キプールの記憶のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

キプールの記憶

[キプ－ルノキオク]

KIPPUR

ビデオタイトル : キプール／勝者なき戦場

2000年【イスラエル・仏・伊】 上映時間：118分

平均点：3.50 / 10点(Review 6人) 

（ ドラマ・戦争もの）

監督	アモス・ギタイ
撮影	レナート・ベルタ
製作総指揮	アモス・ギタイ

あらすじ

イスラエル国民のワインロープとルソが軍の配属先へ向かっている丁度その時、エジプト・シリア軍がイスラエルに侵攻する。第4次中東戦争が勃発だ。軍が混乱する中、二人は車で移動中に軍医を拾い、そのまま野戦病院部隊に入隊する。戦線は泥沼化、負傷者が絶えない。戦場の非日常の中で、彼らはひたすら救助活動を続けるが、徐々に神経はすり減っていく…。第四次中東戦争を、イスラエル軍に配属された兵隊の目から描いた作品。「フルメタルジャケット」を彷彿とするリアリティがある。

【みんな嫌い】さん(2004-03-12)

【クチコミ・感想（7点検索）】[全部]

1．《ネタバレ》　朝方、非常事態宣言下にある無人のイスラエルの街。陽の光の滲む地平線から姿を現すヘリ。
土地の空気を的確に掬い取るレナート・ベルタの撮影がやはり素晴らしい。

本物の雨なので雨滴は画面に映らないが、雨の質感と湿潤の感覚ははっきりと伝わってくる。

ヘリからの圧巻の空撮がある。戦車が残した無数の轍がぬかるみとなって緑の平原に延々と広がっている。
冒頭の絵の具塗りたくりにも相通ずる、緑と茶の網目状模様とその堆積が、戦乱の激しさとともに歴史をも意識させる。

あるいは、数人がかりで負傷者を運ぼうとするがなかなか捗らない様。そのもどかしい時間の重みこそ
アモス・ギタイの伝えんとするものだ。

【ユーカラ】さん [DVD(字幕)] 7点（2015-11-19 11:03:56）

【点数情報】

Review人数			6人
平均点数			3.50点
0	1	16.67％
1	0	0.00％
2	0	0.00％
3	3	50.00％
4	0	0.00％
5	1	16.67％
6	0	0.00％
7	1	16.67％
8	0	0.00％
9	0	0.00％
10	0	0.00％