27.主演二人の友情がメイン・テーマで、ロマンス色も含まれているが、 タイトルどおりに透明感溢れる映像演出で、ベタや暑苦しさは感じさせない作り。 エンゾ役のジャン・レノは存在感抜群も、あまりにもインパクトがありすぎたせいか、 もう一人の友人役とその恋人役の俳優さんは印象が薄かった。 ストーリーのほうは今ひとつ、かなりの長尺と、欠点もそれなりにはあるけど、 この作りなら総体的にバランスは取れているのではないかと。 とにかく演出と映像が特出している作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-23 15:04:29) |
26.《ネタバレ》 ポスターとかでよく見かける映画で、海をテーマにした映像的に綺麗な映画なんだろうなぁという程度の前知識で鑑賞。イルカが中心の映画なんだろうなぁとか色々想像を巡らせていましたが、ダイバーの話ということで少し意外な気持ちでした(そもそも人間はほとんど出てこない『オーシャンズ』的なものだと思っていた。)上映時間も167分と冗長な内容だったらどうしようという心配はありましたが、見事に骨太な人間ドラマがそこにあり、充分に満足いく内容でした。 私は絶対ダイビングなんてやろうとも思いません。かなづちですし耳抜きが下手で10メートルもろくに潜ることもできない私には、ジャックやエンツォに感情移入するには少しレベルが高すぎます(汗)。しかしある意味でこの映画は海に関するたくさんの魅力を私に教えてくれました。イルカとのコミュニケーションやダイビングに賭ける男の勝負などは、こんな私でもちょっとは「海に入ってみたいな」と思わせてくれる内容でした。 だが、エンツォやジャックがどれだけ人間離れしたパフォーマンスを見せてくれても、イルカたちがどんなに魅力的でも、海というものは本当に大きくて、深くて。イチ人間やイチイルカではそのスケールの大きさにどうしたってかなわないんだということを思い知らされた気分です。まさに『偉大なる海="グラン・ブルー"』でした。 海全体を描くようなタイトルにしてはダイビングのシーンが少し蛇足と言いますか、長すぎるようにも感じます。しっかりしたヒューマンドラマと見るか、海のドラマと見るかで少しどっちつかずな気がしたのが残念。 モノクロの使い方も、出来れば物語の終盤までずっとモノクロのままで、最後の「ここ!!」って言う時に真っっっっっ青な海をカラーで見せてくれれば、もっと"グラン・ブルー"が強調できたのではと思います。その場合2時間強をモノクロで耐えることになりますけどね(笑) 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-22 16:04:44) |
25.2010年になって公開されたデジタル・レストア版を映画館で観ました。 もっと退屈な映画かと思っていましたが、クスクス笑えるシーンも多く飽きさせません。まあいくらなんでも2時間48分は長すぎですが・・短いバージョンの「グレート・ブルー」のほうが評価が高いのがわかる気がします。 好きでしょうがないのがジャン・レノ演じるエンゾのキャラクター。主人公が変人すぎるので彼が画面で出るたびにほっとします。「がっはっはあ"」という笑い方が超キュート。プールの底でワインを飲み交わすシーンも素敵です。 ラストシーンは賛否両論でしょうが、かなりのインパクト。最後の彼女の言葉は耳に残ります。これ以上の究極の選択はなかなかない。 美しい「青」の景観と音楽のリズムで魅せてくれる本作、この映画を好きな人は岩井俊二監督作も気に入るかもと思いました。 ps:日本チームのシーンは完全にバカにしているよね。テンション下がるコメディシーンもほどほどにしてほしいよね。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-09-21 19:16:08) |
24.《ネタバレ》 幼少期に鑑賞して以来、細かな演出は記憶に残っていながらストーリーは憶えておらず鑑賞。 ジャックとエンゾが絶妙。 両者のキャラクターの素晴しさが堪能できました。 深海も怖いが、その深海に魅せられた二人の憧憬も若干怖かった。 笑えるシーンも多く、終わりも綺麗に感じられるので良作であると思う。 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-16 22:57:33) |
23.《ネタバレ》 深き海の青また青。 斬新な映像と美しい音楽で描く海洋ロマン。 ジャック・マイヨールの人生をこんなドラマ仕立てにしちゃっていいの?と思わないでもないし、好きなキャラクターはいないのであまり自分向きではないですがロマンチスト向き。 ジャックの水の子意識、エンゾのいかにもな最期、ジャックを海に還すジョアンナの言葉、どれも実にナルシスティックでちょっと苦笑。 リュック・ベッソンの黄金期は「グラン・ブルー」「二キータ」「レオン」あたりとされていると思いますが、クールな小品「サブウェイ」が好み。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-11 00:00:00) |
22.映画とイメージ映像の中間のような作品。映像はひとこまひとこまどこを切り取っても非常に美しい。その中に、孤独や不幸の香りがそこはかとなく漂っている。ストーリーに無関係な映像も多くやや冗長でもある。 【エンボ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-25 01:53:29) |
21.《ネタバレ》 男性がつくった、という感じの映画ですね。女は男を待つ港、という考えは日本だけではないんだなー、って感じました。主人公ジャックは自分の世界に航海し、戻っては来ない船でしょうけど。子供を宿したのに、「go,go and see my love」と言いながら愛する男性を送り出すなんて、そんな女性はなかなかいないんじゃないでしょうか。20代でこんな映画をつくり上げたリュック・ベッソンって、若い頃から男のロマン炸裂のオレ様男だったんですね・・・。最近じゃそのロマンも捨て去ったかんじですが・・。 【どっひゃー】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-30 01:35:38) |
20.この映画は最初『グレート・ブルー』をみて傑作だと思いました。満点。『グラン・ブルー完全版』になって個人的には必要がないと思えるシーンが増え長くなっただけ。わざわざつまんなくしなくても・・・初めてレンタルで見たいという人には俺は『グレート・ブルー』を勧める。 【便利屋探偵】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-07-26 23:33:22) |
19.美しい映画ですねぇ。。。 エンゾがなんともカッコいい。 この競技見てると、ほんとにしんどくなります。 何回息止めたか(笑) ジャック=マイヨールがもっとスマートなヒーローなのかと思ってました。 ただただ、美しさに溜息の出る作品。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-05 16:14:08) |
【ボバン】さん 7点(2005-01-10 03:37:53) |
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17.皆さんの評価はもっと高いのだとばかりと思っていました。 【みんな嫌い】さん 7点(2004-10-25 14:29:22) |
16.「生きる世界が違う」こんな台詞があるが、まさか人間同士で本当に生きる世界が違うなんてことがあるとは・・・。世界観や考え方の違いなんてものはこの映画から見れば大した違いじゃないだろう。ま、それでも内容抜きに見たらまさに癒し系のマイナスイオンたっぷりの映画だからリラックスできました。ジャンレノとイルカが対照的なのもなんだか良い感じだし。 【taron】さん 7点(2004-10-11 21:38:57) |
15.リュックベッソンの名をしらしめた作品。俺は好き。最後のシーンが余韻に残る |
14.劇場でみてたら、癒されて寝ちゃいました。一緒に見に行ったちょっと好きだった先輩はそれをみて「これは男にしかわからない話だ」と言っておりました。男のロマンなのか。へー。 |
13.猛々しく大きな男エンゾと静かで深みのある男ジャック、純粋に海を愛する2人がまさしく海である。2人共とても魅力的で憧れる存在であり、こんな男達と友達になりたいが、女が惚れるのもしょうがないがこんな男達を愛しちゃいかんのでしょうね。あとイルカがムッチャかわいいね。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-05-28 20:13:41) |
12.水中の中で我慢比べの映画。それにしても主人公はもっと人を好きになりなさい、と言いたくなる。下手したら自分の殻に閉じこもる自閉症だ。 【花守湖】さん 7点(2003-11-27 19:50:19) |
11.白黒からカラーに変わったシーンは本当の海の青を見た気がした。唯一の不満は、リュック・ベッソンの日本人の認識が間違ってるところ。グラン・ブルーはまだ見過ごせますが、WASABIの時は我慢できなかった。日本が好きだと言うなら、いい加減勘違いを直して欲しい。 【流月】さん 7点(2003-11-13 13:52:21) |
10.海がきれいでした。見終わって泳ぎつかれた感じがしました。ジャンレノすきだったなー。 【fujico】さん 7点(2003-08-31 15:01:04) |
9.この作品、観る前はただひたすら重ーーいだけっていうのを想像してたんですけど、意外にもほのかにとぼけたユーモアが随所に観られて(とはいえやっぱりあの変な日本人には閉口。別に腹は立たないけど、何だかなあ。そういや「TAXI」にも全然ハングル語に聞こえない言語を話す韓国人が出てたけど・・・フランス中華思想?)楽しかった。それにしてもあのジャック・メイヨール、瞳がキラキラしてて笑顔がやたら無防備で「生まれたての赤ん坊」という表現があったけどまさにピッタリ。いろんな意味で“innocent”なキャラでした(お笑いコンビ“カラテカ”の矢部太郎にもちょっと似てたけど)。ジャン・レノもごついくせにママには弱いという魅力的な役を好演してましたね。結構辛口の評価が多いみたいですけど、これはどちらかというと「考えるより、感じる」映画じゃないですかね。ラストシーンは自殺という後ろ向きなものではなく、深海という美しくも恐ろしい所、誰にも行くことができない所へ向かっていく、ということの象徴なんじゃないかなあ、よくわかんないけど。結構余韻が残りました。僕は完全版の方(167分!)をビデオで観ちゃったんで、正直ちょっとかったるかったところもあったんですが、これ、夏の夜とかに映画館のでっかいスクリーンで観たらかなりトリップできる気がしますね。とにかく映像と音楽が綺麗でした。観る時はなるべく日常性を排した状態で観ることをお勧めします。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-04-21 20:46:40) |
8.男のロマンと友情でしょうか。女の私にはわかるようなわからないような。しがらみを断ち切って行ってしまうジャックには魅力を感じるけれど実際こういう人とは恋愛したくないですね。この映画でJ・レノを知りましたがなかなかの存在感がありますね。とても綺麗な映画だっという印象があります。 【Jade】さん 7点(2003-01-26 20:31:31) |