2.《ネタバレ》 ス・・スーパー農夫誕生(爆)。このおっちゃんならキアヌ・リーブスにもミラ・ジョヴォビッチにもシルベスター・スタローンにでも勝てるだろう(注:別にこの人選に基準はありません)。ゾンビ映画の歴史中最強の人間ではないだろうか。あの格好にこの強さって言うアンバランスさがかなり笑えました(笑)。このおっちゃんだけで充分ポイント高いです。妊婦さんが出てきたから、「やばい、ドーン・オブ・ザ・デッドみたいなのは勘弁!」って思ったんですが、そんなシーンもなかったし、純粋に面白かったです。
ちょっとSF要素もあってビックリだったんですが、これは初めて見るエイリアンの使い方ですね。まさか救世主扱いとは思わなかった。オレの個人的な解釈でいくと、あのエイリアンは隕石によるいわゆるゾンビウィルス感染を防止するための宇宙の衛生班みたいなもんなんでしょうか。治療し終わった生物は一旦空中にて保護すると。むっちゃ紛らわしいっすね(笑)。でも雲海の中で十字で浮かぶ大量の人間のシーンは圧巻でした。でもあれってやっぱバッタもあんな格好で浮かんでるんでしょうか?想像すると笑えん。
この映画のゾンビは今までにないほどにパワフルでしたね。今までの王道ゾンビパターンでは、「噛まれたり引っかかれたら感染していずれ死ぬ」ってもっともらしい設定を使って「こいつはいつゾンビになるんだろう」みたいな緊迫感とか出してたわけですが、そんな過程はすっとばしていきなり首チョンパとは。監督にしてみりゃけっこう冒険だったんだろうなあ。背景にいたおばあちゃんが何気なーく隕石に潰されてたり、ゾンビをスパスパと爽快な感じで切り刻んでいったり、なかなかシュールなシーンもあり、今まで観たことない感じのゾンビ映画って感じで、けっこう楽しめました。キャストだけちょっとイマイチだったので(まあ新人監督で金がないってのもあったんでしょうが)、評価は7点ぐらいで。あ、もちろん農夫のおっちゃんは除きます。彼は最高でした☆