1.《ネタバレ》 邦題が究極ダサいので期待はしていなかったのですが、思っていた以上に力の入った力作。
特に中盤。メルがヒルに襲われ、その後謎の病気に感染し変異を始めてからが俄然面白い。
同じタイプの映画はたくさん作られていますのであるあるなんですが、仲の良い友人同士なので安易に殺したり置き去りにしたりはできないんですね。
で、みんな『どうしよう。どうしよう。』とオロオロしている間に、どんどん状況が悪くなっていく。この焦燥感こそこのタイプの映画で味わうべきポイント。だんだん追い込まれ劣勢になっていく様子が無理なく自然に堪能できます。
ただし、登場する若者達が自己中すぎてイライラさせられるっていうのも、こーゆー映画ならでは。
無駄にわめく。無駄に争う。見苦しいうえにうるさくて辟易します。ここはマイナスです。
そして終盤。得体の知れないモンスター登場。ちょっと欲張りすぎてテイストがぶれぶれになっちゃいました。感染した人間同士の殺し合いだけのほうが傑作になった気がします。
どうやら感染源は『水』らしいのですが、噛まれて感染しないってのもちょっと物足りないですね。
まあでも見ている間は結構ハラハラできて楽しかったです。