1.《ネタバレ》 惜しいなあ。いろいろと小道具はたくさんあって、伏線になる昔の少女の話なども因縁があって面白いのだけれど、肝心の妖精があれではねえ。お兄ちゃんが草むらを探すシーンは、なぜか、ガーデニングが趣味の人が、よく庭に妖精の置物を置いているのを連想してしまった(笑)。お母さん役はテレビシリーズ「ミレニアム」で奥さん役だった人。あっちではけっこう好きだったんだけれど、こちらはちょっときつい役だったね。でも、マルコム・マクダウェル(!)を家に招いた場面では、胸を強調した服があったりでそこばかりに目が行ってしまいました(汗)。ところで、E.T.みたいな顔をした妖精って、小さな女の子が最初から怖がると思うんだけどね。動きはグレムリンやクリッターを連想させるものだし、単なる悪戯好きなのかとんでもないワルなのかハッキリしないし、その辺の描き方が今ひとつだったのが残念。「ペットセメタリー」の隣人のような”兄貴”とか、マルコム演じる謎の医者とか、妖精の伝説と病理学とか、引退した消防士とか、いろいろと魅力的な設定はあるのに、それらを活かしきれていないまま終盤まで来てしまったのがホントに残念。それにしても(←口癖(笑))、マルコムは老けちゃったねえ。ちょっとビックリ。