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半世界

[ハンセカイ]
2019年上映時間:119分
平均点:6.00 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-02-14)
ドラマ
新規登録(2019-03-05)【プランクトン】さん
タイトル情報更新(2021-09-29)【イニシャルK】さん
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監督阪本順治
キャスト稲垣吾郎(男優)高村紘
長谷川博己(男優)沖山瑛介
渋川清彦(男優)岩井光彦
池脇千鶴(女優)高村初乃
堀部圭亮(男優)津山
小野武彦(男優)大谷吉晴
石橋蓮司(男優)岩井為夫
脚本阪本順治
音楽安川午朗
津島玄一(音楽プロデューサー)
製作キノフィルムズ
製作総指揮木下直哉
配給キノフィルムズ
美術原田満生
編集普嶋信一
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2.《ネタバレ》 まず一点めは、紘と明の親子の関係。ガサツで無関心な父親と、それが許せない息子。思うに、人間社会ってここんとこは凄いスピードで進歩してて、社会生活に必要とされるコミュニケーション能力の水準なんかは特に急速に上がってきてる様にも思う。だから、ある面で子供の方が親よりも成長してしまってるなんてのが、結構普遍的な親子の在り方なのかも知れない。とりわけ今作みたいに、親が組織の一員として働いている訳では無い人とかだと、その面では特にそうなのかもとも思う。

率直に言って明の方が「大人」に見えるのですよね。まあこういう親子って割と多いのかもとも思うのだけど、今作ではそれが非常にリアリティが有るというか、納得がいく状況だなあと。でも紘にも事情はあって、親父の様に立派にやりたいんだけどそれもままならない、でもそれって、社会の要求に合わせて職人としての自分も進歩していかないとダメだからで、そういった所も総じて、紘は非常に頼りなく見える(それこそ中学生のバカなまま、中年に、親に、なってしまったかの様な)。

でも、ラストに明はそんな父親を肯定し、受け入れたのだと思う。子供が物心つくころには親ってもう完成しちゃってる歳だし、結局は子供の方から歩み寄るしかない。でも、父は最後に確かに、自分にも歩み寄ってくれた。ある哀しい結末を描きつつ、一方でひとつの望ましい親子の関係を描き切った映画だ、とも思うのですね。

もう一点は、瑛介の再生。厳しい言い方をすれば、彼も紘と同様(というのも何だが)、父に、夫に、そして「大人」に成り損ねた、といってもよいのかも知れない。でも最後には彼も、前向きな心を取り戻して逃げるのを止める。それは紘が彼とは違って、決して辛いことから逃げなかった、からなのではないかと思うのですね。

かなり繊細な映画だと思うが、色々と思う所が有るのを、はっきり台詞には出さないけど芝居の中に醸し出せるという腕達者を揃えているのもあり、十二分に伝わる優れた作品に仕上がっていると思う。一方で、紘だけはあんまり何も考えていない(という役な)ので、そこには稲垣吾郎を配した、というのも、実に適役だと言える。
Yuki2Invyさん [映画館(邦画)] 7点(2020-03-02 22:54:55)(良:1票)
1.石炭の作り方がよくわかる映画。製炭所で働く主人公と、その幼なじみ2人を軸に描かれる淡々としたヒューマンドラマ。
地方の町特有の閉塞感や、登場人物達が時折見せる闇がとても心に残った。
長谷川博己の演技が特に素晴らしくて、彼が怒りを爆発させるシーンの迫力が半端無かった。
ヴレアさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2019-10-03 07:32:53)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.00点
0111.11%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5111.11%
6333.33%
7222.22%
8111.11%
9111.11%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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