2.《ネタバレ》 どうしても現代社会に通ずるものと重ね合わせてしまう。
数年前に闇サイトで知り合った見知らぬ三人が夜道を帰宅していたOLを殺した事件を思い出してしまった。
しかし、製作された当時に実際に名古屋で起こった殺人事件を想像できる人たちがいただろうか?
私個人は復讐のために犯人を殺してしまった償いを教会を建てることで懺悔することなんて到底できない。
レイプされ殺された少女が倒れた場所から泉が湧くなんてバカバカしすぎるも程がある。嘘。嘘。嘘の作り話し。本作は紛れもない宗教啓発映画である。
私にとって、このラストは怒りすら覚える。
レイプシーンをリアリティに表現したら、あんなものでは済まない。
しかし、その残虐なシーンを抑えることで、本作は観る者に強烈な印象を与えるのも事実。
犯罪を犯した三人の羊飼いに少年を混ぜたのもミソ。ここに少年を入れたことで私も含め観客の反応は大いに変わってくる。