3.《ネタバレ》 これまでに何度も実写化された「アルプスの少女ハイジ」。
本作の他に、マックス・フォン・シドーがアルムおんじを演じた2005年版も見ています。
その時も同じことを思ったのですが、どうしてもアニメ版世代にとっては、
子どもの頃テレビで見ていたアニメを原作として見てしまいます。
2005年の実写版はアニメを意識しているような感じもあったのですが、
本作はその意識をあまり感じなかった。それはそれで良かったと思います。
基本的なストーリーはアニメや他の実写版とも当然ですが同じです。
山で伸び伸びと暮らしていたハイジが息詰まるような街での暮らしを経て、再び山に戻っていく。
そして山に遊びに来たクララが自分の足で立つラスト。
無骨なアルムおんじがいて、ペーターがいて、
アニメでも、他の実写版でも、やっぱり怖いロッテンマイヤーさんもいて。
アニメを見た大人は懐かしく思い出しながら見るもよし。勿論子どもと一緒に見るもよしです。
ちょうど先月、本作でアルムおんじを演じたドイツの名優ブルーノ・ガンツの訃報をニュースで見た。
本当に好きな俳優さんでした。ご冥福を心よりお祈りいたします。