アンダルシアの犬のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アンダルシアの犬

[アンダルシアノイヌ]
Un Chien Andalou
1928年上映時間:17分
平均点:6.24 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
サイレントモノクロ映画バイオレンスショート(短編映画)
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2015-12-26)【イニシャルK】さん
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監督ルイス・ブニュエル
キャストルイス・ブニュエル(男優)剃刀を研ぐ男
サルバドール・ダリ(男優)ピアノと一緒に引きずられる男(画面右)
脚本ルイス・ブニュエル
サルバドール・ダリ
撮影アルベール・デュベルジャン
配給フランス映画社
あらすじ
カミソリで女の目を切る。手に蟻が群がる。ピアノの上のロバの死体・・・。物語を語る映画の機能を否定し、イメージのみを伝えることを目的とした、ルイス・ブニュエルのアバンギャルド映画。シュールレアリスムの巨匠、サルバドール・ダリが共同脚本で参加。
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12.《ネタバレ》 まだ私が高校生の頃、なにか軽めの読み物の何気ない引用で、人の眼球を剃刀で切る映画があること、撮影には葡萄を使ったらしいことを読みました(wikipediaで調べてみると、実際に使ったのは葡萄ではなくて、子牛の目らしいです)。非常に心がざわついたのを思い出します。そのとき読んだ言葉によって想起されたのは、皮をむいた透明感のあるみずみずしい葡萄が、剃刀を包み込むときに示すであろう弾性挙動、細胞がはじけ、こぼれる果汁、これに、人の目の映像を、それぞれ透明度50%で重ね合わせたような、透明感とみずみずしさのイメージでした。今はインターネットという便利なものがあるので、昔の記憶を頼りに、調べたところ、1928年のシュルレアリスム作品であることが判明し、今回、鑑賞するに至りました。冒頭から、男が剃刀を研ぐシーンから始まり、女の目蓋が男の指で見開かれ、満月を一筋の雲が横切る映像の後に、眼球を一筋の剃刀が横切る例のシーンとなるのですが、想像していたのとはずいぶんと違っていて、不透明な球体の開いた裂け目から、透明なゲル状のものがじわりと出てくるものでした。葡萄で言えば皮をむいてない状態、どちらかというとゆで卵の質感と弾性。映像はすぐさま「8年後」の文字画面に切り替わり、別の意味ありげなシーンが次々と切り替わりながら続いていきます。15分見終えると、結局、何の脈絡もない映像だったことに気付かされます。何の必然性もないことが、逆に凄みを増していますよね。剃刀のシーンはさすがに笑えないものの、その他のシーンはコミカルな味付けで、思わず笑ってしまうものが多いです。一番笑ってしまったシーンは、どういう訳だか、主人公と思われる男が、重いコンダラよろしく、腐乱した馬の死体(?)が乗っかったピアノを紐で引っ張る状況になり、二本の紐を肩に掛けて引っ張り続けると、その紐には、実は、二人の男がぶら下がっていて、そいつらが仰向けに床を引き摺られながらついてくる場面です。おまえはダレですか?と小一時間ばかり問い詰めたい気持ちになりました。まあ、何とも言えない可笑しさが、この作品の妙味ですね。
camusonさん [DVD(字幕)] 7点(2025-02-10 18:32:35)
11.《ネタバレ》 何といっても、ファーストシーン。本能的・生理的に嫌悪感をもつ目玉のカットシーンが、ある意味全ての映画。初見から、10年以上たっているので、シュールリアリズム的な描写はほとんど覚えていませんが、ファーストシーンは鮮烈。
にけさん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-21 14:07:49)
10.ピアノを引きずり女に近づこうとしている男、これとまるきり同じ状況ではなくとも、似たようなことをしている男はいるな、という感じは持てる。あるいはいつか自分がこれと似たようなことをしそうだ、という予感。ピアノとか馬とか修道士とかに、一つ一つの象徴を当てはめてはいけないのだろう。ピアノに漠とした「重さ」を感じるのは象徴とは違う。でも男というものは、ピアノを引きずり女に近づこうとするような存在だなあ、とはしみじみ納得できる。シュールリアリズムとは、そういうもんなんだろう。エロティックな幻想にしろ、蟻にしろ剃刀にしろ、全編触覚的で生々しい。例の剃刀のシーンでは、女性観客の「やっ!」という叫び声が館内に響き渡った。そして全編実に明晰。シュールリアリズムとは、夢を明晰に記録したい夢なのか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-18 10:03:31)
9.な、な、なんだこれは・・・。起きながらにして怪奇な夢を観ているかのような感覚。友人から「面白いよ」と言われ借りたビデオだったのでコメディかと思っていたら、悪夢そのものでした(笑)。でも中毒性があって実は4回観ました…。嫌いじゃありません。点数をつけるのが難しい作品ではありますが、映像でこれだけ不思議体験をさせてくれたので7点を付けました。
ClocheRoseさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-10 02:21:05)
8.ダリ大好き。
Michael.Kさん [映画館(字幕)] 7点(2007-01-20 18:22:01)
7.映画生誕100周年を記念して作られた『百一夜』という映画の中で何度かこの『アンダルシアの犬』の例の“目”のシーンが映し出されていました。私がこの作品を長らく避けていたのはこの例のシーンがあったから。覚悟を決めて見てみた。おそらく例のシーンは中盤以降に出てくるだろうと勝手に思い込みながら。で、衝撃シーン。「いきなりかよ~」と泣きそうになりながらつっこんだ記憶がある。ダリとブニュエルの夢ですか。ということは作り手の深層心理を読み解く楽しみもあるわけですね。まぁ私にはムリですが。でも STING大好きさん のおっしゃるように映画にしかできないことを追求したこの作品の前衛性は高く評価されるべきかと。そしてその試みこそが映画作りにおいて最も大切なことなのではないかと今更ながら思いました。成功失敗に関わらずこういう試みがないと映画は滅びます。というのは言いすぎにしても発展はないでしょう。 <追記・18.5.8>  「シュルレアリスム映画の展開 」と題したプログラムで『黄金時代』(これまた凄い!)とともに上映されていたのを観ました。いや、何度見たってわかるわけないんですが、初見の衝撃とは違って、なんとなく納得して見終えてしまった。夢と夢が強引に繋がれて最後は良かった良かったというオチとして消化できてしまった。うーむ、、きっと日本語字幕がなかったせいで知らず知らず自分なりに画にストーリーをつけてたんだろうか?、、うーむ、、。納得して見終えてしまったことに納得がいかないという奇妙な体験をしてしまった。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-08 19:08:37)(笑:1票)
6.映画を辿ればいつしか耳に目に飛び込んでくる。。ずっと『フランダースの犬』っぽいイメージを抱いてたんだけど?(笑)何度も観たけど、断片的で。。何で音楽はあんなに爽やかなんだろ?(笑)とりあえず初っ端から「うえぇ~!」と、思わせてくれる♪理解を求めて何度も観賞したらば、どんどん好きになってくるんですねぇ。。あの音楽がだいぶ効いてんだな。最後もかなり落としてくれるけど。。この二人に今の技術を伝授したら、えらい事んなるね♪観てみた~い!!
れこばさん 7点(2004-06-27 15:45:36)
5.見るまでは、街の孤独な少年と野良犬との心温まる交流を描いた作品、だとばかり思っていた!(笑)今となってはこういうコラージュ的映像というものは氾濫してしまっているが、映画というものの可能性を模索していた時代にこういう作品をのこしたことは敬服するばかりだ。ストーリーがまったくないわけではないようなので、ほかの映画と同じく人間生活のワンシーンを人とは違う切り口でフィルムに焼き付けたということは少しばかり理解できる。しかしあのラストシーンは何なんだ?「へー」でもなく「ウオー」でもなく「ふぇ~」というため息が出てきそうな作品だ。
神谷玄次郎さん 7点(2004-02-21 17:17:50)
4.ダリとの共同制作「手に這う蟻」はダリの作品でもよく「蟻」として使われてます。いうなればこれって夢なんですね。深層心理。夢見てるときって支離滅裂なストーリーだけど気にならない。この映画を読み解くと2人のトラウマなり過去がわかるってわけですよ。深い映画だ。
とまさん 7点(2004-01-30 12:18:19)
3.冒頭いきなりの衝撃シーン(ウンコシーンを最後に持って来たピンクフラミンゴとは逆のアプローチですな)。いきなり繰り出されあ先制パンチ、「サア、オレ達これから何しでかすかわからんゼよ、観てるアンタ、覚悟しな」という宣言のようでもあります。まあしかしそっから先は基本的に無声ドタバタコメディのノリですな。テンポいいので意味ワカランでも退屈はしませんでした。むしろ、カメラアングルをあれこれ工夫してるあたり、「正気」の部分が垣間見えちゃう気がするのは、何となく残念な気もします。けど古い映画ですからね。こういった映画が後の映画に影響を与え、そういった諸作品を先に観た上で比較しちゃうのは、さすがに酷。むしろ、「こんな映画をこの当時に作るなんて、きっと作っててメチャクチャ楽しかったに違いない」などと想像すると、それだけでも、何かと触発されるものはあります。ただ、えらく短い作品なので、思い入れにも限界が。
鱗歌さん 7点(2004-01-18 16:12:46)
2.ちいさなころの夢か現実か区別がつかないけど夢だろうと思われる夢の一つに「切断された手首が道に落ちていてその中から白い小さな蛇がでてくる」と云うのがありまして、この映画を見たときにこの思い出がフラッシュバックした。軽度の先端恐怖症なんですが、先端で無くとも刃物をみると「目と刃物の位置」を即座に想像し身震いします。小さな頃にこの映画を見てるのかもしれないと思いました。とにかくフラッシュバックな作品でした。小さな頃の夢みたいな作品でした。
cock succer blues leeさん 7点(2003-11-29 04:52:15)
1.ダリが好きなんで見たんですけど・・・。豚の目玉でしたっけ?アレ。よく覚えていないのですが衝撃的で、人に薦めることはできないけど、もう一度くらい見てもいいかな、という感じです。
るいるいさん 7点(2003-09-23 04:25:00)
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 6.24点
012.70%
100.00%
200.00%
300.00%
4821.62%
5410.81%
638.11%
71232.43%
8513.51%
938.11%
1012.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review4人
4 音楽評価 9.25点 Review4人
5 感泣評価 8.33点 Review3人
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