10.《ネタバレ》 シャーリーズセロンのすさんだ演技がすごい。こういう女性は実は結構沢山いると思うし、独りよがりな考えと暴走ぶりがあまりに痛々しく観ていて辛くなってきます。シャーリーズの美しさが救いのように感じられました。でもそれで終わりではなく、最後は前に進もうと決意するところがよかったです。強く生きていくであろうメイビスには今一時的に病んでいただけでたいしたことではないのかもしれません。将来「あーそういえばあんな時期もあったわね」くらいの出来事なのかも。 |
9.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンがすぐそばにいるような気がした。嫌なところ、痛々しいところも含めて共感できる。まさに等身大のヒロイン。わたしにはベスが一番嫌な女にみえた。赤ちゃんの命名パーティーにバツイチ独身の旦那の元カノを、かわいそうだからと理由をつけて招待するなんて偽善者以外のなにものでもない。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-21 08:56:23) |
8.いたたたた!痛い!印象的なのが2シーン。①地元の町並みを、鼻に皺を寄せんばかりに忌々しく見回すところと②実家にまだ結婚式の写真が飾られていたところ、バツ1なのにーー。そういうのもまた彼女を刺激してしまうのよね。ゴーストライターの、「ライター」ではなく「作家」と呼ばれたいのよね、よく切り取られた大人になりきれないプライドが高い女の一編だと思いました。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-22 09:48:15) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンがとてもきれい。 とても痛い話なのに、軽く見せる感じがうまいと思う。 突き放した話の進め方がクール。 主人公がまったく成長しないのも良い。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-23 22:37:14) |
6.監督が、「JUNO」 「マイレージ、マイライフ」 の監督だったので、期待して観ることに.. う~ん、らしい、と言えば、らしい作品だが..「JUNO」 ほどのインパクトも、共感部分も、無い..なんせ、観てる方も、イタくなるような、“イタイ女” のお話..凡作とは言わないが、強引なストーリー展開が気になる..そして、リアルさに欠ける..勘違い女はたくさんいても、主人公のような女、そうはいないだろう... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-17 19:49:57) |
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5.《ネタバレ》 ラスト30分くらいのところから一気にどどっときましたね。 しかし、前半部分でシャリ嬢がなにげに手にしていたヌーブラが、まさか、後にあんなところで再び目にすることになろうとは、目玉飛び出しましたね ビックリでした。それよりなにより、あそこでガバっと脱いだ瞬間乳首がないんで頭の中がはてなでいっぱいになってしまった なにげにエロいショットになっていましたね。 その他、彼女がベッドで男の腕からもぞもぞとすり抜けるシーンが今回二度ありましたが、 あのシーン なんかイイすね 個人的に深く深く記憶に残ってゆくことかと思います。 そんなこともあってか、投稿点数については ちょっと甘めです。 【3737】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-23 19:51:36) |
4.《ネタバレ》 ジェイソン・ライトマン作品に共通するのが、一般的な道徳や既成概念からちょこっとずれた立ち位置の人間が主人公で、そのずれを否定しないし、明確な結論を出さないという事。 本作の主人公メイビスは美人だし、若い頃なんかもう、みんなの羨望の的。ちやほやされると、やっぱ天狗になるわけで、「こんな田舎は私には狭すぎる」って 出て行った典型的なタイプ。しかし、いい歳なって結婚もせず、仕事にもいきずまったりすると、どんどん焦ってくる。そうなると、結婚して子供までできた元カレとよりを戻せるだなんて本気で信じてノコノコ田舎に里帰りしちゃうわけだ。痛い!! あれだけやりたい放題やって、反省もせずに「田舎なんて大っ嫌い!!てめえら狭い世界で一生幸せごっこしてろ!」ってな感じで次のステップへいっちゃうのね。唯一の理解者のデブっちょも、都合良く振り回しといてフォローなしだし、あまりにも自分本位! だけど、人間てそういうもんよね。他人を思いやる前に、自己肯定することが大事よね。 というメッセージってことでよろしいですか? 【すべから】さん [試写会(字幕)] 7点(2012-07-17 23:58:52) |
3.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンってほんとにキレイな女優さんなのだが、本作では性格の歪みがその顔に滲み出ている。彼女の演技力の賜物か、メイキャップのなせる業か、とにかく「この人は相当病んでるな…」と一目で分かる彼女の顔。しかし彼女は暴走を止めない。妻子ある元カレをゲットしようと毎日エステに通い、ブティックを巡る。しかし、冒頭で繰り返し聴いていた彼との思い出の曲が、いつの間にか彼とその妻のラブソングになってしまっている切なさ。彼女は孤独のあまり、バカな片思いに走ってしまったのか。彼女を見ていると、『キング・オブ・コメディ』のロバート・デ・ニーロを思い出す。思い込みが激しすぎて周りが全く見えていない。しかし、この映画の凄いところは、最終的に彼女を〈悪者〉として裁くことを断固として拒否している点だ。自分を殺してまで周りに合わせる必要なんてない。そこには常に孤独が付きまとうが、もっとハードボイルドにタフであれ!という力強いメッセージを感じる。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-07-14 19:50:50) |
2.この監督はこういうの作らせたらほんとうまいな。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-30 14:47:52) |
1.《ネタバレ》 この手のキャラクターや設定って、今や普通にリアリティがあるから、単純にそれを描くだけなら映画としての面白みにならないと思う。『ブルー・バレンタイン』もそうだったけど、同じようなことは僕らのまわりにありふれていて、その状況に対する作品としての批評が弱ければオチの付きようがない。本作も物語としての驚きや発見がなく、コメディなのに設定を相対化できずに笑えない。結局のところ、メイビスというキャラクター(大人になりきれない大人)をどうしたいのか僕にはよく分からなかった。そこが大事なんじゃないかと思うのだけど。。。(そもそも彼女を勝ち/負けで括れるようなキャラだとは全く思わないし) キャラクターや設定がリアルなわりに単純すぎるのだ。特にメイビスを強調する為にまわりの人間を平板にしすぎている。実際は、ママさんグループにもメイビス的な要素はあるだろうし、もちろんその逆もしかり。普通、メイビスのような美人に言い寄られたら、最後までいくかどうかは別にして、男はあんなにあっさりと断らないよ。元カレなら特に。人間って、もっと、多面的で、自己中心的故に、いろいろと躊躇ったり、悩んだりして行動するはず。子供っぽい主人公と対比する為に周囲の同世代の人間を大人にしすぎだと思う。大人にも大人なりの茶目っ気があるでしょう。 この映画、作品自体がキャラ解説に走りすぎでいて、あまりに子供っぽい。そこがすごくヤング・アダルト。邦題『ヤング≒アダルト』というのも一面的すぎる。そもそもヤング・アダルトって成人期前期のことで、それを「大人になりきれない大人」という意味に拡大しているのだと思うけど、そういう意味で、僕の中でヤング・アダルト的なイメージと言えば、『男はつらいよ』の寅さんなので、単なるキャラクター映画を超えた奥深さを期待しちゃうのだ。 【onomichi】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-05-16 00:27:47) |