マザー!(2017)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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マザー!(2017)

[マザー]
mother!
2017年上映時間:115分
平均点:5.40 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
ドラマホラー
新規登録(2017-09-17)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2021-08-30)【3737】さん
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監督ダーレン・アロノフスキー
キャストジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕(女優)母親
ハビエル・バルデム(男優)
エド・ハリス(男優)
ミシェル・ファイファー(女優)
ドーナル・グリーソン(男優)長男
クリステン・ウィグ(女優)使者
スティーヴン・マクハティ(男優)狂信者
沢城みゆき母親(日本語吹き替え版)
大塚明夫彼(日本語吹き替え版)
菅生隆之男(日本語吹き替え版)
高島雅羅女(日本語吹き替え版)
脚本ダーレン・アロノフスキー
音楽ヨハン・ヨハンソン
撮影マシュー・リバティーク
製作ダーレン・アロノフスキー
配給東和ピクチャーズ
美術フィリップ・メッシーナ(プロダクションデザイン)
衣装ダニー・グリッカー(衣装デザイン)
編集アンドリュー・ワイスブラム
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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5.《ネタバレ》 不条理な世界を「赦し」「与える」ためにマザー(ジェニファー)を痛めつける作品【7点】

私はジェニファーのつるんとしたおでこが大好き。それだけで+5点は大げさか...

まず作品冒頭の燃えさかる炎の中で涙を流す女性と作中の妻(ジェニファー)と最後に再生された女性は全部
別人です。この点は最低でも押さえておきたい。
この作品は一般的には「旧約聖書」「創世記」の暗喩であると評されており作品内容もそれに準じてはいるもの
の、作品としてはそういう事に全く無知な私でも理解できますし難解でも無いと思いました。

冒頭の燃えさかる炎のあとにクリスタルのような物をセットするとボロボロの家が綺麗に再生されベッドの上で
妻が目覚めるわけです。その時妻は左手でベッドの横を探します。でおもむろに「ベイビー?」とつぶやきます。
このまま作品が進み夫に出会うと「ベイビー」が夫の意味だと分かりますが、たぶんこの時妻は「ベイビー」が
子どもなのか夫なのか妻自身も分かってなかったと思います。たぶんそこは前世の記憶の欠片のような物があった
のでは?と勝手に想像してます。その後家の中を確かめるように見て回るのですが、それが初めて目にするような
表情をしてましたし、ドアを開けて外の景色を眺める顔も見慣れた景色を見るような顔ではありませんでした、
そして夫(ハビエル・バルデム)とのファーストコンタクト時の驚き方はかなり唐突でそこで初めて彼女のマザー
としてのスイッチが入ったと思いました。

あくまでも描かれているのは神(夫)の勝手な振る舞いの提供者に落とし込まれるマザー(妻)の受難の物語です。
とか書きますと大げさですが終始パロディなんです。茶化しまくってるんです。
奇才ダーレン・アロノフスキーの本心は知りませんが終始「ケッ!」ってつばを吐き捨てるような表情を一見優しい
筈の夫がしているのです。人の家でsexを始める夫婦、何度注意されても洗面台に乗って揺らして壊すカップル、部屋
に入るなと注意されても直ぐに入るカップル、家の物をどんどん壊して持ち去ろうとする卑しい人々、赤子の血肉を貪
り食い散らかすおぞましい人々を赦し、受難を事もなげに妻に強要する夫には「ケッ!」といった視線が無ければ私の
ような凡人には描けないと思いました。他にも「便所に流される心臓のようなもの」とか「床の割れ目と血」とか
「特殊部隊による銃撃戦」とかパロディでなきゃなんなの?って普通は思います。アメリカで観客が不快な思いした
理由は全てこれでしょう。

夫(神)は終始身勝手な赦しを施し続け妻(マザー)は赤子を産み落とし、その赤子は強欲で暴力的な罪深き人類に
貪られ怒りの頂点に達した妻(マザー)と共に家(地上)は業火に包まれ滅び、そして焼けた妻から取り出した新しい
クリスタルによって家(地上)が再生を繰り返す。夫は常に同じなのにマザーは毎回違うというジェンダーバイアス的
風刺まで含めてパロディになってると思いました。だって夫は妻が焼け死んでもクリスタルさえ取り出せばバナナマン
日村のような顔して満面の笑みで喜んでるんですから。

悪評も多いですが個人的には良作だと思いました。ジェニファーのおでこポイント高めです。
hibari_21stさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-05-30 10:55:37)
4.《ネタバレ》 阪神負けたので気分直しに見始めたのがこれで。もうなんでもいいやという気分。
で、さて、これから何が始まるのだろうか どんなオバケが出てくるのだろうか(どうせタイトルからして、アザースとかミラーズみたいなもんだろと勝手な想像)
そして、見始めてから10分した辺りで一時停止して、本作についてはまるで無知な状態だったので、軽くあらすじ見とくかと ここで初めて作品あらすじを目にしたわけで(ふむ、なるほどな お家にいっぱい人が来るわけね そこから始まるミステリー劇場なわけですね。で、あらすじから想像する限りでは、ははん、なるほど、これは亭主が一役買ってそうですね。ならば、亭主はどうせアホな死に方するんでしょ。最終的にはどうせスカポンタンなお話なんだろなってな程度に軽く受け流してからの)視聴再開・・ 

そして、30分、1時間、2時間後… うぎゃ 重い・・2時間前に阪神負けた時のストレスなど何処へ行ったやら、その百倍のストレス抱えちまったですよ。なんか寝れん。もう今夜は寝れん。(休み前でよかった)ご鑑賞にはくれぐれもご注意を!
ご感想はこれ、今とても無理です。十年後にしてもらってもよいですか アザーズとかミラーズとは全く御事情違うので。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-28 14:33:57)
3.聖書とかに詳しくない私には何がなんだかサッパリわからなかった。もうサッパリ妖精ですわ。
なので、深い裏の意味とか無視して、率直に感じた事をレビューしたいと思う。

これは家にまつわる映画であり、夫婦にまつわる映画である。

結婚した当初は互いに愛し合っていると思っていても、所詮は他人。ちょっとした事で行き違いが生じたり、相手を理解できなくなってしまう。

この映画では妻の視点で進められる為、妻に感情移入していく事になるが、夫がとにかく理解できない。なんでそんなことをするの?と思ってしまう。そして、それが段々とエスカレートしていく恐怖を描いている。

ホラーとしては実にオーソドックスな展開で観客を引き付けるが、実は観客の想像する恐怖の範疇を超えるとどうなるのか?という実験を行っているのではあるまいか?
この映画は恐怖がある一線を超えると笑いに変わるという事を示したのではあるまいか?
だって、後半のあの展開はクレイジー過ぎて笑うしかない。なんちゅう展開だよ!笑

結論としては、結局一番怖いのは夫婦の価値観の違いだ。と、この映画は言ってるんじゃないかなぁ?(適当)
まあ、映画は色んな見方ができるものだし、どれが正解と言う事もないでしょう。
ヴレアさん [DVD(字幕)] 7点(2018-10-16 17:31:50)
2.《ネタバレ》 ダーレン・アロノフスキー監督、ジェニファー・ローレンス、ハビエル・バルデム、エド・ハリス、ミシェル・ファイファー。
このメンツで、なんで日本未公開なんだろう?と思ったのですが、実際に鑑賞してみて納得しました(笑)。
確かにこれは難しいだろうなぁ、、、、、興行的にも内容的にも。
最初から最後まで、家の中で繰り広げられるワンシチュエーション映画なんですが、
映像的にものすごく凝って作られているというのがわかります。カットや構成、全部緻密に考えている。
鑑賞はじめは、変な人を連れて来てこれから揉め事が始まるのかなぁと思ってたら、どんどんと「理不尽」がエスカレートしていくんです。
博愛な夫なんだなぁというところから、いやいやいやおかしいでしょってな感じになって来て、次々とツッコミ入れなあかんようになる。
この時点で、僕は頭がおかしくなりそうになりました。なんか耐えられないというか、襲いかかってくる理不尽の波に溺れて窒息しそうになるんです。
映画を見ていて、こんな気分になったのは初めてでした。前半は本当に苦痛で仕方なかった。
後半になって、さらにどんどんと斜め上の展開になっていくのですが、この辺からようやく監督の言いたいことがうっすらと解ってくる。
この夫婦は神と地球のメタファーなのかなと。その上で、人間の身勝手さ都合の良さで破壊される地球さん、という環境保護を訴える内容なのかなと思ったのですが、
そうだとしてもメタファーはメタファーだし、ねぇ〜ホント人間はひどいですねぇ〜と賛同する気にもなれないんですよね。
まぁ不愉快さで言ったらマックスですので0点でもいいのですけど、それだけ力を持った作品であることも否めないのです。
なので、ものすごく嫌いだけど高得点をつけざるを得ないという、僕にとってはかなり特異な一本でありました。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-09-03 21:32:11)
1.《ネタバレ》 ネタバレ厳禁映画であり、難解映画であり、問題作でもある本作。鑑賞後にお読みいただければ嬉しいです・・・

・・・日本公開が中止されたとの情報、およびジェニファー・ローレンスのポスター(肖像画verはともかく、心臓差し出しverは強烈!)で、期待を膨らませて本作を鑑賞いたしました。率直に言いまして、スゲエなあと。不穏なサスペンス調から、ラストは怒涛のカオス展開。まるでドリュー・ゴダード監督の某作品(『○ャ○ン』)が思い起こされます。さて、本作は明らかなメタ映画。正解はすでに先輩レビュワー様が提示しておられますので、私は私なりの別解釈を試みてみましょう・・・森の一軒家に住む歳の差夫婦。夫の方は物書き(小説家?詩人?)のよう。夫人は出版社の女社長?から「インスピレーションさん」と呼ばれておりましたね。ということは、赤ちゃん=物書きとインスピレーションさんの間に生まれたもの=『作品』と見て取れます。さらに言うなら、インスピレーションさんの心臓=クリスタルのような光る宝物=作品=栄光(世間の評価)とも言えそうです。芸術家の創作した作品は、世に出た瞬間に、自分のものであって、自分のものではなくなります。小説でも、絵画でも、映像作品でも、何でも。それが芸術作品の宿命。優れた作品は、社会の共有物となります。人々に熱狂的に愛されることもあれば(まるでカルト教団のように)、激しい批判にも晒されることもあります(それはまるで戦争)。その様子をメタファーとして表現した映画だと感じました。私の解釈は間違っていたようですが、受け取り手の解釈次第で“生まれ変わる”のも芸術作品の楽しみ方のひとつと考えます。サスペンスとしての雰囲気は抜群ですし、理不尽に我が家が占拠されていく様は、得も言われぬ恐怖を感じました。終盤の展開があまりに無茶苦茶なので、困惑すること頻りですが、良くも悪くも振り切れている作品は嫌いじゃありません。
目隠シストさん [DVD(吹替)] 7点(2018-08-15 19:22:47)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 5.40点
015.00%
115.00%
2210.00%
315.00%
4315.00%
500.00%
6315.00%
7525.00%
8210.00%
915.00%
1015.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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【ゴールデンラズベリー賞 情報】

2017年 38回
最低監督賞ダーレン・アロノフスキー候補(ノミネート) 
最低主演女優賞ジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕候補(ノミネート) 
最低助演男優賞ハビエル・バルデム候補(ノミネート) 

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