7.ジェーン・オースティン作品の中では明るくライトで他の作品とはちがっていますが、別な面白味があります。 エマ(グウィネス・パルトロウ)は恵まれて育ったせいで自惚れがつよく、「プライドと偏見」のレディ・キャサリンのように他人を自分の思いどおりに動かせると思いこんでいる人ですが、まだ若いので従兄弟ナイトリーの手痛い助言によって矯正がききました。 エマの玩具にされるウブな娘ハリエットは、芸達者なトニ・コレットがやっているので本当に上手い。 そして新しくやってきたエルトン夫人も自信家なので、他人にほめてもらいたくてしょうがない人。 でも誰もそうはしてくれないので、さも他人が言ったように見せかけるわけです。(具体的な名前を出さないのがミソ) この「自演する女」を、40才のジュリエット・スティーブンソンは実に滑稽に演じていると思います。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-12-07 06:45:21) |
6.ご近所だけが全世界でいられた時代。社交が文化であった時代。あくまで19世紀という枠があって可能な映画だけど、それを認めればまことに気持ちのいい作品。ヒロインはおせっかいというか、小悪魔というほどではないが、仕切り魔、人を操りたくて仕方がない。そうすることで自分は局外に立てる、言ってみれば“物語作者”そのものなわけだ。すべての登場人物に欠点というか俗な部分が与えられていて、彼女がそれを仕切っていく。そしてこうなるだろうと分かっている大団円へと至り、でもけっこういい満足感が見ている者の心に満ちてくる。結局それぞれの身分はおおむね守られた決着になるのだけど、それでも満足できる。この小世界がいとおしくなる。見ている間に保守的な気分に慣らされているからだろうか。パーティ、絵描き、弓、散歩と優雅な毎日。貧しい家への施しや看護もその一部以上のものではなく、屋外での食事の楽しみと同格なのだろう。20世紀の話だったら許せないだろうけど、19世紀だと、なぜか許せてしまうのだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-29 12:02:38) |
5.田園風景、衣装etc視覚的にも十分楽しめるけど、 この作品を味わいきるために、まず原作を読むのが必須! これでジェレミー・ノーサムにはまりました。 【こち】さん 7点(2004-03-15 21:26:37) |
4.エマの「財産のある女は、オールドミスになっても尊敬される」発言は爆笑もの。美しいコスチュームに身を包んだ彼女の道化ぶりを、高みの見物するのも一興かと。 【トバモリー】さん 7点(2004-02-28 10:10:26) |
3.グウィネスが可愛かったし、ジェレミー・ノーザムのナイトリーさんも素敵でした。ユアンにははっきりいって笑いましたが(笑 ダンスシーンで長身のジェレミーとユアンの身長差がモロに出てしまってるとこでうけてしまったのは私だけ? 【ラシャ】さん 7点(2003-01-08 22:18:33) |
2.お節介お嬢様の有閑ライフ(笑)って感じの羨ましいお話でありました^^;私の中では結構、許せる我が侭…かな?と。それにしても、英国の優雅な生活って…人生観が変わりそうですね~。 【トルーデ】さん 7点(2001-10-12 11:03:10) |
1.エマ扮するグウィネスが嫌なんだけど,トニー・コレット好きなんでまぁ許す。 【pacini】さん 7点(2001-07-09 15:52:47) |