11.《ネタバレ》 医学生の日常が実にリアルに、そして時に面白おかしく描かれており、楽しめた。 音楽と効果音は、いかにもこの年代の日本映画という感じで、とてつもなくダサい! 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-12-18 13:44:16) |
10.《ネタバレ》 最後まで観ると、味わい深いですね。 全体的に録音がひどくて、会話が聞き取りづらくて、困りました。 まぁ命を軽んじる人は、医者には向いてないということですね。 看護婦と不倫する医者なんてドラマをよく見ますが、ありえないということでしょう。 最後、伊藤蘭演じる女性の自殺は、大森監督の周囲にそういう女性がいたんでしょうね。 この話の筋からは、ちょっと理解できなかったです。 真の医者の想いみたいのを描いてたら、またちょっと違ったのでは、と思います。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2019-09-24 01:48:02) |
9.《ネタバレ》 すっかり下手な職人監督に成り下がってしまった大森一樹の代表作といえば、本作でしょう。まだアマチュア映画作家らしい青臭い雰囲気を持ちながらも、ベテラン俳優にも手堅く演技させることができた演出手腕はなかなかなものでした。とくに女優初挑戦の伊藤蘭があれだけ達者な演技ができるとは意外でしたね。寮の中でラジオから「微笑み返し」が流れてきたり蘭ちゃんが吸ってるタバコも「蘭」だったりと、いろいろ遊びもあります。それにしても時代を感じられるのは出演者が喫煙するシーンの多さで、病院内で医者がスパスパふかしてるのは、なんか不思議な感じすらします。 見直してみてとくに感じることは、医学生たちに不思議と感情移入できるようなキャラがいないところです。図書館や喫茶店のようなパブリックな場で患者の個人情報に関するようなことをペチャクチャおしゃべりするところなんて、はっきり言って不快です。主人公の荻野愛作くんにしたって中途半端な凡人に過ぎず、産婦人科の研修中に彼女を妊娠させるだらしなさと、みんなにばれるのが怖くて大学病院じゃなくてインチキ堕胎医に彼女を連れて行く卑怯な一面、いかにもガリ勉秀才の成れの果てという感じですね。でもこれは作劇としては悪いことではなくて、それだけリアルな人間像だということなんです。 劇中で左翼がかった精神科医の活動がちょこっと出てきますが、そこではたと思い返すことがありました。確かこの当時は、あのゴダールの名作は「きち〇いピエロ」と呼ばれていたはずなんです。このあたりから、私の大嫌いな「言葉狩り・言い換え」が始まっていたみたいです。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-08-12 22:56:33) |
8.《ネタバレ》 医者不足が取り沙汰される現在。意外に感じたのは 当時、このままだと医者は増え続けて余る世の中になっていくぞと予測されていたのですね でも予測は外れてますよね そんな時代背景から落ちこぼれてゆくまいと焦る医学生。 そんな医学生たちの等身大っぽい悩みに興味をひかれました。頑張れ医者の卵:医学生。 ただ、仲間内の紅一点、伊藤欄ちゃんの進路については なるほど彼女らしくてよかったなあと思え賛成できてたのですが、最後 なんであんなテロップ出すかなあ 悲しくなってしまったですやん 後味悪いなあ。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-01 21:56:58) |
7.《ネタバレ》 中盤くらいまでは、ストーリーに入りこめず、登場人物の誰にも感情移入できませんでした。正直、古い邦画は演技に違和感を感じることが多いので、この映画もその類かなと。 ですが、中盤すぎたあたりからシリアス感や緊迫感がでてきて、急に面白くなりました。最初の衝撃は森田産婦人科事件です。そして白衣黒塗り事件。まさか本当に精神病棟に入れられるとは思いませんでした。きわめつけは伊藤蘭さん演じる木村みどりが自殺したと最後にさらっと流れる瞬間。この3点がなければ、正直映画としてそんなに見るべきところはなかったかなと思います。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-21 00:53:54) |
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6.《ネタバレ》 医学の世界、その中で生きる若者の苦悩、青春映画的な中に何か若者らしい苦しさと悲しさとがあまりにも痛過ぎて見ていてとても息苦しく感じる映画ではあるが、しかし、だからこそこの映画は評価される。実際にこの映画が公開された年のキネマ旬報ベストテンでも3位に入っている。時代を映す鏡的な映画って気がするし、今ほどまだ医学の力が発達されてないあの時代だからこそ伝わるものもある。伊藤蘭演じるみどりが何故、最後、自殺までしなくてはならかったのか?ということを考えると、私には解る気がしなくもない。手術の場所に立ち入ることが医者にとっての宿命とすると、彼女は見たくもない患者の最後を見なくてはならなかったり、そう考えると、これ以上、患者の死を見たくはないという気持ちが強くなる。そうすることで苦しみが山のようになってしまい、自殺することでそれを逃れる。もう患者の死に立ち入らなくて済む。伊藤蘭のみどりの悲しさ、医者という立場においての苦しみ、そういうものが強く感じられて、とてもやりきれない思いです。やりきれないと言えば主演の古尾谷雅人もです。この映画のあと、劇中の伊藤蘭と同じ道を実際に選んでしまった役者というよりも一人の人間としての苦しみを誰か救うことが出来なかったのだろうか?色んな意味で辛い映画です。最後に大森一樹監督という人のその後を見ると何だか森田芳光監督を思わずにはいられなくなるのは何故だろう? あっ!そうそう、因みに私もキャンディーズの中では伊藤蘭が一番好きでした。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-22 22:17:25) |
5.《ネタバレ》 昔、松田優作と古尾谷雅人の区別がつかなかった時期がありました。(←全然違うやん!とファンの方に怒られそうですが)この映画がテレビ放映された辺りから認識出来るようになったなあって不意に思い出しました。自分もイニシャルKさんと同じく、ラスト蘭ちゃんが自殺したってテロップがホント何気ない感じで流れたのがショックでした。淡々とした展開で盛り上がりもないけど気持ち良い佳作。大森一樹監督作では「恋する女たち」が意外に好きっす! 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-10-15 17:48:38) |
4.監督自身が医大生だったことを知ると、すごくリアリティーのある 群像劇に見える。寮での雰囲気や学生の台詞1つ1つが活きている。 悩める医大生たちを単純に美化するわけでもなく、答えなどなく悩めるままの姿を 描いてるのがいい。また、20年以上経った今だから言えることだけど、今は有名な役者たちも当時は若く新鮮な姿が、医大生の役とかぶってて面白い。 【michell】さん 7点(2004-09-22 20:13:42) |
3.この時代を反映した、すごく真直ぐな青春映画。医学部とそこで医者を志している者達のお話ですが、今でも第一線で活躍している俳優さんが数多く出ているので、設定を頭の中で俳優学校に置き換えながら観ていました。で、古尾谷雅人にしても阿藤海にしても、主演陣皆が地でやっているかのごとくで、実生活でもこんな性格しているんだろうなぁ、と想像してしまいました。そういう意味で、彼らにとっても青春映画なのだと思います。こんなに悩んでる医学生達も、斉藤Dr.のように研修医時代に医局の壁にぶつかり、財前助教授のように出世をすると権力に囚われていくのかと思うと、なんだか切なくなりますね。 【なおてぃー】さん 7点(2004-02-14 22:09:20) |
2.《ネタバレ》 優等生のランちゃんが自殺してしまったのはショックだった。そして現実に古尾谷さんが・・再びショック! 【キリコ】さん 7点(2003-05-21 21:43:35) |
1.この映画を見ていろんな意味で「あこがれ」をもちました。みんなの葛藤や生活がとても印象に残っています。「フラットライナーズ」っていう映画がありましたけど,最初この「ヒポクラテスたち」のような映画だろうと思って見てしまいました。全然違うんだけど,かすかに共通しているところもあるんでは。。 【蝉丸】さん 7点(2003-04-28 20:03:27) |