1.《ネタバレ》 見るまでスクラッチ・ヘブンだと思ってた。
簡単に内容を適当に掻い摘んで説明しますと、
色々な境遇なんかで
世の中にムカついてムシャクシャしてる3人が
ある日バスジャックされたバスに乗り合わせてしまい
出会ってしまいます。
後日再開したそのうちの男2人。
世の中にたいする不満をぶちまけ
「今の世の中に足りないのは想像力だ」って
便所掃除という名の復習代行屋を始めます。
これが思った以上にスカッとして、ウハウハの2人でしたが
あることがキッカケで(ここでもう一人の女も交わるんですが)
思いもしなかった展開になり歯車は狂い始めます。
(キレるって表現が正しいのかな)
とまぁ、こんな感じのストーリー。
バスジャックに乗り合わせた主役3人。
加瀬亮が演じるのはぶっ壊してやりたいようなbr> 世の中の不条理にイライラし、
理性の世界から抜け出さず妄想に耽る。
まぁ僕らに近い人間。
そんな理性ある世界から一歩向こうの世界に行っちゃってるのが
オダギリジョー。
存在感ありすぎですね。今ノリに乗ってる俳優です。
良かったら僕と姿形交換してください。
栗山千明は、、男二人が不満なら彼女は絶望。
この世界そのものにたいする絶望。
役どころはRPGでいうところのエンディングに必要な
すごい魔法とかお姫様ってところでしょうか。
それを取らないとエンディングは見れないけど
取ってしまうとスタートに戻れない。
見てる途中はかなり微妙な気分に陥りましたが、
見終わって何日も発つにつれて感慨深くなりました。
オダギリジョーが加藤亮に「お前もこっちの世界に来いよ」って
言うシーンがあるんですが、加藤亮が斜め後ろに引き返すのが印象的でした。
やっぱり正常な人なら引き返すんでしょうね。
でも結局彼らが引いたトリガーによって想像力の輪は
止まることなく広がっていっちゃうんですけどね。
最期は3人とも別々の方向に行っちゃうんですが、
ラストシーンで止まることない世界を見て
加藤亮が向こうの世界に行こうとしたけれど、
結局はこっち側の人間なんだと思い知らされてしって終わります。
その後の加藤亮はどっちの世界に行くのか非常に気になりました。