1.安藤昇の原作・主演した仁侠映画「やくざと抗争」の続編にもなる本作は東映実録やくざシリーズ第一弾「仁義なき戦い」に続く実録モノ第二弾になる。「仁義~」が東映京都作品であるがこちらは東映東京。まあ実録映画といってもこの映画はほぼフィクションで構成されているようだ(安藤昇自伝の映画はメチャクチャなんですよね)。ストーリーは愚連隊セイガクやくざ達の青春映画。最後は二大組織を対立させ安藤組(矢頭達)が漁夫の利を得、新興組織が成立していくといった内容。それにしても本人が本人の役で主演するなんて安藤さんしかできないでしょうね。40歳を超えている安藤さんの学生服姿は見もの(笑)。江守徹さんも若いですねぇ。力也・稔侍・蛾次郎も青春しています。あと、昇ベイビーを産んで死んでいく藤浩子さんは可哀そうです。山本麟一さんとタイマンして『シブヤのセイガクは骨があるんだ!』と啖呵きる昇はカッコいいです。