25.《ネタバレ》 社会のはみ出し者である麻薬の売人、そんな底辺を這いずり回るような境遇の主人公が、とうとう刑務所に入ることが決まって、そんな彼のシャバでの最後の一日を描いた小品。何をやっても上手くいかない、どうしようもない駄目男のトホホな人生が、そんな一日によく投影されていて良かったと思います。エドワード・ノートンはやっぱり芸達者ですね。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-20 17:28:41) |
24.心にしみて映像美はあるんだけど、ちょっと場面演出がくどくてテンポが。でも3人の演者はそれぞれのキャラを好演。特にエドワードノートン。犬も雰囲気を演出する。最後の父親の語りは泣かせるなあ。いいシーン。連想したのタクシードライバーとかミスティックリバー。なんか雰囲気がね。良い映画とは思う。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-07-12 20:52:08) |
23.汚い言葉の中に、ジェーソン・ジアンビーが出てくるところが良かったです。 【午後のコーヒー】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-07-22 05:32:49) |
22.《ネタバレ》 逮捕されても起訴、裁判、判決までは保証金を払えば自由でいられて、判決後に刑務所に入る最後の日を描いた映画。莫大な保証金は父親がバーを担保にして支払っている、ということが描かれていないので、ラストの夢の父親の愛情の重みがもうひとつ伝わらないが、それでもリアルな男同士の交流には引き込まれ、十分に面白い。特にラストのナレーションと荘厳な音楽の中で描かれるまっとうな生き直しの夢は感動的で、でも夢でした・・で終わる絶望感は強烈。しかしNYだけでも大勢いるはずの刑務所に収監される、というちっぽけな自業自得を、ここまで荘厳な音楽の中で大悲劇のように描くのがもう1つ疑問だ。もっと悲惨で理不尽な悲劇はNYだけでもたくさんありすぎる。さらに主人公が恐れているのは、刑務所で男に襲われる恐怖がメインで、これは米映画でよく描かれるが、本当のことなのだろうか。こんなことが放置されているなら、実刑は一ヶ月も十年もたいして違わないくらいの重罰になり、人権問題になっていると思うのだが? 私はハリウッドの犯罪抑止策への協力プロパガンダと思っている。 【マンフロント】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-07-17 14:06:04) |
21.《ネタバレ》 なかなかシブイ映画です。ワンちゃんがいい味だしてます。ラストは幸せそう、よかった。 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-28 22:38:28) |
20.凄く不思議な映画。悪い事(麻薬の売人)をした男の、刑務所に入れられるまでの1日を友人達と過ごしていく迄をひたすら飲んで、だべって、だらだらつるんでいるだけなのに不思議と引き込まれる。何故か私は全く飽きないで見る事ができた。3人の男の1つ1つの物語が丁寧で面白い。不思議とこの3人の関係がうらやましいとさえ思ってしまった。悪い事をしたのは事実なので、どうしたって最後の結末に批判が集まるのは仕方が無い事ではあるが、私はあまりこの点に関してさほど気にはならなかった。好みは分かれるが、私は正直にこの映画が好きだと言ってしまう。本当に自分でも不思議なんですが。 【はむじん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-02 05:45:31) |
19.う…、俺この主人公たちとほぼ同年代だと思うんだけど、一つ一つのエピソードの心情は理解できたが、肝心のこの映画の主題がどこにあるのか良くわかんなかったし、なんで25時ってタイトルなのかも分かんなかった。他のみんなはしっかりとしたレビューしてるのになあ。俺ってもしかしてアフォなのか? 【5454】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-03 00:56:32) |
18.《ネタバレ》 犯した罪を償う=刑務所に入るというのを、違う視点から紛糾してくれた作品です。スパイク・リーの説教じみたドスの効いたメッセージをビリビリ感じてしまいました。明日死ぬという設定ではなく、収監(中途半端にやり直しができる)というのが良いです。麻薬の売人という、買った人間だけでなく、麻薬欲しさに波及する殺人・強盗など、ただ売っただけでは済まない犯罪を犯してきたモンティが、いざ収監前夜、友情を失いかけ、恋人も呪い、今日も明日もあさっても続く自由を堪能している快楽に溺れた連中へ怒号する。クソッタレの韓国人!黒人!ビンラディン!しかしモンティ自身が今まさにこれまで見下してきた連中の下になろうとしている。自業自得といえばそれまでですが、もし罪を犯してなかったらどんな人生を送ってこれたのか?しかし正しい進路を選んだ人生を送ったところで、それがナチュラルのいない人生であってもよかったのか?モンティのように、たった1日で残りの人生の審判を下すという突然かつ究極の選択を、(この映画を観ている)お前にできるのか?と、スパイク・リー監督がまるで僕自身を指差して詰問しているかのような映画の迫力と、エドワード・ノートンの骨太の演技に、脳天直撃、ガツン!とやられました。 |
17.刑務所に入る前、一日だけ自由が与えられる。その一日を追った映画なのだが、ドラマチックなストーリー展開があるわけではなく、誰かが彼のために悲しんでくれるわけでもなく、淡々と一日が過ぎていく。その淡々とした描き方がたまらなく良かった。まるで私自身がこの男と一日を過ごしているかのように感じた。そして一日が過ぎ、辛い現実がラストシーンに凝縮される。 【駆けてゆく雲】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-22 10:12:15) |
16.ノートンの「俺を醜くしてくれ」っていうセリフにかなりグッときました。これがノートンじゃなかったらホントにボコボコにしてやりたいですよ。マジで。 【およこ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-22 20:33:13) |
|
15.エドワード・ノートンやっぱり好きです。友に殴らせるシーンはやっぱりとても衝撃的でした。なかなか深いようで深くないストーリー。ナチュラルみたいな妻、いいっすねぇ。 【アンリ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-28 23:39:33) |
14.「たった1日でどれだけ人生を変えられるのか」。 収監される直前になって、初めて立ち止まって考え、振り返って顧みた自分の人生。 ドラマティックな人生よりも、愛する人たちと平凡な幸せを日々積み重ねることの愛しさ。 彼がヘロインを売買したことにより、穏やかな生活を崩壊させてしまった人々の方がもっと共感すべき人生かもしれません。しかし、綺麗事だけで済ませられなのもまた事実。モンティーの取り巻く現状を映画を通して体感することで、自分の生き様について考えさせられた人も沢山いるでしょう。この映画のテーマは決して9.11ではありません。 【ゼロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-18 19:46:36) |
13.一度きりの人生。日々は積み上げられていくものだし、後悔しても決して戻るものではない。麻薬のディーラーになったのは環境のせいかもしれないが、もっと悲惨が境遇のなか懸命に生きている人はたくさんいるわけで、安易に金を稼ぐことに甘えてしまった自分自身が悪い。かつては奨学生でバスケットの花形であったとしても自分で堕ちていったのが悪い。「もしあの時こうしておけば」と人間は都合よく夢見がち。ズッシリと胸に来る映画でした。 【バチケン】さん 7点(2005-03-26 11:40:19) |
12.良かった。見ていて自分ならどうする?って考えてしまった。後悔した時には遅いのだけどね、心に残る映画だった。 【miso】さん 7点(2005-01-21 21:48:45) |
11.ラストシーンは、評価が別れますね。俺は好きですけど。かかる極限の状況下に於いてこそ、人は素直になり、自分を見つめ直すことが出来る、ということでしょうか。日本人には馴染みの薄い世界観かもしれませんが、訴えかける要素は十分あると思います。 【金子淳】さん 7点(2004-12-02 00:26:48) |
10.相変わらずエドワードノートンは一定以上の演技を見せてくれる。脚本自体も、人の気持ちの流れが結構リアルに表現されていたと思う。主人公のあらゆる人に対する不信感とか、刑務所に入る友人を前にした気まずさ、どう接したら良いのかわからないところとか。テーマは当然重いし、救いもあまりないのである程度余裕がないと疲れる映画かな。人は選ぶと思うけど、ヒューマニズム系の映画としてはなかなかいい出来なんじゃないかと思う。 【りょう】さん 7点(2004-10-15 03:10:25) (良:1票) |
【たま】さん 7点(2004-10-03 22:03:37) |
8.モンティみたいな男になりたい。小説も読んだけど映画と多少しか変わらなかったのに残念。。 |
7.印象に残る所は色々あるんだけども、まず怪我して捨てられたドイルを助ける冒頭から何か好きだった。孤独や悲しみをもつ似た者同士のモンティとドイルが並んで歩いてる姿を見てるだけで、何か切なかった。言いようのない悲壮感や自分への怒りに苦しみ、24時間後に待ち受ける刑期にどうしようもない絶望感はあるんだけども、今まさに”新たな人生”を生きてるドイルを見ていると何か少し救われた気がした。 あとラスト、窓越しに交わす人種の違う少年とのシーンが印象的。以前は様々な人種に対して罵声を飛ばしていたモンティが、24時間後に一時の終わりを告げ、慣れ親しんだ街を後にする時、これからなくなるものの儚さを知り改めて大切な存在だったということに気づく。それこそがスパイク・リーにとってのNYで生き抜く人達の人物描写であって象徴であると同時に、グラウンド・ゼロなどの場面描写も含めそのNYに対する彼なりの愛情表現なのではないかなって思う。 |
6.中盤あたり、だらだらしたけど、ラスト近辺の展開と映像は絶対引き込まれる。仁義ある犬ドイルに乾杯。 【ヒロヒロ】さん 7点(2004-09-13 13:34:01) |