1.《ネタバレ》 自分が想像していた映画より暗い感じがしたが、悪くはなかった。ジェニファー・アニストンはラブコメに出ている方が似合っているとは思うが、この映画の地味な感じの役も好演していて良かったと思った。活気のないスーパーや、地味な制服、地方の街という感じ、映像の雰囲気が主人公の虚無感みたいなものを引き立たせるのに効果的になっていたと思った。ストーリーの展開としては意外にハラハラしながら見ることが出来て先が読めなかった。夫の友人にばれた時は緊張感があって良かったし、もっと脅迫されるかと思ったがそうでなかったので少しホッとした。思ったことは、登場人物が皆哀れで、かわいそうに思えるという事。夫がいい人間でよかったと思った。ラストを見て、それが主人公にとっては救いだったと感じた。しかし、あのラストの赤ちゃんが誰の子かわからないので、少なくとも夫の子ではないので、彼女のこれからが気の毒に思えるし怖い気がした。何か悪いことや隠し事は実は誰かに見られていたり、いずれ、ばれたりして取り返しのつかないことになるかもしれない、そんなことを感じさせる映画だった。