5.《ネタバレ》 なかなか面白かったです。
善人である主人公がしっかりと仇を打ち、真相も究明されるのはセオリー通りで楽しいわけですが、
勧善懲悪な話では決してなく、どの人物もそれぞれ抱えているものがあって、それが物語に深みを持たせてて良いわけです。
ワグマンの、出来の悪い息子とデイブと頼りにしているヴィク。ヴィクとデイブもまた互いに思うところあり。
ワグマンとケイトの関係。それから、バーバラとロックハートのなんとも言えない関係性。
普通なら、どっちかがキスして結末みたいな流れかと思いますがそういうこともせず、ヴィクの恋人でもあったわけですから
ああなるんでしょうけど、まあとにかくそれぞれの気持ちに思いを馳せることができて面白い。
ヴィクだって正当防衛なとこあったし、そこまで悪い奴でもないんですもんね。
そんなに派手なシーンはないけれども、物語性がしっかりしてて見応えのある作品でした。