プール(2009)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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プール(2009)

[プール]
2009年上映時間:96分
平均点:4.94 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-09-12)
ドラマ漫画の映画化
新規登録(2009-09-28)【あにやん‍🌈】さん
タイトル情報更新(2016-12-16)【イニシャルK】さん
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監督大森美香
演出飯島奈美(フードコーディネーター)
キャスト小林聡美(女優)京子
加瀬亮(男優)市尾
もたいまさこ(女優)菊子
脚本大森美香
音楽金子隆博
挿入曲小林聡美「君の好きな花」
製作日本テレビ(プール商会)
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
編集普嶋信一
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
さよは大学の卒業旅行で一人、タイのチェンマイ郊外のコテージで働く母・京子を訪ねる。そこで他人と家族のように暮らす京子の姿を見たさよは、家庭を捨て自分を置き去りにした京子に対して不満を抱くのだった・・・
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2.《ネタバレ》 主題は「母親探し」である。あるいは母性ともいうべきか。さよは母親に日本に置き去りにされ、ずっと母性を求めてきた。ビーにも母親は居らず、面会に行った人は別人であった。それぞれの母性を取り戻そうとするストーリー。そう解釈するのが素直だが、実際この映画で母性を取り戻すことは無い。「ごめんなさい。私が悪かった」といって抱きしめるわけではなく、母親はあっけらかんと「その時そうしたかったんだからしょうがないじゃない」と言い放つ。さよがそれに納得していないのは明らかである。ではどのようにこの物語を解するか。思うに、それがプールの役割である。タイトルにまでなっておきながらその本来の用途では一切使われない奇妙なそれは、実は母性の象徴ではないだろうか。実際にさよが上手くコミュニケーションをとり、心を通じ合わせているのはプールサイドでの会話が多い。さよはプールサイド、母親の側で成長した。今まで喪失していた時間を取り戻すかのように。そしてさよが十分に成長し、「親離れ」した時に、旅も終わり、帰途に着くことになるのである。故に舞台を日本ではないどこかにする必要があった。このように考えたが、もたいまさこの存在はまだ謎。二回目に考えよう。この映画はほのぼのとしているようでどこか作為的、人為的で、そこが決定的にかもめ食堂などとは違う。そしてそういう意味でなかなか面白かった。
Balrogさん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-25 13:55:40)(良:1票)
1.《ネタバレ》 ミニシアター系邦画にありがちな、消化不良なままぶつっと切れる感じのエンディング。もたいさんは死んでしまうのか、さよと青年の間に特別な感情は生まれないのか、小林聡美はタイにとどまるのか、少年の行く末はどうなるのか…台詞は少なく、登場人物たちのバックグラウンドはいまいちよくわからないまま、勿論先のこともほぼわからないまま映画終了。もう少し処理のしようもあっただろうにと思わなくもない。しかし、付け足しの如く説明的な結末だったらそれはそれで違和感が残っただろう。この映画は、映画そのものが「旅」なんだと思う。きれいだとか美味しいとかめいっぱい感じ、刹那の幸せや感動を味わい、あとは思い出が残るだけ。変わろうとか変えようとか、そんな意気込みを持って旅することも勿論あるにはあるのかもしれないが、タイという国にはこの映画のようなとりとめのない旅がぴったりなんだろう。はっきりと形に残るわけでもないが、さよの旅はさよ自身、それから 彼女が係わった人々それぞれの心に何らかの後味を残す。そしてみんな、それぞれの場所で生きていく。それだけでいいと思う。けちをつけるところはいくらでもあるが、帰国して振り返れば、なんとも素敵な「旅」だった。
よーちーさん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-30 19:04:11)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 4.94点
000.00%
100.00%
216.25%
3212.50%
4425.00%
5318.75%
6318.75%
7212.50%
816.25%
900.00%
1000.00%

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