14.コウテイペンギンが種の存続のために続ける、海岸から内陸までの行進、ブリザード吹きつけるなかの絶食待機…。なにか儀式的な、理不尽な苦行のようにしか見えなかった。そんな生き方しか選べなかったのか?生物はそこまでして生き続けなければならないのか?コウテイペンギンの極限を生きる生命力には驚嘆するが、生まれ変わってもコウテイペンギンにはなりたくない。それにしてもペンギンはカメラ目線などしないし、極寒のなか撮影を続けたスタッフのことはまったく意識させない編集だった、そっちだけでもひとつドキュメンタリーが作れそうな気がする。 【且】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-06-24 16:21:16) |
13.《ネタバレ》 かわいい。必死に生きていくペンギン達の姿は美しい。ずっとずっと皇帝たちの行進が続きますように。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-25 12:24:02) |
12.ものすごい行列で歩く姿。横でつまづく者。ふさふさでめちゃくちゃかわいい赤ちゃん。そんなペンギンの姿を観てると自然と笑顔になってしまう。ほんとに癒されました。でもただ癒されるだけでなく、自然の厳しさと戦い、必死で生き、そして家族を守るペンギンの姿に心が洗われました。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-17 10:11:16) |
11.ちょっと驚いた。勝手に「かわゆいペンギン癒し癒し物語」だと思いこんでいたから。真面目で骨太なドラマに仕上がっているドキュメント。いつも画面いっぱいに大写しになる(映画館では相当な迫力だったでしょう)ペンギンたちが、どこもかしこも青い世界で厳しい自然の摂理を勝ち抜いていく姿が凛々しい。でもあのオタオタ歩きはやっぱり可愛いな。エロティックな部分もしっかりあって、一緒に観ていた子どもに気を使ってしまった。さすがおフランス。 【のはら】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-04-15 21:00:56) |
10.どうでもいいことだが,現実ありのままを指向するのがドキュメントというわけではない。どんなドキュメントであっても,必ず作り手の意思が映像に映し出されるし,相手が人間ならば,対象者の「撮られる意識」も絡んでくる。カメラが介在することで変化・固定化する「現実」を,意識的に取捨選択して,作り手の意図に沿った形で再構築されたもの,それがドキュメントだと私は思っている。そういう意味では,この映画の主役は確かにペンギンだけれども,別にペンギンが演技をしているわけではない以上,その本当の「主役」はペンギンの営みを通して見える人間の心の動きなのだともいえる。ペンギンの生態を紹介するような,NHKの教養番組的ドキュメントというのは個人的に大好きなのだが(プロフィールをごらんあれ), この映画のように,かなり作り手の意識というか美意識の入り込んだドキュメントというのも意外に心地よい。特に求愛ダンスの艶っぽさは秀悦。ただし,映像の美しさにくらべ,音楽は決定的に弱いと思う。そこが残念。 |
9.全然期待していなかったんで、思ったよりもかなり良かった。だって単なるドキュメンタリーかと思いきやそうではなくてちゃんと映画してたから。雄と雌の求愛の色っぽさ、バックで流れている音楽、スピード感などなど、しっかり作られてましたね。まぁ、現実にはもっと厳しいこともたくさんあるんだろうけど、それはあのペンギンたちのコミカルな動きに免じてさらっと流してあげましょ。ホントペンギンっておもしろい生き物だな~。人間みたいだ。 【とむ】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-02-12 22:55:05) |
8.ピンガーが可愛いのなんのって・・・親も飯食わずに大変ね! 【みんてん】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-01-21 21:26:13) |
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7.よく撮ったなあと思う。やっぱり自然ってすごい。どこかで人間も繋がっていて、やはりこの世界に生きる全ての生物はどこかできっと繋がっているんだなあと思った。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-21 02:30:56) |
6.自然界の動物の生態を指して、「親子愛」だとかそういう擬人的な価値観を押しつけることは出来ない。そんなのは、紛れも無い人間のエゴだ。そういう意味では、この作品のスタンスは少し過剰だとも思う。ただ、映し出されるペンギンたちの姿は、どうやったって「本物」なわけで、そのひとつの“生命”としての“生き様”には、純粋で力強い感動が生まれる。 もし、彼らの姿にどうしても、「愛」というフレーズをもって表現したいなら、それは、生命としての本能としての愛、すなわち「生命愛」であろう。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-07 02:49:24) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 感想としては良いもの観させて貰ったって感じ。あの厳しい環境下で生き抜く生命力や団体で子孫を守り抜く為の術等、子孫を残す為の壮絶な自然との戦いを巧く観せてくれている。人間の世界に置き換えてみても、最近は色々な犯罪が横行しており子供を育てるのもそれ以上に大変だ。訴えたい事は良く伝わってくるし、極寒の地での撮影やペンギンの接写等のスタッフの努力には脱帽する。但し映画としてどうかと問われると、物足りなさを感じてしまう。ドキュメンタリー映画なのでしょうがないがNHKとかでもありそうな感じがする。 【まさきち】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-16 00:05:05) |
4.「WATARIDORI」と同じフランス映画ということと、ペンギンに台詞を入れているということでまたハズレかと危惧を感じつつ見ましたが、ペンギンの台詞というよりはあくまでもナレーションの一形態としてペンギンが喋っているようにしているだけで、妙に擬人化しているわけではなく、コウテイペンギンの繁殖活動を丁寧に描いてことを含め、ドキュメンタリーとしてけっこう良い作品です。ただ、撮影の労力はかなりのものだったのはよく判るのですが、NHKやBBCの自然ドキュメンタリーで見たことのあるような場面が多いのと、ハイビジョンでこの手の自然ドキュメンタリーを見慣れてしまうと画質的にもちょっと不満が残りました。まあ、でもこの出来なら万人に勧められる映画でしょう。 【はやぶさ】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-11-15 22:53:30) |
3.3次上映ぐらいで見たら、何故か吹き替え版でした。ペンギンたちが体を寄せ合って吹雪と闘いながら、ちゃんと中心には子供を抱えてるオスを回して、外側の一番寒い役は交代でやってるのなんかを見てると、通勤ラッシュで人を押しのけて歩いていくおっさんやおばちゃんが目に浮かんで、人間ってつくづくアホやなあ…と思ってしまう。何カ月も絶食して、死にそうになりながらヒナ(これがもう反則的にかわいい)を育ててるペンギン夫婦(?)の姿見てると、パチンコ屋の駐車場で子供を死なせたり、育児放棄だかで幼児を餓死させて別の男とくっついてしまうバカ母などを思い出して、やっぱり人間にも自然の天敵が必要やなとふと思ったりする。天敵がいないから人間同士、宗教だの領土だの第3者的にはつまらない理由で延々殺し合いするのかな? そんなこともふと考えたりして。 【しまうま】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-10-16 22:12:11) (良:1票) |
2.あらら、皆さん評価低いですね。映画としては、たしかに擬人化しすぎていて、映像の選び方など、”人工的な”部分も感じたけど、純粋に「映像」をみるに、なかなか良質なドキュメンタリーだと思った。あんな極寒の地で、この映像、よくとったなぁー。撮影Crew、根性あるね。とこれだけだと普通の動物番組や教育テレビなんかとかわらないんで、プラス、この作品の映画としてのアイデンティティーは、フランス人好みの「愛の物語」にしているところなんだろう(そこは好き嫌いが分かれるところだろうけど)。その点も、自分は嫌いじゃないですよ。(おしむらくは、大胆なペンギンの”濡れ場”が欲しかった。) 【あまね】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-20 00:27:32) |
1.この映画観に行く人たちっておそらくペンギンのかわいさに惹かれて観に行くと思うんだけど観終わった感想は「自然って過酷やのぅ」ってことでした。命のやりとりのシーンでは普通のアクション映画なんかよりも緊迫感があった。それは当然「本物の命」だから。真冬のブリザードなんて観てるこちらが凍えそうだったしペンギンも寒そうだった。やっぱり「かわいい」よりも「過酷だ~」って感想が先にたつね。それとあまりペンギンを擬人化しすぎて白けることを心配していたけど我慢できないほどではなかったので一安心。 【日向夏】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-08-15 21:08:09) |