3.《ネタバレ》 地球と同じ環境をもつ惑星タニスを発見し、地球では資源がなくなりつつあるために、タニスへの移住計画を実行、希望者6万人の地球人をコールドスリープ状態にして巨大宇宙船エリジウムは、地球から123年の距離にあるタニスへ向かった。とゆう壮大な設定の映画ですが、内容は、巨大な宇宙船内で、映画「ゴーストオブマーズ」のヒャッハー集団のような狂暴な正体不明の食人鬼集団に遭遇した少数の乗組員の恐怖を描いたSFサバイバルアクション。なぜ、そんな怪物達が宇宙船内にいるのか、今は宇宙のどのへんにいるのか、宇宙船内の状況はどーなっているのか、そーいった疑問が映画の展開とともに明かされていき、なかなか、面白かったです。宇宙船はかなり巨大なために、船内でのパニックとゆうより、まるで地下都市のような舞台で繰り広げられる探索冒険もののような側面もあり、途中で出会った乗組員達がけっこう戦闘的にたよりになっちゃったり、冒険仲間が増えていく展開などはゲーム的でもあります。でも科学者があんな女性ファイターみたいになっちゃうってどーなの?美人でかっちょいいからえーけども。怪物どもがすべて妄想って解釈もありますが、僕的には、怪物たちは実在していると捉えました。でなきゃ王になった男のしでかした所業の説明が無駄になり悪玉としてのイメージが弱くなるし、全員が同じものを見るってゆーのも辻褄が合わないし。ただ、最後に主人公が見たものだけは確実に妄想ですね。あそこは主人公だけに見えていたし、消えちゃったので。きっと、王の説得でパンドラムが発症しかけたんでしょう。最後のオチはやられました。