ROMA/ローマのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ROMA/ローマ

[ローマ]
Roma
2018年メキシコ上映時間:135分
平均点:7.00 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-12-14)
ドラマモノクロ映画配信もの
新規登録(2018-12-27)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2021-04-02)【Olias】さん
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監督アルフォンソ・キュアロン
キャストヤリッツァ・アパリシオ(女優)
脚本アルフォンソ・キュアロン
撮影アルフォンソ・キュアロン
製作アルフォンソ・キュアロン
製作総指揮ジェフ・スコール
配給ネットフリックス
美術エウヘニオ・カバイェーロ(プロダクションデザイン)
編集アルフォンソ・キュアロン
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3.《ネタバレ》 政情不安に揺れる1970年代のメキシコを舞台に、とある裕福な家族に雇われた家政婦の苦難に満ちた人生を描いたヒューマン・ドラマ。監督は前作『ゼロ・グラビティ』でアカデミー賞の栄誉に輝くアルフォンソ・キュアロン。全編白黒で描かれた映像は、いかにもこの監督らしく芸術性に富んだ素晴らしいものでした。長回しを多用したその構図は緻密に考えられており、そこに映る役者陣も皆いい仕事をしています。特に子供たちの生き生きとした、とても演技とは思えないナチュラルな表情には目を見張るものがあります。お話の方も、男に振り回される貧しい家政婦の目を通して、歴史の巨大なうねりの中で犠牲にならざるを得なかった名もなき人々の想いを掬い取ることに成功しています。最後、海岸の巨大な波にさらわれ溺れそうになった子供たちを救い出そうと我が身を省みずに飛び込む主人公の姿は、なかなか象徴的です。男社会の身勝手な論理に押し潰されそうになりながらも、それでも目の前の子供たちを必死になって救おうとする彼女に思わず心揺さぶられてしまいました。この監督の過去の作品を髣髴とさせるような映像が何度か差し挟まれるのも遊び心があって、この淡々と進む物語にいいアクセントを与えています。ただ、犬の糞を何度も大写しにしたり、素っ裸の男が性器を振り回しながら暴れまわったりする映像があるのには若干辟易してしまいました。特に後者は果たして本当に必要であったのかどうか?そこらへんに不満はありますが、僕はおおむね満足。女性が子供を産み育てることによって歴史は作られてきたという普遍的な事実を改めて考えさせられる、なかなか完成度の高い秀作でありました。
かたゆきさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-04-30 22:01:12)
2.近くのイオンシネマで上映されていたので鑑賞。
テーマは重いが、特別なものではなくどこにでもある普遍的な家族の光景である。
劇場で観るとほんと生活音や環境音がリアルで、凄い没入感だった。

それにしても、この映画がR15指定なのってモロ出し武術披露のシーン1点のみによってだよね~。このシーンはそんなに必要なものなのかしら?と首を傾げてしまったのだった。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-25 21:10:15)
1.ネットでしか観られないと聞いた作品が劇場で上映。
さっそく観に行きとても正解でした。

モノクロの美しい映像、とても静かに淡々と進む。
自宅では気が散って集中できないけれど、劇場でじっくり世界観に浸ることが出来た。
それぞれの場面が絵画か良質の写真のように美しい。
思い出のようであり、さりとて生活感溢れた日常を丹念に描く。
観ているこちらは物語りに入り込んだり、意図が分かりにくくて迷ったり、主人公をぼやかすってどういう事?と考えたり。
さまざまの楽しみが出来る作品だった。
劇場で一気に鑑賞して本当に良かったと思う。

予備知識を入れずに鑑賞したため帰宅してから「ROME」の意味とか検索しました。
まあ、分かりにくいのも面白い要素なんですけど(笑)

私はとても気に入ったけれど、人には勧めにくい秀作。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-12 20:59:24)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
317.69%
400.00%
517.69%
6430.77%
7323.08%
800.00%
9215.38%
10215.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ヤリッツァ・アパリシオ候補(ノミネート) 
助演女優賞 候補(ノミネート) 
監督賞アルフォンソ・キュアロン受賞 
脚本賞アルフォンソ・キュアロン候補(ノミネート) 
撮影賞アルフォンソ・キュアロン受賞 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞エウヘニオ・カバイェーロ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2018年 76回
外国語映画賞 受賞 
監督賞アルフォンソ・キュアロン受賞 
脚本賞アルフォンソ・キュアロン候補(ノミネート) 

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