1.《ネタバレ》 この作品は泣かせメインで出来ているが、人間の裏切りや悔しさ、サスペンス展開もありバランス良く出来ていたと思う。未春は憎いけど、悪役としてちょうど良い。七海に悪さする気持ちも少し分かる。おかげでイライラハラハラドキドキも味わえた。
惜しいと思ったところは、二人の出会いが雑なところ。酔っ払って噴水に落ちそうになった七海を、偶然その場所にいたキムが救って、見つめ合ってアハハ・・・って、運命を感じない。
ゴーストになった七海が猫を描くシーンや、最期のお別れのシーンは感動したけど、もうちょっと泣かせる演出が欲しかった。
主題歌の平井堅「アイシテル」は切なくて、この映画に本当に合っていると思う。