6.《ネタバレ》 「2」をスクリーンで見て面白かったので、原点の「1」を鑑賞。
「2」で登場した骨董屋のグルーバーおじさんがすでに「1」に登場していたこと(どうやら原作ではグルーバーさんも主要キャラのひとりらしい)や、骨董屋さん界隈の雰囲気といい、オカンの古着コーデといい、ブラウン家の各部屋の内装といい、何から何まで、私の感性にビンビンきた。
とにかくパディントンという世界観すべてが、私に合っているらしい。
家を求めてさまよっているパディントンがバッキンガム宮殿の前にきて建物を見上げている場面があったが、ロンドンで一番住まわせてもらえなさそうな場所でそういうことするという、ものすごく上品なジョークも性に合う。
中でも気に入ったのが、ロンドンの掃除機2本を使ったエントツ脱出作戦のジョーク。
充電式の掃除機2本を使って、えんとつの壁に吸い付かせながらよじ登るのだが、途中で片方の掃除機の3灯の充電ランプが全て緑から赤になってしまい、ズルっとなって、その掃除機を落としてしまう。
「なにこれ、ミッションインポッシブルの高層ビルの手袋のヤツと一緒じゃんw」って思わず言ったら、小2の息子が「そうだよ、最初にミッションインポッシブルの音楽が流れたもん」って普通に言うので巻き戻したら本当に、えんとつ登りだすときにあのテーマが・・・w
ということで、「これはミッションインポッシブルのパロディなのだな」という目線で続きを見たが、トムクルーズばりに煙突から出る瞬間ジャ~~~~ンプ!!・・・するが、パディントンなので煙突の外側のフチをつかめずそのままストーンと煙突に再び落下・・・w
いちいち、上品なジョークに笑わせられた。
「2」がパディントンの滅私的で献身的な行動がハッピーエンドにつながる・・・という物語だったため、思わず泣いてしまったが、それに対して、「1」は彼の生い立ちや家族探しの物語。そもそも話なので、どちらかというと、笑いに身を任せ、パディントンとブラウン家の絆が結ばれていく過程をサラリと楽しむのがいいと思う。