弁天小僧のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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弁天小僧

[ベンテンコゾウ]
1958年上映時間:86分
平均点:6.09 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
ドラマ時代劇戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2004-01-24)【--------】さん
タイトル情報更新(2023-07-05)【イニシャルK】さん
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監督伊藤大輔
助監督田中徳三
キャスト市川雷蔵(男優)弁天小僧菊之助
青山京子(女優)お半
近藤美恵子(女優)お鈴
島田竜三(男優)赤星十三
阿井美千子(女優)お吉
黒川弥太郎(男優)日本左衛門/浜島庄兵衛
尾上栄五郎(男優)黒木十太夫
田崎潤(男優)南郷力丸
舟木洋一(男優)利平
河津清三郎(男優)鯉沼伊織
堀北幸夫(男優)永島軍次
荒木忍(男優)源之丞
伊達三郎(男優)賀倉井兵馬
沖時男(男優)弥七
清水元(男優)閻魔の仁助
水原浩一(男優)松造
市川謹也(男優)与九郎
小林加奈枝(女優)女衒
小堀明男(男優)三池要人
天野一郎(男優)手代太助
伊沢一郎(男優)横地帯刀
香川良介(男優)浜松屋幸兵衛
志摩靖彦(男優)白井右衛門
中村鴈治郎(二代目)(男優)松平左近持監
勝新太郎(男優)遠山の金さん
脚本八尋不二
音楽斎藤一郎
撮影宮川一夫
製作酒井箴
企画高桑義生
配給大映
美術西岡善信
ヘアメイク花井りつ(結髪)
編集宮田味津三
録音林土太郎
照明中岡源権
その他IMAGICA(現像)
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6.《ネタバレ》 これも昔の作なので、台詞に聞き取りづらいところがあって残念。また、白浪五人男はすでにおなじみということなのか何の説明もなく出てきますが、現代なら一応説明してもらいたいところでした。中では、日本左衛門役の黒川弥太郎が、貫禄が出ていてよかったです
途中、有名な「知らざぁ言って聞かせやしょう」の場だけ舞台風になるのがすばらしい演出で、ここが一番の見せ場でした。あとは最後、捨てた息子だとわかる場面も、泣かせる展開でいい幕切れでした。
遠山の金さん役で勝新太郎が出ているのですが、出番も多くなくちょっと影が薄い。というか、やはりミスキャストという気がします。別の俳優でもよかったと思いますが、金さん役となると、そうも行かないんでしょうか。雷蔵とのからみは見ていて楽しめますが。
以前見た『切られ与三郎』と同傾向ですが、個人的にはあちらの方が好みかな。しかし、こちらもいい作だと思います。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-20 20:40:09)
5.《ネタバレ》 市川雷蔵の前に弁天なし、雷蔵なくして弁天なし!とにかく市川雷蔵の美しさとかっこ良さ、その両方が遺憾なく発揮されている。歌舞伎役者としての市川雷蔵もこれもまた良し!女方を演じても、違和感なく見せれる貴重な俳優の存在、それがこの市川雷蔵という俳優の持ち味でもあり、それでいて、勿論、男らしい活きの良さ、粋という意味でも見せてくれる。男が男に惚れる俳優の一人である。市川雷蔵演じる弁天小僧菊之助が青山京子のお半さんに対して襲おうとする場面なんてどこか同じ市川雷蔵主演による人気シリーズ、代表的シリーズの眠狂四郎みたいです。宮川一夫のカメラは相変わらず美しく、市川雷蔵が屋根を登るシーンや部屋を出入りする時の外からの風景や川の水の美しさなども印象に残る。とにかく全てにおいて美しい。ところで、最初、あの遠山の金さん、勝新だとは解らなかった。しばらくして、ようやく勝新であることが解ったけど、なんだろう?遠山の金さんと勝新ねえ!何だかイメージ的に違う気がする。あまりにも良い人過ぎて物足りない。勝新にはやはり「座頭市」の市や「悪名」の朝吉のようなアウトローな役こそ似合う気がする。
青観さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-12-05 16:46:31)(良:1票)
4.のちに「切られ与三郎」でも歌舞伎を題材にした伊藤大輔監督がそれ以前に同じく歌舞伎の世界を映像化した時代劇で、主演も同じく雷蔵。歌舞伎のワンシーンがそのまま雷蔵らによって演じられる劇中劇のシーンもあって雷蔵の映画俳優としてだけではない歌舞伎俳優としての魅力も伝わってくるし、相変わらずの演技のうまさも感じられる。伊藤監督の演出ぶりや、宮川一夫の作り出す映像美、西岡善信による美術セットも素晴らしくいかにも大映らしい完成度の高い映画で、なかなか楽しめたものの、個人的には「切られ与三郎」のほうが好きだな。あと説明台詞が多いのがちょっとくどく感じてしまったのが残念。遠山の金さんを演じているのはまだ下積み時代を送っていた頃の勝新であるが、やはり勝新はこういう白塗りメイクの二枚目風より座頭市のような濃いアウトロー役のほうがかっこいいと思う。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-05-14 19:51:58)(良:1票)
3.幼い頃に生き別れになった父と妹、父は江戸に出てきて呉服問屋として成功を収めるが、別れた子供のことを常に心配している。雷蔵も悪党をやりながら最後はこの父を救うという話で、途中、勝新太郎演じる遠山の金さんが出てきたりするわけです。こちらも、お涙頂戴のストーリーでした。それはそれでよいんですが、やはり、マキノ先生の例えば、「弥次喜多道中記」のようなリズムあり、笑いあり、涙ありの娯楽として完成されないとどうしても満足いかないものがあります(私が定番時代劇が苦手というのもありますが)。台詞が所々で説明クドイ感じがありました。ただ↓お二方のレビューを拝見すると私の観察不足も実感したりします。(池袋・新文芸座)

サーファローザさん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 13:48:57)
2.《ネタバレ》 歌舞伎の世界を映像でも再現するにはどうしたらいいかというような問いに対する格闘のような作品です。この作品と次の『切られの与三郎』で伊藤大輔監督の出した結論は、骨組みだけ借りてあとは映像の文法で再現していくというイメージ主体のやり方ではなく、歌舞伎の要素と様式は活かしつつ、一方で独自の解釈でもとの脚本を換骨奪胎するという折衷的な手法だったのではないかなと推察しました。だからかどうか、この2作品では、歌舞伎出身の市川雷蔵が歌舞伎を演じている(『切られ』では清元ですが)非常に珍しい場面が見られます。この『弁天小僧』では、歌舞伎の名場面を劇中劇で見せます。持っていき方がちょっと苦しい気もしますが、雷蔵というスターをいかに引き立てるかという点から見れば成功していると言えるでしょう。でも、雷蔵の魅力もさることながら、映像の中に大胆な様式を持ち込んでダイナミックな場面を作り上げるという伊藤・宮川両巨匠の手腕の冴えに、何より賛辞を送りたいです。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-02-12 21:24:53)(良:1票)
1.河竹黙阿弥の作で五幕八場の世話物「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」、通称「弁天小僧」を題材に更なるエンターテイメント性を加えた軽快で楽しい作品。女装でもろ肌脱いで入れ墨を見せ、啖呵をきるあたりは歌舞伎そのままに粋な演出。江戸っ子の中の江戸っ子を演じるには上方役者の雷蔵は何処かはんなりしているが、そこはお愛嬌で【STING大好き】さんおっしゃる通り雷蔵の魅力が満載だ。押し寄せる御用提灯と屋根瓦の上での大捕物にはワクワク。時代劇の醍醐味を存分に味わえる。
黒猫クロマティさん 7点(2004-02-16 12:28:45)(良:3票)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 6.09点
000.00%
100.00%
200.00%
319.09%
4218.18%
519.09%
600.00%
7654.55%
800.00%
919.09%
1000.00%

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