1.《ネタバレ》 初見時にはガブリエル・アンウォーの裸しか印象に残らなかったのですが(申し訳ない!)、最近になって見返すと、なかなか出来の良い作品であることに気付きました。最新の「インヴェージョン」を含む4つの映画化作品の中では最良の作品だと思います。軍施設という自由な出入りに制限がなされる環境を舞台に選んだこと、家族や環境に依存しなければ生きていけない10代という主人公の年齢設定等、本作独自の工夫により題材がより活かされています。「この土地、何かおかしい」という不気味な予兆から、疑いが確信へと変わるまでのペース配分などは抜群であり、ベテラン脚本家ラリー・コーエンの手腕が存分に発揮されています。予算に制限があったためか目を引くような見せ場には欠けるのですが、それにしても、人間であることを悟られた時の「ギャ~!!」という叫び声のインパクトは絶大。クライマックスで、ついにボディスナッチされた幼い弟による「ギャ~」には背筋が凍りました。