1.《ネタバレ》 とてもいい映画でした。
実話だというのがまたいいですね。
こういってはなんですが、アメリカという国の
懐の深さみたいなものを感じます。
尾を失って死にかけのイルカが、
人々に希望を与える存在になるまでには、
数多くの「寛容な心」が関係している。
主役の少年は、最初に立ち入り禁止の施設に
侵入するけど、「は~いここは部外者禁止ね~」
みたいに門前払いされてたら
このストーリーは成立してないわけです。
お母さんだって、「馬鹿なことしてないで補習しなさい!」
みたいに息子が熱心にヘンテコな
施設に出入りしてることに理解を持たなかったら
やっぱり成立しなかったし、義足制作者のおっさんも
「そんなのやったことないから出来ないよ~」なんて
話に乗らなかったらやっぱり成立しなかった。
11歳の子供が寄付を集めることに対して
施設の人の理解がなかったらお金は集められなかったし、
報道もしてくれなかったでしょう。
そして最終的にあの大富豪の理解も得られなかった。
全ては、寛容な心の繋がりが
この奇跡を生み出してるんだってのがわかる。
逆に言うと、こういう感動的な奇跡というのは、
理解や共感の気持ちがなければ生まれないんだって、
そういう教訓を教えてくれてると思う。