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遊び

[アソビ]
1971年上映時間:90分
平均点:6.30 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(1971-09-04)
ドラマラブストーリー青春ものロマンス小説の映画化
新規登録(2007-08-13)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2011-09-18)【イニシャルK】さん
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監督増村保造
キャスト関根恵子(女優)少女
大門正明(男優)少年
杉山とく子(女優)少女の母
内田朝雄(男優)少女の父
根岸明美(女優)少年の母
仲村隆(男優)マネージャー
笠原玲子(女優)女子工員A
蟹江敬三(男優)兄貴
早川雄三(男優)高利貸
平泉征(男優)兄貴の子分A
飛田喜佐夫(男優)運転手
田武謙三(男優)アパートの管理人
杉森麟(男優)砂利場の男
九段吾郎(男優)砂利場の男
中田勉(男優)サラリーマン
三夏伸(男優)バーテン
村田扶実子(女優)寿荘の老婆
松坂慶子(女優)フーテン娘
小山内淳(男優)寿荘の主人
原作野坂昭如「心中弁天島」
脚本増村保造(潤色)
音楽渡辺岳夫
撮影小林節雄
製作大映
企画藤井浩明
配給ダイニチ映配
美術間野重雄
編集中静達治
録音須田武雄
照明渡辺長治
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5.《ネタバレ》 「2023年:大映4K映画祭」関連企画で初めて劇場鑑賞。

私が増村監督を知ったのはテレビドラマ:山口百恵主演「赤い衝撃(’76〜)」、
堀ちえみ&風間杜夫主演「スチュワーデス物語(’84〜)」(脚本)位から。
少年期の私からすれば「なんちゅう暑苦しく、クドイ作品なんだ」と感じてたけど、
彼の経歴を辿ってみればTV界における彼の業績は「才能の出涸らし」でしか
なかった事がわかる今日この頃。そりゃ「盲獣(’69)」みたいな世界観、
より大衆性を求められるテレビでは絶対に出来るわけないもんね。

青春映画「くちづけ(’57)」で監督デビューした彼にとって
最後の大映作品となったこの一本が青春譚になったのは
大映在籍時にやりたい事全てやりつくしただろう彼が、
生涯のテーマ「感情を露わにする、近代的人間像
を日本映画に打ち立てる」への原点回帰として
取り上げたのではないかな、と個人的には感じてる。

アメリカンニューシネマから影響を受けたと思われる
若者二人の逃避行を描くこの作品、突然挿入される
わかりづらいフラッシュバック(過去の回想)とか
大門正明の台詞廻し等、鬱陶しい展開の上
「若さ故のあやまち」から来る悲劇感ありあり。
でもなんかその若さがその悲劇を打破してくれる、
という希望も感じさせる雰囲気に包まれてる作品で
自分にとって好印象なのでこの点数。
それを強調しているのがこの年16才(!)の関根恵子
のヌード/濡れ場シーンとボロ舟を押しながら川へ流れゆくラスト。

日本青春映画の佳作としておすすめ。機会があれば。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 7点(2023-06-20 19:56:33)
4.《ネタバレ》 最後に乗ったのが泥舟なのが気になる…
何もかも失った若者同士の破滅的な逃避行。
案外、楽しめた。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-11-03 21:30:30)
3.《ネタバレ》 妙に健全というか人の良い雰囲気の不良少年、薄幸というには生気充ち満ちた工場の少女。
スラムで貧乏で昭和な雰囲気なんだけど、なんか悲哀がなくて猥雑で生命力にあふれてる。
野坂昭如の原作「心中弁天島」がもつ纏綿たるせつない情緒をふっとばしてしまう、どこまでも増村節なパワーあふれる青春映画。あ、ヤクザ役の蟹江敬三がいい味だしてます。
ラストは、儚く沈んでいく船に心中の悲劇を漂わせている……はずなのに、増村映画だと対岸まで泳いでいっちゃいそうな生命力いっぱいで、悲壮感がまるでない。ムンムンした生命力を感じたい人にはおすすめ。
せいさん [DVD(邦画)] 7点(2014-08-10 19:24:45)
2.《ネタバレ》 えっ?たった一人しかコメントないの?増村映画って川島映画と並んでコメントが少ない。書かれている人の数の少なさといったらない。もっと評価されていいこの監督とこの監督の作品群の中にあって、これは増村保造監督の監督デビュー作品とのことで、後の増村映画に多く見られる危険な男達とそんな男に惹かれていく女の哀しさがここにも見られる。主演の二人、特にヒロインを演じている関根恵子の若さ、初々しさが輝る。話としては増村作品にしてはまだまだ若尾文子主演の幾つかの作品に見られるような力強さという意味では弱い気がするものの、男と女の二人の気持ち、不器用な男とそんな男を愛してしまった女の青春模様が描かれている。ラスト、お互いの愛を確かめあった二人がボートにしがみつくようにして去っていく終わりに二人の未来、幸せが待っているようなそんな余韻を残したまま終わるというこの映画、何だか川島雄三監督の「洲崎パラダイス赤信号」に通じるものがある。あちらに比べると作品全体、重苦しいし、出来としては劣る。それでもこの監督も余韻の残し方に関しては上手い。監督デビュー作から既にその後の増村映画の元になっているスタイルが感じられる作品にもなっている。それにしてもこの監督の女性像って何だろう?ていつもながら考えさせられる。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-27 10:31:10)(良:1票)
1.同じ増村保造監督のデビュー作「くちづけ」と同じような感じの青春映画。増村作品を以前に見たのはその「くちづけ」だったが、二本を比べるとこちらのほうが70年代前半という時代性もあってか、より内容が重く感じるが、これもなかなか良い映画だったと思うし、関根(高橋)恵子と大門正明が主人公を瑞々しく演じていてとても良かった。ただ、増村監督の作品としてはデビュー作の後にいきなり後期のこの作品を見たせいか、「くちづけ」にあった演出のテンポの良さがなかったのがちょっと残念。これが増村監督最後の大映映画らしいが、最初と最後が同じような青春映画なのは偶然だろうか。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-16 17:13:41)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.30点
000.00%
100.00%
2110.00%
300.00%
400.00%
5220.00%
6110.00%
7550.00%
800.00%
900.00%
10110.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 2.00点 Review1人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人
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