6.《ネタバレ》 想像してたのと違ってこれ完全にブラックなコメディでした。
主人公一家が明らかにみんな極悪人でして、普通だったらこれ個人的にダメな連中のはずなんですが、この映画に関してはコメディとして割り切ったキャラ付けをされているので全然気になりませんでした。
たとえば、奥さんがせっかく告解したのに、お前は極悪人だ!と後で神父が文句をいうその姿がむしろ悪人に思えてしまうのは、もちろん彼が神父としての本分をはたしてないって事もありますが、しかしやはり製作サイドに乗せられちゃってるんでしょうね。
ちょっと気に入らない事があるからといちいちスーパーを爆破してるような奥さんは、普通に考えればそりゃ極悪人に決まってますもん。
映画上映会で「違う映画が届いた」のとき「グッドフェローズ」を思いつかなかった自分が情けない。
そりゃ本人出てますもんねwいい映画ですよねw
残念なのはクライマックスのマフィア戦、あそこがちょっと整理されてないというかもうちょっと盛り上がるようにできたと思うんです。
一言でいえば雑だし、バラバラに集まる家族をもっと有機的に銃撃戦に絡められたはずなんですよね。
そこはちょっと残念です。
近所の人がサクサクっと撃ち殺されるブラックジョークは面白いんですけどね。
まぁでも豪華キャストのブラックユーモア映画として面白い一本でした。