ラスト・ターゲット(2010)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ラスト・ターゲット(2010)

[ラストターゲット]
The American
2010年上映時間:105分
平均点:5.40 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-07-02)
アクションサスペンス犯罪ものハードボイルド小説の映画化
新規登録(2011-05-09)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2015-04-29)【8bit】さん
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監督アントン・コービン
キャストジョージ・クルーニー(男優)ジャック / エドワード
ヴィオランテ・プラシド(女優)クララ
テクラ・ルーテン(女優)マチルダ
フィリッポ・ティーミ(男優)ファビオ
脚本ローワン・ジョフィ
音楽ヘルベルト・グリューネマイヤー
製作グラント・ヘスロヴ
ジョージ・クルーニー
配給角川映画
美術マーク・ディグビー(プロダクション・デザイン)
衣装スティラット・アン・ラーラーブ
編集アンドリュー・ヒューム
あらすじ
裏世界に生きるジャック(ジョージ・クルーニー)は、何者かから襲撃を受ける。組織の指示でイタリアの田舎町に身を隠しつつ、潜伏中の仕事として狙撃ライフル制作を請け負うが…。
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2.とても寡黙なので観る者が細部を想像力で補わなければならないストーリーは親切ではないのですが、話の流れを追うより画の余韻を味わうべき作品です。元カメラマンという肩書も納得の監督の美的センスが1シーン1シーンに反映され、女優の裸体の美しさや机の前にただ座っているだけのG・クルーニーのショットすら西洋絵画のようです。
小高い丘に石造りの建物が並ぶイタリアはカステル・デル・モンテのロケーション力は抜群ですし、銃を改造あるいは組み立てる時の手さばきは熟練の技術の粋とも言え、もう「画のチカラ」で引っ張ってくれます。
ただキャスティング。ジョージ・クルーニーは評価しづらいです。どこまでもヨーロピアンな香りの本作に、いつも歯痛をかかえていそうな単なる仏頂面のクルーニー。もともと表情に奥行きの無い表層タイプの彼はあからさまに「アメリカ人」なのですが、考えてみれば原題はThe Americanですし、ここはクルーニーで正解なのかな。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-09-29 22:57:58)
1.全編通して、台詞の大幅な排除によって達成された寡黙の美質。
異邦人の孤立を際立たせる山岳地帯の望遠ショットの見事さ。
少々単調気味のクロースアップも、呆気ないまでに短い撃ち合いも、「娼婦と流れ者」のモチーフも、中盤に登場するセルジオ・レオーネ『ウエスタン』の引用が納得させる。

中世の趣を残す村の急峻なロケーションが絶景であり、山の斜面が作り出す地形的特色は狙撃のドラマにも巧く活かされている。
そして雨に濡れた夜の石畳が街灯の光を鈍く反射させる画は、紛れも無くハリウッド・ノワールの証だ。

暗い屋内で、サイレンサーを「職人の手」捌きで作り上げていくストイックな身振り。
銃器受け渡しスポットとなる食堂の疎らな客。抑制された静のムードが緊張感を呼び込んでいる。

草むらの中でジョージ・クルーニーとテクラ・ルーテンが距離を置いて交互にライフルの試射を行うシーンに『ジャッカルの日』の誤差修正シーンの緊張感が甦る。

娼婦を演じるヴィオランテ・ブラシドが醸す純朴と妖艶の入り混じったムードも出色だ。
ユーカラさん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-22 21:43:17)
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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 5.40点
013.33%
100.00%
213.33%
3413.33%
4516.67%
5516.67%
6516.67%
726.67%
8516.67%
913.33%
1013.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.75点 Review4人
2 ストーリー評価 3.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 4.40点 Review5人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 3.00点 Review3人
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