描いた古くオーソドックスな外国映画の雰囲気と、
WATARIDORIなどの自然ドキュメンタリーの場面の融合。
下世話な話、少女のシャワーシーンとかあるし、それから少女が女を自覚して化粧をするシーンは怪しく神秘的で、
いかにも少女映画といった感じもする。