17.《ネタバレ》 前作とは見違えるほどの内容の良さ。キャプテンは常に正義の味方、しかも声高ではなく静かな正義。これぞヒーロー。悪役ウィンター・ソルジャーの問答無用の強さと冷酷さも、敵として合格。裏ボスロバート・レッドフォードも、キャスティングとして上手く重しになっています。そしてこういう作品では脇役も重要なのですが、その辺の端役的存在からするりと出てくるファルコンも格好良さ十分。よってこの作品は、ヒーローものとしての骨格がきちんと存在するので、CGだの何だのも装飾として楽しめるのです。●再見して、一つ一つのシーンがいかに丁寧に撮られているかが改めて分かりました。例えば、ファルコンの初登場シーン。キャップとナターシャが敵を突き落とした直後の一瞬の隙を突いて、それまで「気のいい同僚」というだけだったサムが、翼を広げてバーン!と登場する。この視覚的インパクト。そして、敵を屋上に放り出して自らも着地、見得を切るサムのアップ。「よっ!待ってました!」と声がかかりそうです。あるいは、ウィンター・ソルジャーにしても、前半は「何か怖くて強い奴がいそう」というくらいの存在だったのが、橋のシーンで一気に全開。車の屋根に爪を突き立て、振り落とされれば今度は道路に爪を立てて反撃する。「(略)」と声がかかりそうです。脇役や悪役にしてこの丁重な扱い。ルッソ兄弟はこの後、「シビル・ウォー」を経て、「インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」というシリーズ最重要作を任されますが、制作側のこの正確な人選判断にも唸らされます。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-11-08 00:33:20) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 映画は、そこそこ面白い。でも、一番の衝撃は、レッドフォードの皺くちゃの顔。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-27 20:25:01) |
15.《ネタバレ》 相変わらず地味なヒーローではあるけれども、作品自体は超ド派手です。旧友との再会は嬉しい展開です。それにしてもこのシリーズ、アメコミヒーローものにしては人が死に過ぎではないですか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-10 07:25:17) |
14.ウィンターソルジャー=帰還兵。前作ラストで現代に蘇ったキャプテン・アメリカの活躍を描く、シリーズ第二弾。あの『アベンジャーズ』の戦いから2年。スティーヴ・ロジャース(=キャプテン・アメリカ)は、慣れない現代生活に苦労しつつも、諜報機関「S.H.I.E.L.D」で世界の平和維持活動に従事していた。あの戦いでともに戦ったナターシャ・ロマノフ(=ブラック・ウィドウ)も同僚として共に活動している。そんな中、S.H.I.E.L.D長官ニック・フューリーが襲われ、匿ったキャップも同僚のはずの攻撃部隊によって襲われる。実はS.H.I.E.L.D高官であるピアース一派が指揮権を奪い、密かに世界を支配する計画を進行していたのだ。「インサイト計画」による恐怖支配。それは、空中空母ヘリキャリアとスパイ衛星を利用し、「平和維持」の名のもとに現在・未来に脅威となるテロリストを殲滅するというものだった。何とか難を逃れたキャップは、ブラック・ウィドウや新たに仲間となったファルコンと共に、暗号を解読して手に入れた資料を基に秘密基地を探し当てる。だが、そこで彼らを待っていたのは、予想だにしない人物だった...。世界平和を維持すべく組織されたはずのS.H.I.E.L.D。だがその内部は、かの「ヒュドラ」によって食い荒らされていた。この点は、テレビシリーズ『エージェント・シールド』ともリンクする内容となっている。そしてキャップと互角の戦闘力を持つ「ウィンター・ソルジャー」との熾烈な戦い。シリーズ屈指のアクションとして見事な内容になっていると思う。実はキャップとウィンターソルジャーは、コインの表裏のような関係であることが判明する。根源的な「正義とは何か」という問いを提起している内容は、単なるアクションものとして終わらせない深みを作品に与えている。"ファルコン"や"エージェント13"など、キャップに近しい魅力的な新キャラも登場し、シリーズ続編への期待も高まる。ハナマル! 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-05-01 23:54:05) (良:1票) |
13.こういったエンターテイメント性が強い映画は、観ていて気持ちいい。アクションも映像技術も素晴らしいと思う。ストーリーや細かいところは不明な点も多いけど、単体でも楽しめる作品。 続編に繋がる予告も面白い。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-23 11:57:45) |
12.《ネタバレ》 とうとうハリウッドもこのレベルの殺陣をものにしたか、と感動してしまった映画でした。まるでジェイソン・ボーン並の激しい隣接アクションの連発。その激しく美しい動きに感嘆のため息が漏れます。敵はやや薄味ですが、それでも強さを実感出来る場面も多く、苦戦するキャップにエールを送りたくなるもの。ストーリーさえもう少し頑張ってもらえれば、と残念な気持ちもあります。次作に期待出来る映画です。 【kirie】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-14 17:00:20) |
11.《ネタバレ》 アヴェンジャーズを観る為の予習で鑑賞。1作目よりイイですね。同じく予習的なスタンスで観た○イティ・ソーの2作目より格段に面白かったです。主人公を始めとした登場人物の個性の立ち方の違いかな…。ヨハンソンが出てるだけで私は楽しく見られるのですけど。 現代的には「堅物」の範疇に入るロジャースですが、どこまでも真っ直ぐな人物像が気持ち良い。おそらく昭和ヒトケタ(ほとんど死語)。自分がやるべき事に迷いを見せないロジャーズが困惑するのは友人の件だけで、このあたりのコントラストが作品を締めていました。 70億を守るために2000万を殺す。350人に1人、0.3%の割合です。テロリストへの対応には攻勢のスタンスが取れません。仮に2000万人以上が被害に遭うようなテロが画策されるのなら本作の方法論はアリかなと思ったのです。でも、そんなことを書いたレビューをアップした途端、0.3%側にまわされる確率がグッと高まるのでしょうね。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-15 10:45:56) |
10.《ネタバレ》 エンドクレジットに二回のオマケの意味がわからず、色々調べると双子の超能力者は原作ではXメンシリーズのクイックシルバーとスカーレットウィッチであり、マグニートの娘だって。しかしXメンとアベンジャーズ系は制作会社が違うので、大人の事情により映画版では別人扱いだって。ヒーローの世界観ますますごちゃまぜだなー。なんだか日本の仮面ライダーシリーズ映画版みたい。この二人はアベンジャーズ2に登場。そして光っていた杖はもちろんロキの杖だって。まー、んなことよりも、この映画の内容、敵キャラの名前である、ウィンターソルジャーというワードや役者ロバートレッドフォードの登用、ワシントンの舞台で撮される場所には相当現実の政治的な要素をいれてきているみたいだ。さらに、ヘリキャリアーは、今、アメリカが紛争の解決に使っている軍事用ドローンにどこか似ている。この軍事用ドローンは無人で人を殺す兵器で、現在、多くの民間人も巻き添えにして問題化してるらしい。そのドローンに積まれているミサイルの名前が「ヘルファイア」。「ヘリキャリアー」と名前もどっか似てるのは気のせいか。そんな現実のアメリカが抱える闇の部分を何気に物語の中に織り交ぜ、最後にブラックウィドウに、我々は世界を危機にしたがそれでも世界を守るの我々だけであり逃げも隠れもしないと断言させている。現実のアメリカの事を言っているとしか考えられない。おー、ポリティカルゥー。んなこと気にせず観ても、それなりに面白いけどね。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-09 19:37:13) (良:1票) |
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9.《ネタバレ》 知人に勧められて観ました。テンポがよくて面白かったですねー、盾を亀の甲羅みたいにしてるのが斬新。某マンガをちょっと思い出したりして。なかなか良かったのでお勧めできるとオモイマスハイ 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-09 06:30:33) |
8.《ネタバレ》 最初の人工知能搭載車のカーアクションから途中の肉弾戦、そして銃撃戦に至るまで、実にスピーディーで見応えのあるアクションに仕上がっていたと思います。見事な肉体美も相変わらずでしたね。巨大空中母艦が、ラピュタに出てくるゴリアテを彷彿とさせてましたね(笑)。久々のレッドフォード、しかも悪役ということで、彼の演技も楽しみに鑑賞しました。内容的にも、安全の為の監視が逆に良からぬことに、という現代ものらしい設定。秀逸な娯楽作に仕上がってました。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-10-31 23:49:28) |
7.《ネタバレ》 これは最近の大作系の映画のなかでは、ひさびさにアクションに見応えがある良作。ノーラン以来、アメコミ大作でアクション系ではない監督を起用することが多くなっている分、アクションそのものの魅力で語られるものが少ないなか、この映画は、ジェイソン・ボーン的な迫力ある肉弾戦と壮快なスカイアクションの両方を楽しめる。スカーレット・ヨハンソンやサミュエル・L・ジャクソンらのサブキャラも魅力的で脇役まで丁寧に描いているのもいい。ただ、ストーリーは、「自由を制約するのではなく、自由を差し出させる」というあたりの狙いはいいけど、監視社会の倫理的問題そのものは、『ダークナイト』でも描かれているわけであまり新味はない。悪役の荒唐無稽さ(+キャプテン・アメリカの衣装のダサさ)と、リアルな物語展開のバランスの悪さも少し気になる。いずれにしても、最近のアメコミ系のなかでは魅力的なアクションのスピード感は一件の価値あり。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2014-08-31 10:56:27) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 ただの予告編に過ぎなかった前作をはるかに超えて、単品としても非常に見ごたえのある内容になってたのが良かった。とはいえ、アベンジャーズを見てるのが前提の映画だが。 特に最近アメコミ映画が派手さはあるがなんか特に面白いものでもないよなぁってのが続いた感じがしてたので、そのもやもや感を吹き飛ばしてくれたで気に入った。 冒頭の船でのアクションが何より楽しかったかな。 ただ気になったのは、冒頭の船での場面でキャプテンと戦った敵のリーダー。こいつ、キャプテンにぶんなぐられたのにすぐ復活して手りゅう弾を投げて逃げたが、こいつが今後強敵として立ちはだかるのかと思いきや特に何もなく。 いくらただの人間にドーピングしただけのキャプテンアメリカとはいえ、アベンジャーズの一人でもあるやつに殴られてもすぐ復活できるのは、これも何らかのドーピング等で強くなった、人体実験されたやつとかそういう流れになるのかと思いきやなんも無し。 ちょっとこのキャラが気になってしょうがない。 しかしヒドラはしつこいねー。博士の人格のAIは中々いい雰囲気を出せててよかった。ヒドラ編は今後キャプアメシリーズで展開するのかな?アベンジャーズ関連は敵が多いので、各敵との展開を覚えておくのが大変そうやねぇ 。 追記:冒頭で戦ってたキャプテン、GSPだったのね。見てるときまったくGSPと気づかずにいたわ。格オタ失格ですな・・・ 【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-05-14 10:55:43) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 愛国心と盾一つで立ち向かう姿はカッコいいです。ボコボコ殴って絞め技かまして戦う姿勢はほかのヒーロー達と違ってなんかいい。ここからアベンジャーズにどう繋がっていくのかが只々楽しみで仕方ない。 【ぷるとっぷ】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-05-11 01:27:22) |
4.《ネタバレ》 ストーリーは言われてるほど面白いとは思わなかったし、全体としては前作の方が好きだが、本作はとにかくアクションが最高!すべてのアクションシーンに気合が入っていて熱くなれるので、アクション映画としては最高。 序盤の潜入アクションからかっこいいもの。前蹴りが良い。肉弾戦が多く、盾を駆使ししたバトルがかっこいい。狭いところでムサイ男たちを一掃して飛び降りるスーパーマッチョ、キャプテンアメリカかっこいい! 敵が戦闘機だろうと一歩も引かないスーパーマッチョ、キャプテンアメリカかっこいい! スーパーマッチョとは言え、生身にも近い体なのに、彼は決して恐れない。盾が自動で返ってこないのに恐れない。薄顔なのに恐れない。怖いのは、何を考えてるかわからない女の子だけ!(昔の少年漫画か) そして新たなヒーロー登場!コイツがめっちゃかっこよく、キャプテンアメリカを援護する。 いやー、やっぱ空飛ぶヒーローは華やかですなー。(禁句) 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-05-03 18:48:11) (笑:1票) |
3.ストーリーも面白かったですが、アクションが特に面白かったです。肉弾戦が多いので、アクションが地味になりがちでしたが、本作ではそこのところが前作より改善されていました。それにしても、またレギュラーが増えたような気がするのですが、名前を覚えきれません。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-05-02 23:06:51) |
2.《ネタバレ》 「いい加減アメコミ映画見るのやめちゃえよ!」ってくらいに毎回見に行っちゃ文句タレてばかりなのですが(いや、昔から娯楽大作好きで公開されるものは必ず押さえるって感じなんですが、最近のハリウッド映画の娯楽大作がアメコミものばっかりなモンで)、今回のコレは結構楽しめました。 アベンジャーズメンバーの中でもかなり地味~な存在のキャプテンですが、今回はそれが逆にプラスに転じている感じ。 超人的なパワーがあってそれに見合う敵を設定しなくちゃならないためにどんどん荒唐無稽なあり得ないファンタジーワールドに突入してっちゃうって感じのアメコミものですが、彼はその地味な能力ゆえ、話も敵もそんなには荒唐無稽にならず、カーチェイスや肉弾戦、銃撃戦が主体のアクションを繰り広げてゆく、孤軍奮闘でなくチームプレイとなる事で人間中心のドラマになる、って感じで。 また、キャプテンは正義ってモンに対して一本筋が通ってますからヘンな迷いとかないですからね。そこからぐなぐなと苦悩したりとかってヘンな脇道に入っていかないの。 それになんと言ってもスカヨハのブラック・ウィドウの出番いっぱいですしね。 クライマックスではSHIELD内の大規模な戦いになってゆくのですが、正しい事をしようとする側の人々の描写が結局は殆どおざなりになっちゃうのが残念。もっとみんなが頑張りました、って描写が欲しかったですし、あのデカいヘリにどれだけの人が乗っていたのかもスルーされちゃって。3つとも落ちて大惨事状態になっていた筈ですが。 つーか、仲間いるのに砲撃したとかしてない? ちゃんと降りてた? 前作や『アベンジャーズ』を見ていないと話にならないっていう点では大いに難がありますし、ラストの二度に渡る「まだまだ続きがありますよ」って毎度のパターンにはいい加減ウンザリさせられますが(冒頭に「エンディング後も映像があるので最後まで見てね」ってテロップ出るけど大半が一度目を見て帰っちゃいますな)、主人公の性格を反映してまっすぐな物語でまっすぐな娯楽映画だったのは良かったと思います。 にしてもレッドフォード老けましたねぇ・・・ 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-04-24 21:36:48) (良:1票) |
1.IMAX3Dにて鑑賞。ファルコンの飛翔シーン等で3D効果は発揮されていたものの、そもそもアトラクション映画として作られていないためか、全体としては3Dで見る必然性のある場面に乏しく、3D料金分は損したかなという印象を受けました。。。 他方、内容の方は骨太アクションとして堂々たる仕上がりで、なかなか見応えがありました。弱いだの、ダサいだの、役立たずだのと、今まで散々な言われようだったキャップですが、本作では彼が強すぎないことを活かした舞台と物語が用意されており、そこではキャップが十分にかっこよく、かつ、男らしく見えています。ジェイソン・ボーンのようなキレっキレの肉体アクションの合間に、彼のシンボルである盾を実にクレバーに使うことで、これはキャプテンアメリカの映画であるという印象も残す。リアリティとファンタジーの間で見事なバランスをとってみせた監督達の采配には脱帽なのでした。物語の方も、ヒドラだのヘリキャリアだのと漫画的な要素を散りばめつつも、全体としては70年代のポリティカルサスペンス風にまとめられており、おかしな組み合わせをとりつつも、総体としてはまったく破綻が生じていないという点では驚かされました。さらには、平和のための予防措置として政府が国民生活を脅かすことの是非をも問うており、今日の社会問題までが作品に織り込まれています。本作は、クリストファー・ノーラン作品をも射程に捉えかねないほどよくできたヒーロー映画だと思います。。。 不満だったのは、タイトルロールであるウィンターソルジャーの印象がイマイチだったこと。キャラ造形は決して悪くはないものの、作品全体の志の高さと比較すると、彼の存在は小さすぎたかなという感じでした。強力なヴィランを生み出せていないことが本作を含む一連のマーブル作品の欠点であり、来年公開の『アベンジャーズ2』に向けて、この課題をどう改善していくのかに注目なのです。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-04-20 02:21:58) (良:1票) |