4.終盤、急に安っぽくなった気がしたが、控え目な人物描写が良かった。
虐殺の有無は置いておいて(史実なんて、誰にもわかんないんだし)「戦争は人を狂わせる」ということを描くのが、こういった作品の目的だと思う。
戦争映画になると必ず、史実云々を持ち出してくる人がいるが、そこにだけ囚われるのは、本質が見えていないと思う。(そもそもこの作品は、監督と脚本は別の人だし)
戦争・差別・宗教など、複数のテーマを盛り込んだ上でそれなりにまとまっていると感じた。あと少し、緻密な脚本なら、傑作に成り得たかも…。
黒人差別が当然だった作中の時代から70年、黒人大統領が誕生している。日本も、あと50年以内に女性首相が誕生したりするかも…?(個人的にはもっと早く、女性差別を無くして欲しいが