35.視聴環境ですが、最初に見たのがテレビだったからで、先日リメイク版を見た後に、続けて見ました。初見の時も製作から20年近く経っていたはずですが、これこそアメリカへの憧れの第一歩だった気がします。主人公たちが差別される側だったのに、それさえもカッコ良く映ってました。衣装や演出も撮影技術もずっとずっと上のはずのリメイクを見た後なのに、全く色褪せず、むしろ勝ってるように思えるのは、こっちの方がリアリティを感じるだけではないような気がします。なんなのでしょう。脇役の品の無い顔が揃ってたり、背も低くカッコ悪いのに。どうしても減点を感じるのは、やはり長いからかな。 【♯34】さん [地上波(吹替)] 7点(2024-03-10 20:26:39) |
34.《ネタバレ》 ビリー・ワイルダーとならんで幅広いジャンルの映画を撮ってきたロバート・ワイズ、彼に二度のオスカーをもたらしたのが本作と『サウンド・オブ・ミュージック』というどっちもミュージカルだったというのは、ちょっと不思議。だって彼が本当にこだわっていたのはSFだったのにね。それまで音楽映画にすら縁がなかった彼がチョイスしたのがブロードウェイでヒットした『ウェスト・サイド・ストーリー』、オリジナルの演出家のジェローム・ロビンスを引っ張ってきて共同監督したけど、ロビンスは途中で解雇という後味悪い結末。この二人、言ってみれば東宝特撮における本多猪四郎と円谷英二みたいな位置づけなんでしょうね。 本作と『サウンド・オブ・ミュージック』および『マイ・フェア・レディ』が60年代三大ミュージカル映画という評価には誰も異存がないでしょうが、個人的には昔から本作がいちばん苦手なんですね。シェークスピアの悲劇を現代NYのチンピラ・チームの抗争に置き換えるという発想はたしかに斬新だったんでしょうけど、古いのかもしれないけど“明るく楽しい”という要素がないのは生理的に合わないんですよ。60年代に入ってMGMミュージカルのような作風が死滅してゆくのを象徴するような作品でもあるわけです、まあこれが行き着いた先が『ダンサー・イン・ザ・ダーク』なんでしょうね。また当時はまだ世間に知られていなかったけど、主要キャストの歌唱がほとんど吹き替えだというところも引っかかるんですよ。ナタリー・ウッドなんて自分の歌がマーニ・ニクソンに吹き替えられていたのを完成するまで知らなくて激怒したってのは有名な話ですが、こりゃあ日本の口パクアイドル・グループよりひどいですよね、だっていちおう本人たちの歌唱が流されるんですから。たしかに『トゥナイト』や『アメリカ』は歴史に残る名曲ですけど、この映画の見どころはダイナミックなダンス・シークエンスの数々じゃないかと思います。ボブ・フォッシーやはたまたマイケル・ジャクソンまでその影響を受けたアーティストは数知れず、本作の最大の功績なんだと思います。 スピルバーグが本作をリメイクしたそうですが、彼がミュージカルを撮るなんて想像すらしなかったですよ。彼もSFがホーム・グラウンドのような人ですから、手掛けてきたジャンルを考えるとある意味で21世紀のロバート・ワイズなのかもしれません。でもなんか観るのが怖い様な(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-19 22:31:51) (良:1票) |
33.一度は観ておきたい、過去の名作。 思ったより重厚でヘビーだった。 もっと軽いミュージカルかと思ってた。 今の時代の映画には無い良さもある。 ミュージカルのパートがスゴイ。 観て損はない作品。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-18 01:00:36) |
32.同監督の『サウンド・オブ・ミュージック』が健全・家庭的な内容であるのに対して、こちらはロミオとジュリエットを不良グループの抗争に置き換えた反社会的な内容ですね。何かジェームズ・ディーンの『理由なき反抗』を観ているみたい。健全・ロマンスといった、既存のミュージカルの概念を打ち破ったという意味では重要な作品ですね。ただ、主演のトニー役はミスマッチかなぁ・・。むしろ助演のベルナルドの方がめちゃカッコいい。ダンスシーンの演技力は圧巻で、数あるミュージカル映画の中でも特筆に値します。 【けんおう】さん [レーザーディスク(字幕)] 7点(2014-05-02 18:30:30) |
31.陽気なお話を想像していたら、意外にも重いお話でした。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 00:02:03) |
【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-06 13:52:25) |
29.《ネタバレ》 これはミュージカルファンでない私でも、素晴らしいと思えるものである。リタ・モレノは最高。ミュージカルは劇の舞台や俳優の身体をはるかに超え出る表象なのである。ということは、表象はこの場合なんらかのスタティックな代理・代行ではない、つまりシニフィエなきシニフィアンである。 【ひと3】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-03-25 14:59:19) |
28.《ネタバレ》 ミュージカル映画を見まくった1960年代、もちろんこの映画も見ました。ただし、大学の時リバイバルで。私のまわり特に女性陣には、この映画の評判がよく、私は「ウェスト・サイズ・フトーリー見に行った?」と茶化しまくった覚えがある。その手前、私は後で一人でこっそり見に行った。 この映画がミュージカル版の「ロミオとジュリエット」だと知ったのは、オリビア・ハッセーの映画を見てからで、その頃はシェークスピアも何も知らなかった。 さてこの映画、ダンスシーンに定評があるようだが、なじめなかった私には、登場する人物の誰が誰だかわからないありさまだった。 評価が平均点以上になったのは、「ロミオとジュリエット」を見た後でもう一度見直してからである。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-21 08:52:17) |
27.《ネタバレ》 数年ぶり2度目観賞。新作公開に向けての復習。「ロミオとジュリエット」をパロった伝説の青春ケンカミュージカル。禁断の恋愛と若者同士のドロドロした抗争を歌と踊りで皮肉たっぷりに表現。憎しみが争いと悲劇を生みそれがまたさらなる憎悪を生む、終わりない復讐の連鎖。悲劇の結末。肩組んで脚振り上げて、ダンスパフォーマンスに見応えあり。良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-31 01:25:05) |
26.ダンスは格好よすぎでも、男尊女卑が眼につきすぎる展開が。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-20 14:51:58) |
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25.《ネタバレ》 先ずは一瞬にして観る者を日常生活から切り離してしまうオープニングのダンス・ファイトが鮮烈。そして何と言っても決闘前、主要キャストがそれぞれの思いを抱えて歌い継ぐ“TONIGHT QUINTET”の高揚と感動は凄い。BGMとしての音楽だけだったら、こうはならない。実際に歌い(吹き替えであろうと関係なく)連なり、重なり合うからこそ、ここまで胸が高鳴るのだと思う。この“TONIGHT”は本当に鳥肌もの。反対に鑑賞中、気になるのは(人を殺した後や、兄を殺された後で、そこで歌うのはいくら何でもおかしいやろ?)と冷めてしまうやたらめったらの歌唱シーン。この映画はミュージカルにする必要あるの・・・?とついつい、いらぬ疑問まで持ってしまう。だけど知る由のないブロードウェイはもちろん、舞台のことは置いといて、製作者は「決闘前の“TONIGHT”で観客をしびれさせるんだ!その為には他のどんな場面でも、とにかく歌わせてしまえ、その方が自然だ」と思ったに違いない。(すみません・・空想・妄想です)観る者を興奮させ、瞳孔が全開になる場面を作ることにだけに没頭し、その場面を生かす為には無駄な場面さえも盛り込んでいく、そんな力技のようなエネルギーが充満した映画だ。 【よし坊】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-06-12 18:14:35) |
24.《ネタバレ》 何かともかく分からないけど凄い映画だと思いました。画面の中から製作に関わった人のエネルギーというか、勢いというかがあふれ出してくるようで圧倒されました。これは良く知られているように、「ロミオとジュリエット」の現代バージョンですが、ある意味、アメリカのミュージカル関係者、映画関係者のヨーロッパや旧文明に対する勝利宣言のような気がしました。俺たちアメリカの芸術はこんなに凄いんだぞと。その勝利宣言をするにあたって、ヨーロッパ及び古い文化の最高の芸術作品であるシェークスピアの舞台劇を、アメリカ発祥のミュージカル映画という新しい芸術形態に仕立て直して、原作を超える芸術作品を作り出してしまったという感じです。でもこの頃の映画関係者、って本当にエネルギーがあったんですね、圧倒されます。 |
23.冒頭の数分のシーンが素晴らしい。作り込まれていて芸術性が高い。このシーンだけでもこの映画の価値はあった。楽曲も名曲揃い。ただストーリーは後半失速気味。現代リメイクとはいえ、ロミオとジュリエットの呪縛からは離れられないか。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-09 16:44:34) |
22.音楽もダンスも素晴らしく、ストーリー展開もしっかりしているので申し分ないミュージカルですが、内容が悲劇なので繰り返し観たいとは思わない映画です。やはりミュージカルはハッピーエンドのほうが好みです。初めて映画館で見たときはけっこう疲れました。DVDを購入してからは好きなミュージカル・シーンだけを飛ばし見してます。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-23 18:24:51) |
21.まだ映画に対してまったく知識のない頃、オープニングを見て”何でみんなしゃべらないの?無口で踊ってるよ、こいつらあぶないよ”なんてことを思った記憶があります。 ミュージカル映画というものを知ってからはもちろん見方がかわりましたよ! レナード・バーンスタインの音楽はすばらしいです、本当に! 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-03 10:22:11) |
20.バースタインは嫌いな私だが、これだけは好きなのだ。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-10-25 11:03:56) |
【J.ギリガン】さん 7点(2004-09-12 22:18:53) |
18.前半は歌も踊りも、明るく楽しげなのが多かったのが、後半はストーリーの流れから当然暗くなっていった。実は2日間の話なわけだが、そんなに急激に人を好きになって兄を殺したのも許せるものなのだろうか、というところまで考えさせないミュージカルの勢いがあった。これで後味がよければ・・・。 【HK】さん 7点(2004-06-28 11:38:39) |
17.中学生のころ音楽の授業で観たことがあったけどそのころ授業で結構映画(サウンド・オブ・ミュージック・アマデウス等)をみさせてもらった覚えがありました。あのときの音楽の先生に感謝したいですね。 【tetsu78】さん 7点(2004-06-11 00:48:30) |
16.こういう映画ははっきり言って苦手なんですけどこれは違いました。退屈せずに観れた ばかりかとても面白かったです。何だか自分も踊り出してしまいそうな感じにさえしてくれました。 【ジェダイの騎士】さん 7点(2004-06-08 16:19:52) |