ザ・ヤクザ(1974)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ザ・ヤクザ(1974)

[ザヤクザ]
The Yakuza
1974年上映時間:112分
平均点:6.15 / 10(Review 27人) (点数分布表示)
アクションドラマヤクザ・マフィア
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督シドニー・ポラック
助監督スティーヴン・B・グライムズ(第二班監督)
キャストロバート・ミッチャム(男優)ハリー・キルマー
高倉健(男優)田中健
岸恵子(女優)英子
ブライアン・キース〔1921年生〕(男優)ジョン・タナー
ハーブ・エデルマン(男優)ウィート
リチャード・ジョーダン(男優)ダスティ
ジェームズ繁田(男優)田中五郎
待田京介(男優)加藤次郎
岡田英次(男優)東野
郷鍈治(男優)スパイダー
汐路章(男優)村田実
植村謙二郎(男優)
峰蘭太郎(男優)
浦野光ハリー・キルマー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
高倉健田中健(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
福田豊土ジョン・タナー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
野島昭生ダスティ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林修東野(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
黒沢良田中五郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
江角英明加藤次郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
信沢三恵子田中花子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
細井重之村田実(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作レナード・シュレイダー(原案)
脚本ポール・シュレイダー
ロバート・タウン
音楽デイヴ・グルーシン
作詞阿久悠「ONLY THE WIND」
撮影岡崎宏三
ボビー・バーン(カメラ・オペレーター)
製作シドニー・ポラック
ワーナー・ブラザース
東映
製作総指揮俊藤浩滋
配給ワーナー・ブラザース
美術フィル・ノーマン(タイトル・デザイン)
衣装ドロシー・ジーキンズ
編集フレドリック・スタインカンプ(編集スーパーバイザー)
字幕翻訳高瀬鎮夫
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11.《ネタバレ》 アメリカ映画ですがかなりリアルな日本描写で、その点かなりよかったと思います。話としては任侠映画の王道で、こちらも固いことを言わずに見ていられましたが、アメリカ人にいろいろ説明しようとして説明しきれないあたりが、もどかしいというか現実的というか。「義理」がテーマなので、タイトルも"Giri"にした方がよかったと思うのですが、日本人ならともかく、アメリカ人にはアピールしないのかもしれません。それにしても、指を詰めるのを義理の象徴のように扱っていたのは、どうかと思います。抽象的な概念なので、ああいう風に具体的な形にしないと終わらないのでしょうか。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-04 23:06:38)
10.よくある、時代錯誤まるだし勘違い日本的映画かと思いきや、かなりまともでした。というか、ロバートミッチャムを特別ゲストに迎えた昭和残侠伝と言ってもいいくらいの、コテコテの任侠映画ですよ、この映画は。願わくば兄役は鶴田浩二にしてほしかったのですが、高倉健と岸恵子で日本人俳優に払うギャラ枠を使いきったのでしょう。アメリカ映画においても、健さんを健さんとして撮ってくれて、監督さんに感謝です。
la_spagnaさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-11 23:42:09)
9.2014年11月10日。日本映画史上最高の大巨星墜つ。
映画俳優高倉健の死に対し、喪失感は大きすぎる。ただ、彼が遺した205本の映画の殆どを、僕はまだ観られていない。
まだまだ高倉健の映画を観られることを、映画ファンとして幸福に思いたい。

高倉健のアメリカ映画出演作といえば、リドリー・スコット監督の「ブラック・レイン」の印象が強くその筆頭となりがちだが、それよりも15年も前に出演した今作のインパクトも中々のものだった。
「ザ・ヤクザ」というタイトルから、米国人が日本のヤクザ世界をモチーフに適当に作った“トンデモ映画”なんだろうと高を括っていたが、その認識は全くの間違いだったと言っていい。

確かに、日本人として少々呆気にとられる描写は多々ある。しかし、それらは製作者陣が決して適当に作っているものではなかったと思う。
日本の文化、その中でも取り分け“任侠映画”という文化に対しての多大な“憧れ”と“尊敬”の念が、全編に渡って匂い立つように強く伝わってくる。(待田京介の起用とか、分かりすぎている!)

結果的に映し出されていたものは、紛れも無い米国産の「仁侠映画」だった。

ラスト、高倉健演じる時代遅れの侠客が、仁義を貫くために“陰腹”を切ろうとする描写に驚いた。まさかアメリカ映画でそんな描写が観られるとは。
他にも“指詰め”に対する執拗な掘り下げなど、日本人でも少々引いてしまうある種マニアックな描写が続く。
それらを指して、リアリティがない等と言うことは、あまりにお門違いだ。
実際にそれが妄想であっても、ファンタジーであっても、それが欧米人が憧れ追求してくれた「仁侠映画」であれば、尊重されるべきだ。

描写が多少おかしかろうが、「仁侠映画」と「高倉健」、かつて日本中が愛した文化を、同様に愛しリスペクトしてくれているこの作品を、この国の映画ファンとして否定できるはずがない。


米国映画だろうとなんだろうと、あくまで「高倉健」のままで存在する俳優の立ち振舞に惚れ惚れする。
今でこそ、世界で活躍する日本人俳優は多いけれど、スター俳優としての存在感そのままで通用した俳優は、やはりこの人しかいない。
高倉健という俳優が、この国に存在したということを、改めて誇りに思う。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-22 01:33:36)
8.《ネタバレ》 日本のヤクザを描いたシドニー・ポラック監督によるアメリカ映画だが、製作総指揮に俊藤浩磁、撮影に岡崎宏三、撮影所は東映京都という合作仕様。外国映画の中の日本と言うと日本人が見て違和感を覚える場合が多いが、この映画はその描写がかなりまともで、ロバート・ミッチャム演じる主人公と高倉健演じる元ヤクザとのドラマも見ごたえがあって面白かった。クライマックスの殴り込みのシーンはほとんど東映のヤクザ映画そのままな感じで、ドスを片手に敵と戦う健さんを見ているとハリウッド映画じゃなくて本当に東映の任侠映画を見ている感覚になり、少し妙な感じがするのも事実だが、ハリウッド映画でもヤクザを演じて様になっている健さんはやっぱりこういう役がいちばんのハマリ役なのだろう。ほかの日本人キャストも岸恵子(外国映画とはいえこの人をヤクザ映画で見るとは思わなかったなあ。)、岡田英次と海外の映画に出演経験のある人をキャスティングしていて抜かりがない。日本を舞台にしたアメリカ映画で健さんが出演というと「ブラック・レイン」が思い出されるが、こちらのほうが日本を描いたアメリカ映画としての出来は上のように思う。でも、ロバート・ミッチャムが指を詰めるシーンはちょっと笑ってしまった。
イニシャルKさん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-28 15:54:57)
7.映画中出てくる、無名のヤクザたちは、いかにもザ・オッサンなのに対し、健さんだけはカッコよく、光ってました。健さんに日本刀は似合いますねえ。ヤクザ役限定やけど。
ケンジさん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-14 15:10:12)
6.ハリウッドが作った日本のヤクザ映画、な感じで監督が日本通なためおもくそ間違った描写ってのはないんですが妙にツッコミどころがあるのはしゃあない。だけどもそれはヤクザの世界を表現するわけで決して間違ってはない(英語ペラペラを除く)とは思うし健さんを主演に持ってきて相手がフィリップ・マーロウのコンビ渋いどころか二人とも寡黙な男で不器用だから展開にハマりすぎておなかいっぱい。ハリウッド製作でも東映が絡んでるから殺陣にもちゃんとした迫力っていうのがあるしカメラワークも素晴らしい。「ブラックレイン」のように日本の雰囲気っていうのはチャイナタウンのようなとこで撮影しても出るわけがなく日本に来て日本で撮影して初めて伝わるんですよね。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-23 11:09:54)
5.《ネタバレ》 当時のハリウッドで、もっともディープなジャパンおたくだったP・シュレーダーが書いた脚本だけあって、(これでも)今まで製作された中でもっとも違和感が少ない日本が舞台のハリウッド映画でしょう。「義理」なんて今の私たちの意識には大分希薄になってしまった概念ですが、アメリカ人の視点では「借り」と同等のものだという解釈はあまりに合理的過ぎて異論もあるでしょう。邦画の伝統ではヤクザ映画は「義理と人情」がバックボーンなのですが、外人さんは「義理」が何か日本人に特有なもののように感じるみたいですね。本当は「義理」も「人情」も普遍的なものですが、キリスト教文明は異教徒と普遍的な価値観を共有するという文化がないので、どうしても日本の文化の異質性に関心が行ってしまうのでしょうか。 R・ミッチャムと高倉健のコラボレーションは実に見事で、ミッチャムがこんなにいい役者だったとは見直しました。不器用な生き方を選んだ健さんが鮮やかな殺陣を見せ、クールな男ぶりのミッチャムがドタドタと巨体を揺すってぎこちないガンさばきをリアルに演じているのが好対照で面白かったです。 「ヤクザ」と「サムライ」をどうも混同している様なところがみられるのはちょっと考えものですが。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-03 00:54:53)
4.健さんの相手役にロバート・ミッチャムをもってきたキャスティングが絶妙。全編に亘り二人が醸し出す「不器用さ」に何とも言えない味わいを感じるのです。唯一の不満は、賭場への殴り込み。片手にショットガン、片手に拳銃のミッチャムの姿にクラクラ~ッときたのに、長ドスの健さんの活躍ばかりが目だった点です。別れ際にタラップ上でお辞儀をするミッチャムに、これはアメリカ人には解るまいと中学生の私が思った作品です。
The Grey Heronさん [地上波(吹替)] 7点(2009-11-12 00:22:54)
3.外人が描く「義理」の世界。これは「追憶」の翌年製作ですね。自分大好きの自由奔放な女性を描いた反動なのか、義理に縛られる抑制の効いた寡黙な日本男児をそれなりに上手く描いている。義理の訳語は「obligation」となっているが、やはり外人には理解しがたいのか???外人が描く日本映画としては許される範囲でなんとか踏ん張っている。討ち入りシーンも違和感無い。が、最後の双方の指詰めでぶち壊し。なんとかならなかったのか・・・。それにしても高倉健はカッコイイヨ。
東京50km圏道路地図さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-10 23:52:15)
2.《ネタバレ》 上半身裸で刀姿の高倉健、かっこいいなぁ。アクションシーン、特に終盤のは、とてもいいですよ。指詰めるガイジンは初めて見たな。
あろえりーなさん 7点(2003-07-12 00:59:25)
1.《ネタバレ》 例によってアメリカ人の妙な解釈による日本人像が描かれていますが、健さんがその点でかなり尽力されたようで、まずまず納得できる(とはいってもおかしいことはおかしいんだけれど)レベルの日本人像にはなっていると思います。印象に残っているのは、ロバート・ミッチャムが指を詰めて、健さんに「お納めください」と言って渡すシーンと、健さんが日本刀をもって殴り込むシーンでの殺陣で、背中を切られたときにうっすらと血がにじむところ。このふたつが妙に頭に残っています。東映のヤクザものとはひと味違った任侠道が見られる作品だと思います。
オオカミさん 7点(2003-02-20 11:26:15)
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 6.15点
000.00%
100.00%
213.70%
300.00%
4311.11%
5311.11%
6725.93%
71140.74%
813.70%
900.00%
1013.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 4.50点 Review2人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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