1.《ネタバレ》 金融危機前夜の24時間を描いた作品。
ウォール街映画だと、最近では「ウォールストリート」がありましたが、
正直、こちらのほうがよほど見る価値ありますよ。
地味ですが、あの金融危機の裏でどういう風に当事者が動いたのか、
それを想像するきっかけになります。演じてる人たちも、いかにも金融マンっぽい風貌で
リアリティがある。ものすごく高給だけど、すごくストレスフルな環境ですな。
このままいくと自分たちが破綻するけれど、その前に顔見知りに全部売ってしまえという作戦で
切り抜けようとする。会社のトップのおっさんが、「人類は、こういうことを定期的に起こしてるんだ」
みたいに達観して優雅にフレンチを食ってるのが印象深かった。