1.《ネタバレ》 キャバレー「青いオウム」の支配人が亡くなるところから話は始まる。その支配人を父親代わりにキャバレーで育った男を軸に、彼の周りにいるみんな家族のようで、家族でない?複雑な背景がある人間関係が交錯する、「青いオウム」をめぐる人々を描いた群像劇。主要登場人物の相関図がやや複雑なのですが、この複雑な関係がポイントでもあります。支配人の死をきっかけにバラバラに暮らしていた家族が集いそれぞれに家族や人生を見つめなおす、といった作品。皆が亡くなった支配人を愛しているという共通項が効いていて、かなり複雑な事情のある家族の人間ドラマで遺産相続なんかも絡む話ですが、いい意味でのユルさやユーモアが心地よく楽しめました。豪華女優陣が魅力的ないかにもフランス映画らしい作品でした。