1.《ネタバレ》 イラク戦争時のクルディスタンの状況、人々の暮らしぶりをドキュメンタリータッチで描いた非常に貴重な映像作品です。
正直言って、この映画について簡単に感想を表現する術を私は持っていません。ただ、何とも言えないやりきれなさを感じてしまうだけです・・・・。
アメリカはイラクをフセインから解放すると言っているが、イラン・イラク戦争時にフセイン政権を支援しクルド人虐殺を黙認したのは一体どこの国なのか?結局のところ、この作品に出てくる子供達はアメリカという国の利己主義が産んだ犠牲者とも言えるのではないか(もちろんアメリカだけが悪いわけではないですけど。アメリカに対する大人と子供の感じ方のズレも興味深かったです。)?というような事をいろいろと考えさせられました。
鑑賞後、DVDに収録されているメイキング映像を見てちょっとホッとしました。その位、重い内容の作品でしたね。