53.CATVでJ.G.バラード原作の方と間違えて予約録画したものを鑑賞。はじめは変態的な内容を予想しながら観てて、やっぱ感じ悪い人ばっか出るわーと思っていたら、どんどんヒューマンな方向に展開して行き、自分の勘違いに気付いた。でも面白かったです。仕事の日だと思って起きてみたら祭日だったみたいな(?)、何だか得した気分。 【えぴおう】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-30 20:36:46) (笑:1票) |
52.世の中いろんな人がいるからね、アメリカに暮らしていればもっと実感できたかも。 【マンデーサイレンス】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-11 09:59:50) |
51.人種差別問題を扱っているが、結局は個々人の問題も大きいと感じるし、複雑な構成をうまく作った映画。 とても評価できるが、感動はしにくい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-24 23:04:25) |
50.《ネタバレ》 アカデミー賞も受賞したポール・ハギス監督の脚本は見事です。群像劇でありながら無用なキャラクターが一切なく、それぞれが悩みを抱え他人と衝突(クラッシュ)し、悲劇と救いを生み出していく。いくつかの話の中で特に印象に残ったのが、人種差別主義者の警察であるライアンが事故車から奥さんを助け出す場面、それから黒人窃盗団の一人が以前「バスの窓があんなに広いのはオレ達を見下すためだ」と決めつけていたのに、いざバスに乗ってみると車内に座っていたのは自分と何ら違わないマイノリティの人々だったという場面でした。 ただ初監督作品としてどうだったと考えるとやや苦言を呈さない訳にはいきません。素晴らしい脚本に対し、劇的な瞬間をカメラに捉える手際が野暮ったい感は可也あります。例えば、真面目なドア修理人の男に逆恨みしたペルシャ系の親父さんが発砲してしまう場面。ここは状況的には凄く盛り上がるはずだし、監督もそうしようとしているのでしょうが、娘が飛び出してきて発砲を受ける瞬間の捉え方には明らかに素人臭さを感じてしまいます。リックの奥さんが階段で足を踏み外す場面も同様で、足が滑る瞬間をスローモーションで単にアップで映しているのには笑ってしまいました。スローである瞬間を映すのがドラマチックとでも勘違いしているのかな? それから群像劇として脚本が素晴らしいと前述しましたが、物語の核でもある人種差別描写が映画の物語の構成上無理矢理入れたとしか思えないんですよね。ロスと言っても正直登場人物の殆ど全員があからさまな台詞を吐き過ぎだと思います。もっと自然ににじみ出るような人種への憎しみが見たかったです。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-25 00:29:47) |
49.群像もの。善人でも悪人でもない人々の小さな気分の揺れが、大きな善になったり大きな悪になったりすること。やくざな警官が必死の救助者になったり、正義感ばりばりの新入り警官が人を撃ってしまったり。そういう社会なのだよ、という諦めを語ったのか。希望を語りたい・夢を持ちたい、という前提で社会を点検してみたら…、というスタンスなのか。妖精のマント。昔のアメリカの「社会もの」は、白人と黒人との対立だけですんでいたんだけど、いまは複雑で、アラブ人と間違えられて襲撃されるペルシャ人もいる。少数民族は優遇されすぎてるという白人の不満も高まっている。希望や夢を持つことが難しい状況が蔓延している中で、何か手探りしようとしている意志を感じる。希望そのものを歌うより、希望を持とうとする意志を模索していることに希望を持とう、と控え目な控え目な夢を語っているような。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-31 09:39:32) |
48.《ネタバレ》 ふむ、綺麗にまとめあげてしまいましたね なるほどね。 でもね、終盤、なんだか結束バンドで強引に束ねられてしまった気がしてならない で、結局なんだったんだ? ・・・ と。 これって問題提起なのか? それともヒットさせる為に作られたエンターテイメントなのか? ・・・ と。 本作について正直、黒人さんはどのように感じられたのだろう 目から鱗なのだろうか 憤りを感じてしまわないのだろうか 自分としては (黒人さんの気持ちを察してみた場合) いちいち余計なエンターテイメントであったような気がしてならない。ひねくれた捕らえ方になってしまっているのだろうか自分。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-13 19:53:02) |
47.《ネタバレ》 様々な「人種差別」によって起こってしまう不条理な出来事を描いています。アメリカの社会情勢を知らないと、ちゃんと理解する事は出来ないと思いますが、人々の心情がリアルに描かれていてとても感動しました。特に「透明マント」の話が個人的に良かったです。エンディング曲も好きです。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-25 19:26:40) |
46.良かった。人はぶつかりあう、それによって悲劇がおきたり、逆に救われたりもする。生きるとはすなわちそういうことで、人間の宿命とも言える。見せ方がとても上手く、引き込まれるが、それが目的化しない適度な範囲。見事な脚本です。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-10 12:01:37) |
45.絶妙なタイミングをうまく捉えていますね、でもこの年の受賞作は他の作品を応援していました。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-06 13:47:56) |
44.《ネタバレ》 遅れ馳せながらのコメントです。 一言で言えば、良い意味であれ悪い意味であれ「とっても上手な作り方をした作品」ですね。多くの皆さんが絶賛しているように、2時間という尺の中でこの内容を描き切るには、まさに最良の手法、脚本だと思います。全てのエピソードを完璧に描き切るには、とてもじゃないけど2時間じゃ無理。それを破綻を最低限に描き切ったのは、まさに職人芸。受賞に値して余りあります。 ただ、何故か手放しで絶賛できない。何故だろう?やはりそれはラストのエピソードのせいだろうなぁ。途中まで、というかほぼ全編を通じて「人の心は温かい」「人は皆、人を求めている」「信じていれば必ず願いは叶う」みたいなところに収束すべくドラマは流れて行くのに、何故、あの若い警官だけが汚れて行かなければならないのか?キリスト教的宗教観だと、神はあの若者にあのような試練を与えるのだろうか?私は全くそこのところに賛同できない。 それでも上手なので7点献上せざるを得ないです。あぁ不完全燃焼。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 13:48:23) |
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43.《ネタバレ》 世界観が素晴らしい。日本に生まれ日本人として育ったから人種ってあんまり意識したことなかった。50年後、100年後日本もこうなっているのかも。いろんな人種の人と付き合い話してみたくなった。 【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-01-21 00:31:56) |
42.《ネタバレ》 観終わった後、それぞれが違う感想を持つだろう。天使のマント。性的嫌がらせの警官と黒人女性。孤独な女性。イラン人。汚れた警官。など多くのエピソードで見る人に様々な事を考えさせる秀作 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-17 12:00:33) |
41.《ネタバレ》 警官から理不尽なセクハラを受けて心に傷を負った黒人女性が、爆発寸前の事故車からそのセクハラを受けた警官の手により危機一髪で救出されるシーンが印象的でした。黒人女性の命が助かったのですごくほっとしたのと同時に、警官にもまだ人としての良心が残っていたんだなっていう所にもほっとしました。あと、弾丸を通さない「妖精のマント」を父から譲り受けた幼女が、マントを持っていない父のために、銃口の前に出て父を庇って撃たれるシーンには、、、胸が苦しくなりました。でも、数奇な因果関係でその弾丸は空砲だったので、結果として「妖精のマント」のおかげで幼女の命は助かったっていうくだりが、心温まりました。人種差別、貧富の差のオンパレードで、重すぎる内容ですが、終盤になると微かに希望の光が見えるような展開になったので、鑑賞後に不快な後味は残らなかったのが良かったです。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-23 18:01:41) |
40.哀しみ、鬱屈、理不尽。様々織りなす人生の糸を縺れているかと見せて紡ぎ直す。芸術性が高い。ただそれが私には少し鼻についたかな。いいものを創りましたよ的な。でも抑えた演出とか個々のエピソードには心ひかれるものがあったかな。 見終わってここの皆さんの感想を読むことにより、よりこの映画を感じ入る。この映画は、鑑賞、ここのコメントを読むまでで1セットだな。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-02-19 08:13:05) |
39.一人の人間の中に良い面と悪い面があるということ、そして人種差別問題について考えさせられる深い映画。 【ぺん】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-11-16 00:11:16) |
38.これは難しい映画。黒人、白人、南米系、アラブ系、東洋人といったあらゆる人種がいて、またその中で、救われる者や救われない者がいて、それでそれら皆が一色淡になって絡み合っているアメリカという社会。そして、その全ての一人一人の人生に、何らかの価値をこの映画は与えている。海に囲まれた島国に住む我々日本人には、とても難しい映画だ。 【メロメロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-13 00:47:06) |
37.《ネタバレ》 娯楽映画ではない。心の中では触れ合いを求めているのに、お互いの不信感のせいで、衝突(クラッシュ)してしまう人々のお話。不信の原因は人種の違い、文化の違いが大きい。英語が話せないからコミュニケーションが取りづらい。不信を増長させるのが銃の存在。不信が恐怖にまで拡大する。黒人は英語を話すが、犯罪者が多いので信用されない。黒人も白人を嫌う。ハリウッド映画を観るかぎり、人種や文化の違いによる衝突は永遠に続きそうです。希望はサンドラの「あなたは親友よ」と言った場面。あれは理屈ではなく、抱き合ったときに自然に出てきた感情。肉体が触れ合えば情も移る。単純なことだけど重要。透明マントで娘は助かったが、そのことで店主はあの娘は自分のために降りてきた天使だと思う。何と信じやすい人だろうか。そのキレやすい性格とあいまって、将来が思いやられる。というか殺人未遂で逮捕だろう。正義感の強い白人が、根の善い黒人青年を射殺するのは悪趣味と思った。観客に衝撃を与えるための演出。二人は同じお守り持っていて、そのせいで悲劇が起こった。皮肉にもほどがある。死んだ黒人の兄が刑事で、その母は兄より弟を愛している。兄は不当に扱われる。親子の間にもクラッシュがある。兄は思慮深く、清濁併せ呑むことのできる「大人」である。が、セックス中に電話を取ったり、母に「今白人をやってる最中だ」などと空気読めない発言をする。弟の敵は討てそうもない。タイ人を開放し、お金を恵んでやった黒人は、いつ成長したのか。ちょっと説教されただけ。未消化です。ディロンの差別意識は根深く、やみそうにありません。全体的に皆さんキレすぎです。もっとリラックスしましょう。本質的なことを言えば、「他人を信用するとは、自分を信用すること」。心を磨き、自分を確立することが未来を切り拓きます。脚本に作為が目立ち、人間の本質を描いているとは思いませんでした。皆さん後半で性格が変りすぎです。またタイ人を知性のない非文明人のように描いていますが、あれこそ人種差別による偏見ではないでしょうか。脚本にもクラッシュを発見。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-20 13:43:08) |
36.《ネタバレ》 見応えがありました。救われないエピソードの数々がジグソーパズルのように複雑に入り交じりつつもラストには救いが。「あなたは親友よ」の一言にちょっと涙が出ました。マット・ディロン老けた・・・。ランブルフィッシュの頃が懐かしい! |
35.《ネタバレ》 人種差別をするのも自分を守るためであり、差別される者はだからこそ犯罪を行ってしまう。差別をしたくないという意識があっても、自分の命に関わる場面では黒人に殺されると思い込み差別を行ってしまう。迫害される者の気持ちが分かりながらも、自分もまた差別を行ってしまう。そういったひとつひとつの事がつながっていくことにより、差別はなくならない。差別するのもされるのも理由がある。 そんないい映画。 全編を通して流れる冬の寒空のような音楽が、登場人物のさびしげな表情と重なっていてよかった。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-28 00:37:01) |
34.《ネタバレ》 人種差別をされたことのない私には、この作品が持つ意味を感じたくても感じられないでいる。 けれども、感動した。 様々な人種が混在する国の強さや弱さ、希望が上手く表現されていた。 作品自体の完成度は一級品。 【urara】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-21 23:56:08) |