2.《ネタバレ》 どちらかというと悪役が印象的なロバート・ライアンが主役の保安官もの。
やっぱりいい役者だなあと改めて思わされる1本です。
敵役の酒場の支配人だけでなく、面倒を見ることになる新人保安官の若者、どちらとも過去に因縁がある。
酒場の支配人とは分かりやすい、西部劇らしい善悪の関係があるけど、
新人保安官の若者との今の信頼関係と過去の因縁、複雑な関係がいい緊張感をはらんでいる。
その緊張感が高まる町外れの荒野での銃の練習と、その時の教えを忠実に守った悪役との最後の決着シーンが見事。
節目で流れる口笛のテーマ曲が耳に心地いい。
決着がつき、その口笛のテーマ曲が流れる中、町を後にするライアンの遠ざかる後ろ姿で終わるのかな?と想像していたのですが、
この若者は立派にこの町の治安を守っていくだろうことを確信させる、新人保安官が歩を進めるラストシーンがまた良かった。