36.サクサクと物語が展開していくので見やすい一方、実話とされているものに忠実過ぎた感がある。 主人公ヘルフゴッドが持つ才能と危うさに父親の独善的な性質が混じって、彼を見守るような思いで見させられる。それ故、最後のピアノリサイタルは湧き上がるような感動がある。 本人による演奏のシーンは目が釘付けになるほど凄まじく、それを見て、聞くだけでも価値があると思うほど素晴らしかった。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-12 16:18:04) |
35.《ネタバレ》 幼少時から父親に勝つことを義務付けられ、鬼気迫る名演奏を披露した直後に精神が崩壊してしまった天才ピアニスト。父親からの抑圧はさぞ苦しかった事でしょう。回復後の演奏で喝采を浴びて流す嬉し涙が胸に迫ります。長い暗闇の中でも光を浴びれる日が訪れる事を信じられる作品です。 |
34.《ネタバレ》 こういう音楽系の作品は好き。 混沌とした中で最後はそれなりに落ち着いたエンディングになったので良かったと思うが、実話としてはどこまでリアルなのかは不明。 デイヴィッド・ヘルフゴッド役の演技力もなかなかだったし、見応えはある。 【simple】さん [地上波(字幕)] 7点(2016-03-27 12:38:15) |
33.《ネタバレ》 ヘルフゴットの家族から暴露本(日本語版未訳)が出版されており、デヴィットは占星術師の妻に利用されているとのこと。レストランの仕事は実姉の紹介であり、暴君として描かれている父親とは比較的仲が良かった等、事実と大きく剥離していることを訴えていた。これを知るか知らないかで映画の評価は大きく変わる。音楽家という職業はテクニックと同等にメンタルの強さも問われ、脱落していく人は数知れず。その中で復帰できたのは奇跡であり、映画としてはドラマチックな題材だろう。音源はデヴィット本人のものだが、代役なしの演奏をこなしたジェフリー・ラッシュの熱演は称賛されるべきである。この映画でラフマニノフの第3を知った人は少なくないはず。その功績が大きいからこそ、スタッフには夫妻のみの情報に頼らず、多方面にアンテナを張っていれば、我々のこの映画に対する受け取り方も違っていたかもしれないのに。 |
32. なんでポスターがあの場面なのかわかった。音符まみれのプールかどっちかだよな! 【JF】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-04-23 19:51:33) |
31.《ネタバレ》 実話を基にした話。 天才ピアノ少年が家族を捨ててまでも音楽家を志すが 精神に異常をきたしてまともな生活が出来なくなり彼の転落人生が始まる。 長い精神病院生活を過ごすが彼の奏でる美しい音楽は人々を魅了しやがて 彼に救いの手を差し伸べ始める。 実話だけあって話は淡々と進む。 精神障害者、クラシック音楽家という鉄板ネタを二つも兼ね備えた作品が 名作にならないわけがないw なんというかグッと感動するというよりジワジワとゆるい感動がずっと続く感じです。 とはいえ人を選ぶ作品な気がします。 障がい者がメインの作品というと「フォレストガンプ」「レナードの朝」「ダンサーインザダーク」など 障害を持ちつつも懸命に生きる姿に感動するわけですねー。 音楽映画というと「アマデウス」「戦場のピアニスト」。 どれも名作です。 ただこの二つのキーワードで思い出すのは佐村河内 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-04-10 21:39:55) |
30.《ネタバレ》 くわえタバコをしながら、場末のバーでピアノを弾く。おそらく、夢見た自分の姿とは程遠いが、それでいいじゃありませんか。万雷の拍手の中感極まり涙する、私もそこで感極まり涙する。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-07-21 14:32:33) (良:1票) |
29.《ネタバレ》 いい映画だとは思うが、実在の人物の伝記ものだけに、淡々と進む。 父親の行動に病的なものを感じる。父子の関係が和解しないまま父親が亡くなるあたりが実話っぽい。 王立院での倒れたときの演奏会と、数十年振りの最後の演奏会のシーンが良かった。 感動というよりは、なるほどこんな大変な半生だったんだなと思う。 【かずろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-21 19:12:19) |
28.父親の行き過ぎた愛情で精神を病んでしまったが、その父親がいたからこそピアノに出会えたことは何とも言えない。しかし、周りの人々に恵まれているのでとても幸せそうである。これも彼の人柄故か。ピアノ演奏は素晴らしい。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-18 23:32:22) |
27.《ネタバレ》 ジェフリー・ラッシュの演技が良かったです。あと、ラフマニノフという人物を覚えました。時間軸がずれていますが、解かり易く感情移入できました。ただ、泣けはしませんでしたね。父親の歪んだ愛と体に染み込んだデイヴィッドの演奏力が印象的です。ただ、デイヴィッドの下品な行動はいただけないないです。ジェフリー・ラッシュが「パイレーツ・オブ・カリビアン」のバルボッサとはとても思えないです。 【マーク・ハント】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-12-26 13:06:03) |
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26.《ネタバレ》 自慢の息子が自分の手から離れていく、その不安。 ピアニストとしての有望な将来、それへの嫉妬。 父親のエゴともいえる愛情を感じさせます。 その存在が、今一歩の消化不良感を残しますが 二人の関係を和解させるなど、映画化に際し美談にしなかったところは評価できる。 実話が元であるが、やはりそこは映画・・脚色もあり削ぎ落とされている部分も多い。 デヴィッドの感じていた重圧がどれほどのものか、素人の自分には計り知れないが ラストの復帰リサイタルには胸に熱く込み上げるものがあった。 ジェフリー・ラッシュの演技も記憶に残る。 世界を覆い隠す霧を晴らすには、良き理解者と愛の必要を感じた。 作中のデヴィッドも愛に飢えているような描写が多々見られる。 ---「すべては愛に」 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-24 21:33:15) |
25.これも何年も前に観たなあ。なぜか泣けるほどの感動はなかったのを憶えている。子どもにとって親は絶対の存在です。しかし、思春期を迎えるころになっても日常のなんでもないことまで親に依存している、親の意向を聞いてくる子を見て、「手をかけ過ぎた、これではいけない」とはっと気づく親。子を持つ親ならけっこう経験してることだと思う。でもこの父親は気づかなかったんですねえ。でもこういう親も少なくないんですよね。無償の愛ではなく、親のほうが子どもに依存してしまっているのだと思う。子どもにとってはとんでもない重荷でしょう。人は何かに誰かに依存して生きているものだと思うけど、相手に必要以上の負担をかけないように気をつけたいわね。なんか見当はずれのレビューになっちゃったかな? 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-09 16:29:59) (良:1票) |
24.いつでも父親からの評価を気にして怯えていたヘルフゴットが、レストランで客から、コンサートで皆から暖かく正当な評価を受けて涙するシーンに胸が熱くなりました。 【ジョー大泉】さん 7点(2005-02-07 09:38:58) |
23.いい映画です。ただ、前半の父親の言動や行動が全く理解できなかった。はじめのうちは、これが頑固親父で、これが子供を愛するあまりしてしまう不器用な愛情表現なんだなと思ってました。でも途中からそれにも限度ってモノがあるだろう・・・と思うようになってしまった。あれじゃぁただのわがままな自己中オヤジにしか見えない。といいつつ7点なのは、中盤からの出来の良さ。ところどころウルッときたシーンもあったし。それに、ジェフリー・ラッシュの演技はかなりスゴイ。特に魅力のある感じの人ではないが、演技はマジスゴイ。 【A.O.D】さん 7点(2005-01-02 17:36:40) (良:1票) |
22.なかなかのイイ映画でしたが感動までには至らなかったです。 【ギニュー】さん 7点(2004-04-26 20:20:33) |
21.静かな映画。重い映画。でもいい。 デヴィッド・ヘルフゴットという今もなお実在しているピアニストの話です。 1番のお気に入りのシーンは『ラフマニノフ協奏曲3番』演奏シーンで、 唾を飲む音が聞こえてくるような緊張感を持ちながら見入ってました。 ネットを見ていたらこのシーンはデヴィッド・ヘルフゴット本人が演奏してるとのことで。 個人的には父親に逆らえずにいる父子の関係なんかを自分と照らし合わせたりして見てました。 好き嫌いがはっきりとでる様な映画だと思うけど俺は嫌いじゃなかったかな。 【王子】さん 7点(2004-02-09 23:22:33) |
20.ピアニストものはとりあえず押さえておきたい、ってことで観ました。私自身もそれなりにピアノを弾きます。(と言っても、この映画で取り上げられてるような技巧を見せびらかす性質の曲は、とても無理です。)個人的に一番惹かれた曲は、精神に障害を来たした後、アパートの中で煙草を吸いながら弾いている曲(途中で隣人に「うるさい」と言われてやめるシーンの)。これ、何という曲なのか非常に気になります。「熊蜂の飛行」も良かったですね。リストの「ラ・カンパネラ」と「ため息」は、通して聴きたかったのに一部だけで残念…。最初の「英雄ポロネーズ」も後半が聴きたかった。(しかし、あんな子供が本当に弾けるんでしょうか…)さて、ストーリーの方は、皆さんが高い評価つけているほどには感動を得られませんでした。勿論、一度はピアニストとしても人間としても絶望的な状態に陥ったところからの奇跡的な回復には素直に拍手を贈りますが。 |
19.《ネタバレ》 パッケージに映る、雲一つない青空の下で手を広げる姿が印象的。このシーンだけとっても、まるで美しい絵画をずっと鑑賞しているような、質の高い映像である。ジェフリー・ラッシュをはじめ、まるで本人かと思わせるような演技の数々は非常にレベルが高く、演奏会でのピアノのシーンも群を抜いている。 ただし、エピソードは微妙。とくに前半は父親の行き過ぎた歪んだ愛情に、見ているほうも辛くなる。どんなに後半取り繕っても、こういう物語は悲劇でしかない。暴君父親の再登場で復讐が果たされるかと思いきや、それもなく淡々としている。精神を病んで自分だけの世界に閉じこもったのは、結局逃げの産物ではなかったか。ともかく、いろいろと考えさせられる。 実話に基づいた作品だと思っていたが、事実はまったく異なるらしい。それが作品中に明らかにされなかったのは残念。 《2020年8月再見》 なんと言っても俳優陣の演技力が圧巻。主人公や父親もとても演技とは思えないほど自然で素晴らしい。 独特の演出で名作の雰囲気があるが、やはりエピソードとしては物足りなさや辛さもあるのは否めない。 とはいえ、圧巻のピアノシーンは本物。精神異常や歪んだ愛情などこの作品から得られるものは多い。 親族からは映画はでっち上げとの抗議があったそうで、ざんねんなことだ。 あとこの映画に出てくる女の人はみんないい人ばかりでほっこりする笑 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-12-04 14:56:34) |
18.俺が一家の主だっていう父親の自尊心がデイビッドを束縛する結果になっていて、観ていてデイビッドがかわいそうになってきた。「もっと自由にしてやれよ!」って序盤はずっと思ってた。でも、家を出た後は今度は父親がかわいそうになってきた。久々に再開した時の父親の眼鏡が割れてるのもせつなかった。結局、完全に打ち溶け合える前に父親が死んじゃうのは、実話だからこそっていうか。いろんな感情が湧いてきた映画。 【ブン】さん 7点(2003-10-26 02:23:44) |
17.時間を長くしてでも倒れた後の描写がほしかった。苦労が伝わりにくく、話に入り込めなかった。それでも、ラストは感動。 【ナノーマル】さん 7点(2003-10-15 00:01:01) |