紀子の食卓のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ノ行
 > 紀子の食卓の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

紀子の食卓

[ノリコノショクタク]
Noriko's Dinner Table
2005年上映時間:159分
平均点:5.92 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-09-23)
ドラマホラーシリーズものミステリー小説の映画化ネットもの
新規登録(2007-07-09)【コウモリ】さん
タイトル情報更新(2020-07-11)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督園子温
キャスト吹石一恵(女優)島原紀子
吉高由里子(女優)島原ユカ
光石研(男優)島原徹三
宮田早苗(女優)島原妙子
つぐみ(女優)クミコ
並樹史朗(男優)池田
三津谷葉子(女優)みかん
手塚とおる(男優)ひげの男
藤間宇宙(男優)
古屋兎丸(男優)喫茶店の男
安藤玉恵(女優)「決壊ダム」
渡辺奈緒子(女優)「廃人5号」
原作園子温「自殺サークル完全版」(河出書房新社)
脚本園子温
作詞浜口庫之助挿入歌「バラが咲いた」
作曲園子温テーマ曲「Lemon Song」
浜口庫之助挿入歌「バラが咲いた」
撮影谷川創平
配給アルゴ・ピクチャーズ
美術西村喜廣(特殊造型)
編集伊藤潤一
あらすじ
女子高生・島原紀子(吹石一恵)は、妹・ユカ(吉高由里子)、新聞記者の父・徹三(光石研)、母・妙子の4人家族。卒業後は東京の大学へ進むことを考えていたが、父の反対にあっていた。ある日、紀子は、「廃墟ドットコム」というサイトで出会った仲間を頼り、家出をして東京に向かう…。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
9.《ネタバレ》 おおきな特徴は、登場人物の内面(考えていること)を、自分の声でナレーション(独白)しまくっていること。無理やりな設定に放り込まれた登場人物たちに、強力なリアリティを生み出しているので、なんだか乗り物酔いのような気分になる。
また、以前観た同監督『自殺サークル』とも内容がリンクするのも興味深い。『自殺サークル』は意味が良くわからずたいして面白くなかったんだが、『紀子の食卓』を観れば、なんとなく『自殺サークル』の意味が分かったりする。特に”サークル”の意味とか、あああーうまいねえー!と思った。

吹石一恵と吉高由里子とつぐみが、歪んだ家族になっていくんだが、怒鳴りあい泣き叫ぶラストは、ソノシオンとラースフォントリアーにしか撮れないだろう。もうすこしエロければ・・・。
no_the_warさん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-06 01:45:05)(良:1票)
8.《ネタバレ》 レンタル家族というモチーフは本作が公開された20年程前に清水有生のデビュー作『正しい御家族』にもあったので、目新しくは感じなかった。
むしろ、いまさら感のある題材だとも感じたが、切り口が面白く、なにかわけのわからない迫力を感じて目が離せない。
同監督の『自殺サークル』を先に見たが、それはまったく受けつけなかったのに、本作はなぜか面白かった。
家族のあり方やアイデンティティの喪失といったテーマに切り込んで、サスペンス性の高いストーリー展開。
哲学的でカオス状態、シュールで理解しにくいところもあるのが残念。
もう少しわかりやすく整理してくれていたら、唸るほどの傑作になっていたような気もする。
あえてモノローグを多用しているようだが、これだけ多いとさすがにうるさく感じられる。

出演者の好演が印象的で、特に吉高とつぐみは役柄にハマっていて迫真の演技。
吉高はこれがほぼ映画デビュー作といってもいい新人だったが、ナチュラルな演技と個性が光り、売れっ子になるのも十分納得の存在感。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-26 21:04:55)
7.《ネタバレ》 いかにも幸せそうな家族を演出する父親。
それに嫌気がさして家出をし、商売として他人の家族を演ずる長女と次女。

結局、どちらも演じているわけだから、観ているうちに頭が混乱してくる。
っていうか、“演じている”と言っても、所詮は現実社会での出来事なわけだから、そう深刻に考えなくたって良い。
深刻に考える必要のないことを、本作は2時間半以上もかけてじっくり描く。
だからテーマとしては、特に興味を持てなかったが、話の展開がスリリングで、しかも刺激的なシーンが多いから、飽きさせない。

サスペンスとして観れば、満足に楽しめる力作。
だけど、何かを問題提起しているかと言えば、案外そんなでもなく、薄っぺらい印象はぬぐえない。

長女の吹石一恵が気色悪くて個人的に苦手だけに、次女の吉高由里子の存在が救いになった。
吉高由里子は、生意気な感じがハナにつくが、制服も似合っているし、腕はスベスベだし、何だかんだ言って好きになってしまった(笑)。

ラストの解釈はとても難しい。
結局、最初は地味な存在だった次女が、みんなを戒めて旅立っていくわけだが、そのほかの3人は、一体、最後にどこに辿り着いたのか。
なんか判然とせず、すっきりしないラストだった。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 7点(2010-11-08 02:08:32)(良:1票)
6.《ネタバレ》 この映画は、映像付きの小説を読んでいる感じで、登場人物の
台詞以外の説明文がおととなって現れる感じです。それはそれで
テロップ満載の今日、素直に受け入れれることができた。
レンタル家族は形態こそ別にして、立派なビジネスとして今や
存在しているのじゃないかなあ。少なくともこのぐらいなりきり
になってくれるのであれば需要はかなりあると。料金も劇中では
そんなに高くなかった(万札数枚?)ようだし。
それとお姉ちゃん。高校生役はかなり無理。妹いまや大活躍。
お父さん タカトシのどっちかに似ている。
でもこの映画予告編見ただけではこの映画に吹いている「風」
は理解できないし、あの血で敬遠する人も沢山いると思う。
予告編だけ作り替えれば吉高ファンも含め沢山の人がみるかも。
K2N2M2さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-19 04:31:29)
5.すごく面白かった。園子温バンザイ。『自殺サークル』の自殺が自殺をする役を演じたに過ぎないという驚愕の事実となぜそうするのかという哲学に圧倒されたのだが、この作品の面白さはその哲学にはなく、その哲学を謳う者と信仰する者、あるいはそのまわりの者の人生を事細かに見せてゆき、尚且つその莫大な量の物語を退屈させずに見せるところにある。紀子の物語に属する妹、妹の物語に属する紀子、クミコの物語に属する姉妹、、、と、とめどない物語が2時間半に凝縮される。ナレーションが実に効果的に物語を進行させると共に絶妙な効果音ともなっている。とくに妹=吉高由里子の声がいい。さらにその「心の声」と行動のギャップが、現実世界とネットの世界、あるいは家族とレンタル家族、はたまた写真に映る不満顔と母の絵に改変される笑顔という作品内に存在する二対という構図との相乗効果で重要度を上げている。この二つの世界の戦いともいえる本物と偽物がごちゃまぜの家族の団欒が壮絶!!結末も素晴らしいと思った。登場人物のそれぞれのドラマの展開のさせ方やナレーションの挿入は以後、園子温の印となる。いや、ナレーションは初期作品でもあったが。これって元が詩人ゆえの大胆さだろうか。映画にとってナレーション多用はけして褒められるものじゃないだろうに園子温映画の場合はなくてはならないアイテムとなっている。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-16 14:07:01)
4.《ネタバレ》 「自殺サークル」アナザーストーリーのような話。
といって、これを見る為に「自殺サークル」を見る必要はないかもしれませんけど、

インパクトありきの前作に比べて、
なんか、凄い事になってました。

話は「自殺サークル」同様、良く分からないんです。
でも、「自殺サークル」に比べて、なんかちゃんとした感じがするんですねぇ。
不思議な事に。

とはいえ、かなり非現実的なもんで、
点数が非常に付けづらい。
でも、嫌いかというとそうでもない映画なんです。

一言で言うと、「不思議な映画」

「自殺サークル」と違って
序盤はふわーっと始まるんですけども、

しかし、「レンタル家族」をしている所あたりから
妙な緊迫感が。

特に決壊ダムのエピソード・最後らへんパパ覚醒とかは
かなり凄いですね
おかげで家族団欒のシーンですらえらい緊張感ですもん


人によっては10点にもなりえそうで、0点にもなりえそうな映画です。
シネマレビュー管理人さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-18 16:40:42)
3.《ネタバレ》 これは、おかしな映画だった。途中までだらだらした印象だったが、終盤はいきなり緊迫感を孕んだサスペンスへ。シーンが修羅場と化して再び家族芝居が始まった時にホッとした。つまり「家族」が持つ居心地の良さとは虚構なのか。そこに深遠なテーマが見え隠れする。主人公の妹役がいい味出してました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-08-15 13:57:40)
2.《ネタバレ》 食卓つながりで、同時期に「幸福な食卓」があります。本作も同様に血のつながりがあるが故にぎこちなく分かり合えない家族というものを題材に、他者との関係性=役割みたいなものを描いています。この2本を、性格の違う双子またはウラとオモテのように感じました。それぞれの映画で描かれたその答えが同じなのか真逆なのか、まだ咀嚼しきれていないでいる私ですが…。それにしても園子音、デビュー以来賛否はありますが面白いですね。出来不出来とは別に、映画をつくる力、才能みたいなものを感じてしまいます。
ParaPさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-09-05 01:54:46)
1.《ネタバレ》 後味は悪いです。サスペンスとしてみれば美人の姉妹が不気味なカルトに絡め取られていく様、それを取り戻そうと悪戦苦闘する父親がんばれ!という乗りで続きが気になり、2時間半を超える長丁場を一気に観てしまいましたので面白かったということだと思います。それに女子高生の集団自殺という仕掛けには吐き気をもよおさせるほどの魅力(?)があります。ただ、結局この映画のテーマであろう自分の居場所探し、本当の自分探し、家族という虚構からの脱却といったあたりにはあまり感心できませんでした。問題意識はわかるんですがそれが何だかとってつけたようなどこかで観たようなレベルでしかないようにしか感じられず、最後もだから何なのというレベル。あくまでサスペンスとしてみればなかなかにお奨め、深い部分での感動があるかといえば?。そういう映画でした。
Seanさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-08-13 15:59:10)
別のページへ(7点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 5.92点
014.00%
114.00%
214.00%
314.00%
414.00%
5416.00%
628.00%
7936.00%
828.00%
9312.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.50点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS