1.《ネタバレ》 スティーヴ・マイナーという監督が結構好きです。
この監督の映画、ほとんど全部見ています。(ただのB級映画好き。お気に入りは『ガバリン(笑)』)
背伸びしていない感じが好感が持てます。
小難しい作品が一切無いんですよね。とにかくわかりやすい。この一言に尽きます。
『テキサス・レンジャーズ』のストーリーもいたってシンプル。
テキサスに無法者がいる。人は殺す。牛は盗む。女はさらう。
無法者達を許すな、と州知事が『テキサス・レンジャーズ』を結成。
あとはひたすら悪者を追っかけてはガンファイトの繰り返し。
待ち伏せ、スパイ、偽情報による誘導作戦、敵の罠にことごとくひっかかっるテキサス・レンジャー。
ですがラストは奇襲が成功して、めでたしめでたし。
あっと驚く展開は無し。とにかく、リズミカル。スピーディー。わかりやすい。
まあ、そーゆーテイストですから、人物の造形もかなり軽めです。掘り下げは浅く、感情描写は希薄に。悪い奴はとことん悪く、ピュアなやつはとことんピュアに。
ですが個人的に、好きです。なぜなら見ていて楽しいから。
大好きなレイチェル・リー・クックの使い方だけが、もったいないというか、物足りないというか。そこはちょっと残念なポイントです。
ガンファイトのタッチ、テンポは良いのですが、この作品のガンファイトは、誰が誰だかわからなくなってしまうんですよねー。
そこだけもう一工夫ほしかったところです。