ザ・ドア 交差する世界のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ザ・ドア 交差する世界

[ザドアコウサスルセカイ]
THE DOOR
(DIE TUR)
2009年上映時間:101分
平均点:6.92 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-02-01)
サスペンスSF
新規登録(2014-04-16)【8bit】さん
タイトル情報更新(2014-10-10)【ESPERANZA】さん
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キャストマッツ・ミケルセン(男優)ダヴィッド・アンデルナッハ
トーマス・ティーメ(男優)シギー
配給クロックワークス
あらすじ
著名な画家のダヴィッドは、束の間の浮気の間に愛娘を事故で失ってしまう。そのことによって夫婦関係は破綻し、画家としてもすっかりと落ちぶれてしまうダヴィッド。そして5年後。悲嘆し疲弊しきった彼は自死の道を選ぶが、友人に一命を救われた後、美しい蝶に導かれて謎めいた洞窟に迷い込む。洞窟の出口にはドアがあり、その先には彼の運命を変える不思議な世界があった。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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6.《ネタバレ》 タイムスリップ物かと思ってたら、ちょっと違ってて怖かった。
過去に戻ったらどうなるかを考えたときにこれはリアリティのある展開なのかも知れない。
一応、事故ということになってるけど、過去の世界で生きていくなら、もう1人の自分は避けて通れない大問題ではある。
でも、絶望しかない未来の世界には戻りたくないし、どっちにしても同じような道を辿るような気がする。
先達のおっさんや他の人たちがそうしたのも理解できる。
これがハッピーエンドなのかどうかはよくわからないけど、斬新な結末でした。
それぞれの世界の2人がどうやって生きていくのか興味深い。
もとやさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-02-04 13:17:55)
5.《ネタバレ》 なんとなくストーリーが面白そうだなと観始めましたが期待を裏切らない内容でした。面白かったです。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-11-12 08:42:28)
4.《ネタバレ》  過去改変ものかと思いきや、全くのパラレルワールド。
 そうとは気付かず、ダヴィッドが誤って5年前の自分を殺しちゃったとき、『消える!消える!』と焦っちゃいました。・・・でも消えない。
 いったい何が起きているのだろう、そしてこれから何が起きようとしているのだろう、と、興味津々で見ていたらまさかのすり替わり。いや、自分が自分と入れ替わるっていうのはすり替わりですらないのか?このパターンは意外とないですね。
 まあ、人を殺しておいて、ハッピーエンドなんて願うべくもなく。いったいどのような結末になるのか。
 ・・・ははーん、なるほどですねぇ。思っていたほどのバッドエンドではなかったですね。
 5年前の娘や奥さんを助けたからって、5年前の自分やマックスを殺しちゃったことがチャラになるわけありません。なかなか切ないラストを用意してあります。ですがこれが正解でしょう。
 スザンヌ夫婦が5年前の自分を殺しちゃうあたりからはホラー色強め。なかなかスリリングな展開です。
 浮気相手だって5年後からやってきて平然と声をかけてきます。でもそれはつまり5年前の自分を殺してすり替わっているわけで・・・。怖い怖い。
 中盤くらいまでは、殺人がばれそうになる緊張感。後半から終盤にかけては、この世界からの脱出劇。1つの映画で異なる緊張感を楽しめる一風変わったサスペンス。
 壮大なスケールで描くのではなく、プライベートな空間に留めたのは良かったと思います。
 苦手なタイプの荒唐無稽近未来SFなんかではなく、大変わかりやすいシンプルなSFスリラー。面白かったです。
たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2020-06-13 02:53:40)(良:2票)
3.《ネタバレ》 5年後の世界に脱出した親子は多分、例の彼と新たな家庭を築く事になるのでしょう。娘は彼を「3人目の父親」として受け入れるのでしょう。しかし彼は、いるはずのない娘をどう受け入れるのか。こちらの世界では信じようとしなかったですからね。一方、こちらの世界に残された「過去の二人」は、本来の目的であった娘の存在無きまま新しい家庭を築いていけるのでしょうか。色々と考えさせられるラストではありますが、そういう映画の方が余韻があって楽しいですね。ヒューマンドラマ的に纏まってはいますが、ラスト直前までは本当に怖くて、ホラーにカテゴリしてもいいくらい。怖い映画好きなんで、それもまた良かったです。
にしきのさん [地上波(吹替)] 7点(2017-09-01 01:58:41)
2.《ネタバレ》 ちょうちょが出てきて過去へ通じるトンネルへ…とくると、バタフライ効果的な過去改変ものかな…と思わせるわけですが、実は全然そうじゃないというのがこの映画のキモ。

何度も映画化されているフイニィの「盗まれた町」やウルトラセブン47話「あなたはだぁれ」のような「いつの間にか周囲の人がよく似た別の人に入れ替わっている」という「ジワジワくる侵略物」なのです。
侵略者が未来の地球人という意味では「宇宙戦士バルディオス」あたりと同じだと言えなくもありません。
で、それだけであれば先に書いたタイトル以外にもすでに多数の作品があるわけで今更めずらしいテーマでもないのですが、この映画が変わっているのは、それを侵略者側から描いている事。
といっても侵略者側にそんな意識はあんまりないわけですけどね。

そしてこれタイムトリップもののように見えますが、構造的には「5年時間のずれたパラレルワールドがトンネルでつながっている」ようなものだと思います。
時間のずれたパラレルワールドがつながる…というと最近の「僕は明日昨日の君とデートする」なんかと近い構造ですね。
実際、邦題も「交差する世界」ですし。

で、この映画の中では5年進んだ別の世界から来た人達が、自分の過去をやり直すべく5年前の自分を殺して入れ替わっていくわけなんですが…ちょっとツッコミどころが多すぎる気がします。
そもそも日本人的な感覚で、いくらなんでも5年前の自分をさくっと殺して入れかわるなんて選択そうそうしないように思います。
しかしこの街の人は違う。ほとんどの人がバリバリ過去の自分を殺して入れ替わっていきます。ドイツ人のメンタリティってそうなの?怖いんだけど!

もう一つ、5年と言えばかなりの時間。
35歳の自分が30歳の自分と入れ替わるわけです。
5年ですよ?
とても親しい人に対してごまかせるとは思えません。
5年はそうそうごまかしのきく年齢差じゃないよ、と思うんですが…しかし、この映画ではほとんどバレずにバリバリ入れ替わっていくわけで、え、ドイツ人は年齢差とかわからないものなの?

根本的な疑問として、あのトンネル、車で壊れるくらい物理的なものみたいだけど、どういう構造でつながってんのよ?とかね。

まあ設定だけ見ればいろいろ突っ込み放題のこの映画ですが、結局のところSFなどではなくただのファンタジーなわけです。
設定はあくまでもドラマを構成するための材料にすぎず、先にタイトルを書いた「僕は(略)デートする」などと同様「話を面白くするために都合よく構築された設定」にすぎないわけです。
ですから、この映画を観るときそこに気をとられたら負けなのです。そこは話を作るためのご都合主義で作られた設定にすぎないわけですから。

この映画の見どころは、人間のいろいろな感情、こういう状況に追い込まれたときの人の心の動き、そのとき自分はどうするのか…という人の心に焦点をあてたヒューマンドラマにあります。
そういう観点で映画を観ると、そこはシリアスによく描かれている映画だと思います。シリアスすぎて遊びが少なく観ていて少々疲れるのが難ですが。
そして、それを象徴するのがラストシーンの「自分の判断が正しいかどうか全然わかんなくて座り込んだあとそっと手を触る微妙な関係の元夫婦」というエンディングだと思います。

結局、人間が生きるという事は毎日何か選択を続けていくという事なのです。
そして何を選んでもそれが正解かどうかは誰にもわからないわけで、5年前に都合よく戻っても結局何が正解かは人間である以上やっぱりわからないのです。
そのむなしさを象徴するのが先の意味深なラストシーンなわけですね。

地味ですが真面目に作られていてよくできた映画だと思います。
あばれて万歳さん [地上波(吹替)] 7点(2017-08-05 17:21:18)(良:1票)
1.《ネタバレ》 まず、ちょっと勘違いしていたのだけど、あのドアはタイムマシンではなくてパラレルワールド的な、隣の世界への扉だったのですね。だから5年前の自分を殺しても、現在の自分には影響が無いのね。いつ消滅するのかと思っちゃった。それでは話が展開しないわけですが。
”そっくり”だけど”自分のじゃない”擬似家族の気持ち悪さがうまく醸し出されていると思いました。娘は気付いて懐かないし。ああそうなるのか、と変に納得しながら観ていたら、あの扉は他の人にも開かれていてすでに「先輩」がいるという驚きの展開であります。どうしても視野が主人公エリアになってますからこちらも。
生きるため自分を殺すって、どういう心理になるのかな。自殺とも違うし。そこらへんが描かれてなかったのが残念。
摩訶不思議なストーリーをこしらえたものですが、ラストの納まり方は奇跡的にベストな形になりました。子を失った夫婦二人が元の鞘に納まってつくねん、と庭に佇む。別世界で生きる娘の姿を心に抱いて。違うのは流れる時間のみ。
喪失に出会っても、乗り越えるより他に術はないのです。取り戻せないものへの、心の対処を不思議な筆致で描いた作品でありました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-01-17 00:08:02)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 6.92点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6433.33%
7650.00%
818.33%
918.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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