12.人格の壊れ方がきれい過ぎですが、今までの自分がどんどん失われていく恐怖は痛いほど伝わってきます。これに貧困や家族間の不和でも加わればもう目を背けたくなるような修羅場なんでしょうが・・・生々しい描写は抑え気味ですが介護の深刻さは推して知るべしです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-06 00:06:26) |
11.アルツハイマーの進行の過程がよく分かった。もし、自分がアルツハイマーになったらどうなんだろうか。家族の誰かがアルツハイマーになったら、自分のことが認識されなくなってしまったら、やっぱりつらいとおもう。記憶を失うということはどんなに大変なことかよくわかる。そして、この病気にどう付き合えばいいのか考えさせられる。ジュリアン・ムーアの演技がすばらしい。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-30 23:45:44) |
10.ジュリアン・ムーア適役ですね。ラストの娘とのやり取りが泣けます。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-23 13:39:33) |
9.50歳を過ぎてから人や作品の名前が出てこない、仕事中に「今、何をしようと思いついたのか?」が数分後に思い浮かぶ事があり「若年性のアルツやわぁ」と笑いを取ってるのですが、本作は笑い事ではなく、築いたものが少しずつ失われてゆく恐怖のリアルさに身につまされるものがありました。家族のありかたも含めて奇をてらわない誇張のない演出とジュリアン・ムーアの表現力が見事。監督の思いを代弁したかのようなスピーチが胸に沁みます。 |
8.症状が良かった時の録画と、悪化している時のギャップが凄い(ジュリアン・ムーアの演技なのか、メイクなのかは知らないが・・・)。 認知症になる可能性は、僕にもあるので他人事ではない。もし、認知症で生きて行くぐらいなら死んだほうがましだと、今は思っている。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-08-24 01:00:29) |
7.《ネタバレ》 病気を扱う映画は観るのがしんどいし、鑑賞後もひきずるのであまり選ないようにしていますがアカデミー賞絡みという事で覚悟して観ました。案の定非常に重く観ていて辛かったのですが、ジュリアン・ムーアはじめ役者のナチュラルですが確かな演技力、アリスの講演や家族からの愛など、心に残るシーンも多く観てよかったと思いました。家族性というを初めて知ったのですが、私も女でいずれ母親になるかもしれないのでその恐ろしさにぞっとしました。そしてアリスが自分は悪くないのにアナに謝るシーンは胸が痛くなりました。また自分がそうなるかも、とか母親が明日そうなるかも、など色々考えさせられもしました。最後のリディアとの「愛について」という場面も、とても印象に残りました。陳腐な言葉ですが「明日いつ何が起きるかわからないので、今や今日を大切に生きよう」と改めて感じました。 |
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6.《ネタバレ》 2つの山場があります。 一つは、病状が悪化している時に行われた講演。 もう一つは、ラストでの娘との会話。「愛」という台詞。 脚本が上手いと思います。 病状が悪化した主人公が、パソコンに収録された、まだ病状が悪化していない動画の違いが、同じ役者さんが演じているように思えなかったのは素晴らしい証だと思います。 「あれ?」って感じで終わってしまって、ちょっと拍子抜けしました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-17 12:05:41) |
5.怖い映画。別にホラー映画ではないけど、十分怖い。 「明日の記憶」とまったく同じ内容で、 どちらも同じように面白い。 どちらがいいかは好みの問題というくらい、同じ映画。 |
4.ジュリアン・ムーアが本作でついにオスカーを手にしました。 本作を見ればそのことに全く驚かない、素晴らしい演技でした。 むしろ、まだ彼女がオスカーを手にしていなかったことの方に驚かされました。 若年性アルツハイマーとその遺伝性。 日々の暮らしの中にとてつもなく大きな変化や大事件が起こるわけではなく、 少しずつ、少しずつ症状が現れ進行していく。 その淡々とした日々の描写の中、彼女の淡々とした迫真の演技に見入ってしまいます。 そして本作は病気を受け入れていく彼女のドラマであると共に家族のドラマでもある。 アレック・ボールドウィン演じる夫と3人の子供達。家族の描き方もまた良かった。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-12 15:11:33) |
3.《ネタバレ》 正直観ているのが辛くて重い映画でしたが、多くの人に鑑賞してもらいたいので、あえての7点です。J・ムーアはまさに適役。彼女以外にこの悲壮なテーマにマッチする女優はいなかったでしょう。そしてその名演技に拍手です。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-01-08 23:23:20) |
2.《ネタバレ》 見てからしばらく経ってしまったが… 末っ子が家族の面倒を見るのが一般的なのかなーとか(作中でも、自分の周りでも 安易な悲劇にしなかったのは良いな、と。過去の自分に「殺される」エンディングだと、感動は呼べたかもしれないが 薄っぺらくなったと思うので。 女性が主人公の作品としては少し期待外れだったが、アルツハイマーを描いた作品としては満足だった。そんな作品 |
1.《ネタバレ》 ジュリアン・ムーアという人の演技が凄いのは、何かを誇張したり変形したりすることなく、その辺にいそうな一般の人というベースに立った上で、確実な造型や表現をするという点である。本作は、これまで積み重ねてきたそのキャリアを全開させた、まさに集大成のような作品。日常生活の中でふっと物忘れが通り過ぎ、それがいつしかじわじわと広がっていく。その表現の丁寧さがあるからこそ、ラストの一言も存分に生きている。●もちろんそれは、彼女の演技力を引き出した脚本や演出の細やかさあってのことで、特にそれは、中盤で出てくるスピーチに集約されている。アルツハイマーの一番怖いのは、何かを忘れたり分からなかったりすることではなくて、世間から途絶していくこと、過去も含めた自分の存在がなくなること、自分が必要とされなくなること。その確かな視点で統一されているからこそ、この作品は、単に闘病を描写しただけではなく、見る側の個々の人生観をも問う普遍的なレベルに昇華している。●アレック・ボールドウィンの作中の夫同様の好サポートぶりは、キャスティングを見たときから予想していた通りであったが、「ブルークラッシュ」で馬鹿主人公を演じて以来私の中では馬鹿扱いだったケイト・ボスワースの落ち着いた確実な演技は、予想外の驚きだった。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-06-27 21:35:58) (良:1票) |